朝、パン、牛乳、ウィンナーソーセージ入りスクランブルエッグ。
猛暑。手塚治虫『アドルフに告ぐ』を読む。手塚、晩年の傑作。アドルフ・ヒトラーにユダヤ人の血が流れていたという説をもとにした、ヒトラーを含めた三人のアドルフの物語。ヒトラーユーゲントからヒトラーの側近となっていく日本人の母を持つアドルフ。日本育ちのユダヤ人のアドルフ。二人のアドルフは、子どもの頃からの親友だった。運命は複雑に絡み合い、二人は敵対する。普通なら第二次世界大戦終了で物語が終わるのだろうが、手塚はイスラエル建国後のパレスチナ戦争までをきちんと描く。ナチスに迫害されたユダヤ人が、アラブ人を殺していく。人間は悲しい。
久し振りに読んだので、ほぼ初読のようだった。人間の醜さをまざまざと見せつけられる感じ。戦時下の日本における思想弾圧のすさまじさ。民主主義的、平和主義的思想が、すべて「アカ」として摘発される。こうして我が国では共産主義が禁忌となっていったのだ。それは共産党アレルギーとなって今に残る。冷静に主張を聞いていくと、日本共産党が最も真っ当な野党なのではないか、と思われるのに。
昼は妻が作った冷やし中華。休みの日、家で食う冷やし中華は旨い。
『アドルフに告ぐ』読了。
小泉今日子の50歳当時の特集雑誌を読む。
妻と夕方ビール。
夕食はたこ焼きでビール、常陸太田檜山酒造の赤ワイン。旨し。
風呂に入って缶のハイボール。安い国産のシングルモルトウィスキーをロックで飲む。
今日はこの夏一番の暑さになった。これが、これから続くのだろう。
前山の百合が見頃になった。夏本番だなあ。
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