松風亭日乗
取り上げた落語家・作家等については基本的に敬称を省略しています。
2010年2月24日水曜日
悲劇のプリンス、四代目桂三木助
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四代目桂三木助のことを少しばかり書いてみたい。 彼の真打ち昇進、四代目襲名は1985年。私が大学を卒業した後だった。 伝説の名人、三代目桂三木助の遺子。父の義兄弟、五代目柳家小さんの庇護も受け、またたく間に売れた。 見るからに御曹司、洒落たシティーボーイであった。厳しい下積みがな...
2 件のコメント:
2010年2月14日日曜日
小林茂子『生きてみよ、ツマラナイと思うけど』
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伝説の名人、三代目桂三木助の娘にして、悲劇のプリンス四代目三木助の姉である著者が、その波瀾万丈の半生を語る。一度本を開くと、もう目が離せない。一気読みしてしまった。 私は、著者を30年前から知っている。高校の頃、夢中で読んだ、安藤鶴夫の『三木助歳時記』に、彼女が登場するのだ。その...
2010年2月12日金曜日
鮟鱇鍋ツアー③
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夕食後、私達は、I君の手製の蒟蒻をつまみに、これもI君が買ってきた四合瓶を飲んで寝た。 翌朝、I君は、地区の駅伝大会の応援に行かなければならないと言って、先に帰った。必ず昼には家に寄って、手打ちの蕎麦を食べていってくれ、と彼は強く言う。私達は、茨城のご当地ラーメンである、スタミナ...
2010年2月9日火曜日
鮟鱇鍋ツアー②
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さて、鮟鱇フルコースである。 鍋、刺身、共酢、ソテー、唐揚げ、あん肝というラインナップ。 まずはビールで乾杯。 ビールには唐揚げだな。揚げたてにレモンを搾る。これは鶏の唐揚げと言われても分かんないと思う。べろべろしたところが鳥皮みたい。 刺身は早いうちに食べたい。でも、ビールじゃ...
2010年2月8日月曜日
鮟鱇鍋ツアー①
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この前の週末、岐阜から片道6時間かけてT君がやって来た。 T君は大学の同級生、同じゼミだった。独身時代はよく二人で旅行に行ったものだが、お互い結婚して、子供が生まれてからは、おいそれとは遊べなくなった。 それが今年の正月、突然メールで、「長年冬の茨城で鮟鱇鍋が食いたいと思っていた...
2010年1月27日水曜日
田山花袋『蒲団』
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『蒲団』、田山花袋。日本の自然主義のパイオニアである。 作者の分身である中年の小説家の、若い女弟子への痴情が綿々と綴られる。 色々批判もあるだろうが、いちばん最初にやったってのが偉い。衝撃的だったろうな。そして、ああこの手があったか、と誰もが思ったに違いない。自分の心の恥部・暗部...
2010年1月24日日曜日
旨いもの
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食べ物で何が旨い、と聞かれても困る。 食べる、ということは状況も味わうという意味で、総合芸術だと思うからだ。 私は、今のところ、子どもを寝かしつけた後のウイスキーを、至福のものとしている。そりゃあ、そのウイスキーもレッドよりはタラモアデューの方が、タラモアデューよりもボウモアの方...
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