2020年11月4日水曜日

昨日の日記

昨日は文化の日。日本国憲法が公布され祝日となったのも、もとは明治天皇の誕生日で明治節、天長節という祝日だったことと無縁ではないだろう。

そして、八代目桂文楽の誕生日でもある。文楽は1892年(明治25年)11月3日、父の赴任先である青森県五所川原で生まれた。(同年の3月1日には芥川龍之介が生まれている。)私にとっては思い入れのある日なのよ。

朝は御飯、味噌汁、ハンバーグ。

朝から雨模様。天気もよくないし、本の在庫もあるので、一日家に籠る。

妻は仕事。セロニアス・モンク、ビリー・ホリデイのレコードを聴きながら本を読む。

図書館で借りてきた『ポール・マッカートニー ビートルズ神話の光と影』(ロス・ベンソン著、柳生すみまろ訳)読了。ポールの伝記を読むのは初めて。ジョン・レノンとの関係、ビートルズ解散後の歩みは面白かった。

古本屋で買って来た『新現代落語家論』(川戸貞吉著)読了。大学時代、八海君のアパートで読んだな。その頃は自分では買わなかったけれど、今頃になってやっと自分のものになった。読んでいると、あの頃を痛切に思い出す。川戸も四天王も今はもうこの世にいない。

昼は妻が作ってくれていた海苔巻き、カップうどんを食べる。旨し。

午後は週末買って来た『吠えない犬 安倍政権7年8カ月とメディア・コントロール』(マーティン・ファクラー著)、『続・和合亮一詩集』をぽつぽつ読む。和合の、東日本大震災の福島からツイッターで発信された「詩の礫」が胸に刺さる。

夕食は今シーズン初おでんで燗酒。デザートにうちでとれた柿。秋冷の候になりましたなあ。



秋の夜長は燗酒を「しづかに飲むべかりけり」ですな。

今朝は起きてみたら鮮やかな朝焼けでした。


秋の曙も「紫だちたる雲のほそくたなびきたる」だったねえ。

2 件のコメント:

  1. この記事を読んで、酔喬さんがただの酒好き親父でないことがわかりました。
    たぶん私より数歳年下なのにかなり色んなことを知っていて驚きです。
    読書量も酒量もフィールドワークも豊富でびっくりです。
    今度の江戸や亭の時に色々教えてください。

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  2. いささか趣味が取っ散らかっております。
    私は同世代よりもちょっと上のものの方が好きなので、色々教えてください。

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