2022年1月15日土曜日

サッチモちゃん

昨夜は父が那珂湊で買って来たホタテと牡蠣を鍋にして食べる。埼玉蓮田の銘酒、神亀を飲む。旨いなあ。

今朝は鍋の残りを雑炊にする。旨し。

次男が土曜授業だというので、駅まで送る。帰りに恋瀬川の河口で日の出の写真を撮る。


妻は仕事に行く。長男と留守番。コーヒーを淹れて飲む。

「落語研究会」の録画、桃月庵白酒『明烏』、柳亭市馬『猫の忠信』を見る。

白酒の『明烏』は基本的には志ん朝系だろうな。ただ翌朝の場面は、志ん朝は梅干しだったが、白酒はスタンダードな甘納豆でやっていた。いつも思うのだが、この人の潜在能力はすごい。口調、リズム、テンポ、声量、声質、人物描写、どれもいい。車で言えば排気量がちがう。技術、体力、ともに充実している。今がまさに聴き時だと思います。

『猫の忠信』といえば三遊亭圓生を思い出す。至極、技巧的な噺だ。聴かせ所は芝居調になるところだろう。口跡も所作も見事だった。圓生もそれを、幾分得意げに演じていたような気がする。市馬の高座もいい出来だったと思う。ただ、この噺、私としてはあまり共感できないんだよなあ。技巧ありきのような感じがする。稽古屋のおっ師匠さんだって、それまでいちゃいちゃしていた相手が化け猫だったというのに、サゲ際では平然としている。ちょっと納得できない。まあ、それは私の個人的な感想だけどね。

外を見ると、氏神様の所で野良猫が日向ぼっこをしていた。

よくミー太郎を追っかけていた奴だ。私はこいつをミー太郎の父親と踏んでいるのだが。

テレビのBSを見ていたら、『カム・カム・エヴリボディ』の一週間分の再放送をやっていた。その後半を、見るともなしに見てしまう。若い男女が惹かれ合うストーリー、いいなあ。ジャズのセッションになぞらえて登場人物が言うセリフがよかった。「出会い、惹かれ合い、求め合い、響き合う」、正確じゃないけど、そんなことを言っていたな。ジョン・レノンとポール・マッカートニーのように、ビル・エバンスとスコット・ラファロのように、僕と君も出会ったのかもしれない。

昼は妻が作って行ってくれた焼きそばに、目玉焼きを焼いて載せて食べる。

妻と次男が帰って来たのと入れ替わりに、長男がアルバイトに行く。一日フリーは私だけ。

物置からルイ・アームストロングのカセットテープを持って来て聴く。『オン・ザ・サニーサイド・オブ・ザ・ストリート』も入っていた。

妻と夕方ビール。

夕食は、鶏とチンゲン菜と蕪のクリーム煮、鱈のアルミホイル焼き、味玉で燗酒。

食後に妻と白ワイン。

寝しなにボウモアを飲む。


 

2 件のコメント:

  1. 相変わらず緩急のついたボリュームある休日をおくってらっしゃいますなぁ。ミー太郎君懐かしいですね。あちらでも気にいらない輩と取っ組みあっているのかな、ハハハ。ところでサッチモちゃん
    とは…?

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  2. NHKの連ドラ「カムカム・エヴリボディ」のヒロインの愛称です。
    「るい」という名前で、ルイ・アームストロングに因んでいるので、サッチモちゃんです。

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