2022年7月25日月曜日

小田城跡

先日、つくば市の小田城跡を見てきた。

昔、一度行ってみたのだが、道に迷ってたどり着けなかった。

発掘調査をしてきれいに整備されたというので、ミニの整備に行くついでに時間があったので寄ってみた。

資料館の駐車場に車を置いて歩いて行く。土塁の芝が青々として美しい。






大河ドラマ「鎌倉殿の十三人」に出てくる八田知家が常陸守護職に任じられ、小田城を居城にしたという。八田氏は後に小田氏を名乗り、戦国時代まで常陸国南部に勢力を持っていた。その拠点が、この小田城である。

南北朝時代には南朝方の重臣、北畠親房がここで南朝の正統性を訴えた「神皇正統記」を執筆した。

「史跡 神皇正統記起稿之地」とある。

小田城は戦国末期の1569年に佐竹氏の手に落ちた。1602年、佐竹氏の秋田移封にともない廃城となる。

本丸跡は1997年から2008年にかけて発掘調査が行われた。2016年には公園整備が完成。「小田城跡歴史ひろば」として公開されている。

かつては関東鉄道筑波線の線路が本丸内を通っていたが、廃線後、サイクリングロードになった時に土塁の外側を通るコースとなった。


現在の資料館のある場所は、かつての筑波線小田駅だろう。プラットホームが残っている。



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