そこで昨夜は庭でバーベキューをする。
肉、野菜を焼いて、ビール、赤ワインを飲む。旨し。
今日の昼は親子でたこ焼きパーティー。
お腹いっぱい食べる。旨し。
夕方、ハートランドビールを飲む。
では恒例「夏の思い出」。
石岡市六軒をちょっと歩く。 暑かったなあ。 |
日光。 夏休み唯一の行楽でした。 |
阿見町。予科練食堂。 「桜に錨」のマークもちゃんとある。 |
美浦村の辺り。 |
稲敷市旧新利根地区で見た虹。 |
最近、テレビのニュースバラエティー番組やワイドショーは「日韓関係」でもちきりらしい(私は「あおり運転」が席巻して以降、この手の番組は見ていないが)。ついこの間、ある番組ではヘイトスピーチや韓国人出演者に対する恫喝までとび出したそうな。本屋に行けば行ったで、右派月刊誌の見出しを見ると頭がくらくらしてくる。私たちは今、1930年代のドイツのような、「世界史的な日々」を体験しているのではないだろうか。
ここで、この問題の発端となった、元徴用工問題についての、我が国の最高裁の判断を見てみよう。以下に記す。
(1)国同士は、今後お互いに何らの請求もしない。
(2)平和条約・講和条約によっても、国民個人の請求権は完全には消滅しない。
(3)戦争中の被害に関する賠償請求権について、被害者が権利を行使できない事情がある場合には、時効消滅しない。
(4)ただし、平和条約・講和条約というものは、後に民事訴訟が乱発することを避けるために締結されたものであり、個人の請求権は消滅しないものの、民事訴訟で解決することはできない。
(5)民事訴訟で解決はできないが、個人の請求権は完全には消滅していないのであり、被害者の被った苦痛を考えれば、その救済に向けて加害者は適切な対応をすべきである。
(※太字は私がつけました。)
これを引いたうえで、橋下徹氏はこのように言っている。
「だから、この日本の最高裁の判決に照らせば、『1965年の日韓請求権協定(これは平和条約・講和条約と同じ和解条約である)によって、個人の請求権は消滅したのだからいまさらグダグダ言うな!』『個人の請求権は時効消滅した!』と主張するのはアンフェアであることが分かる。」(2018年12月5日『韓国だけ非難するのはアンフェア』より)
日頃の主張としては右派に重なることの多い論客、橋下氏の発言だけに説得力がある。
この夏、我が国の政府は安全保障を理由に韓国への輸出規制を決め、韓国を「ホワイト国」から除外した。また、その背景に徴用工問題があったのを政府関係者は隠そうともしなかった。そして、韓国は「安全保障に信頼がおけなくなった」という我が国の主張を受けて軍事情報保護協定の破棄を決めた。メディアは韓国批判で沸き上がっているが、このプロセスを丁寧に追っているようには思えない。(朝日新聞「耕論」(8月31日朝刊)中の小此木政夫慶応義塾大学名誉教授の、「韓国司法の『独走』が発端」という記事の中でさえ、最高裁の見解やこのプロセスはすっ飛ばされている。)
ところで、今日、9月1日は関東大震災があった日である。その後、朝鮮人虐殺という悲惨な事件が起きたのはよく知られている。この、第一次資料が数多く残っている出来事でさえ、「殺した方(日本人)は悪くなかった」と声高に主張する人が出てきた。よく「いつまで謝罪をし続けなければならないのか」と言う人がいるが、そんな人は謝罪もしないし、かえって隣人の感情を逆なですることばかり言っているんじゃないのかな。
私たちの同朋に、依然として隣国を蔑む人々がいることを、私は残念に思う。
ただ、この騒動の中、日韓双方でお互いを思いやる意見が数多く発信されたことは救いである。私たちの社会は1930年代よりも進化している、と信じたい。
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