朝、御飯、味噌汁、魚肉ソーセージ卵炒め。御飯には鰻のタレをかけて食べる。
『ブギウギ』を観ながらコーヒーを飲む。妻は仕事に行く。
色んな意味を込めて、モーツァルトの『レクイエム』をかける。
灯油を買いに行く。
昼はチリトマトヌードル。息子たちは、限定「シーフードニャードル」を食べる。
一日中曇り空で寒い。猫がずーっと膝の上にいる。
YouTubeで六代目春風亭柳橋と柳家喬太郎の『時そば』を聴く。
柳橋先生、大人の風格、いいなあ。喬太郎はまさに「喬太郎ワールド」だが、さすが柳家、仕草が上手い。
同級生が死んだりすると気持ちが沈む。自分もまた人生の坂を下っているのだ、と実感させられる。できることといえば、せいぜい下りを緩やかにするだけで、身体も気力も能力も、もう上昇することはないんだな、と思う。そして、世界もこの国の社会も、これからよくなることがないのではないか、とも思っているところに震災まで起きてしまった。
小泉今日子の「大人の歌」の中に「夜見る夢が夢だけになり」というフレーズがあったように、今さら「将来の夢」など持てそうにない。
でもさ、と思う。おれはまだここでこうしている。だったら、今この時を大切に味わわなきゃな。そうでもなきゃ、今この時がもったいない。
揺れ動いたり沈んだりするけど、おれはおれで今この時を生きるしかないな。極めて凡庸な結論だけど。なあ、豆ちゃん。
夕食は白菜と豚バラのミルフィーユ鍋、モツ炒めで「霧筑波初しぼり」。旨し。
食後に赤ワイン。寝しなにボウモア。
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