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2019年2月25日月曜日

石岡市高浜 藤森稲荷神社


先日、電車の時間が30分ほどあったので、高浜小学校の下に古い神社があったのを思い出し、足を向けてみた。
藤森稲荷神社。境内に案内板のようなものはない。
拝殿の奉納額を見ると、これがただものではないのだ。




上町、中町、下町と、いずれも風景画。たぶん同じ人の手によるものであろう。すごいのが龍の彫り物。迫力満点である。
裏手へ回る。本殿も小ぶりだが素晴らしい。


境内はきれいに整備されている。こういう小さな神社の運営は大変だと思うが、地域の方々の愛情を感じる。神域らしい清々しい空間。




石岡市のHPにも載っていないが、石岡市教育委員会発行の『石岡の地名』という本にわずかながら記載がある。以下、引用する。
「藤森稲荷神社 高浜小学校庭西南の坂中段に位置している。元来高浜古城を守る五本松稲荷、東の琴平神社とともに古城三社の一。西方の守り神。主として高浜西部の人が祭りを続けている。」
古城は大掾氏のものだったらしいが、天正13年(1586年)下妻城主多賀谷氏に攻められ、激戦の末滅亡したと伝えられている。(『石岡の地名』より)

高浜小学校の高台からの眺めもいい。





2019年2月24日日曜日

海辺の宴

今年も昔の仲間と海辺の宿で宴会をしてきた。
私は朝から出かけ、勝田から湊線で那珂湊まで行く。


那珂湊駅から歩き出す。那珂湊は古くから栄えた港町、古い建物も多く、歩いていて飽きない。







きうち書店で、武田泰淳『ひかりごけ』、庄野潤三『庭のつるばら』を買う。品数は少ないが、近代文学を中心にしぶいラインナップ。ここで本を買うのが、私の那珂湊散歩の楽しみの一つになっている。
11時を回ったので、チェリー食堂に入る。焼きそばでビール。旨し。食後にはコーヒーが一杯無料サービス。庄野の本を読みながら、ゆっくりいただく。




そのまま市場に入る。土曜日の昼時、人で賑わう。
蟹の甲羅焼きでワンカップの燗酒を飲む。そりゃあ不味いわけがない。



ほろ酔い気分で駅に向かってぶらぶら歩く。
途中、四郎介稲荷にお参り。四郎介は笠間の紋三郎稲荷の弟狐である。


再び湊線に乗り、終点の阿字ヶ浦へ。初めて湊線全線制覇を成し遂げる。



酒列磯前神社にお参りする。大洗磯前神社とは兄弟社にあたる。



参拝後、神社の裏手から磯崎海岸に向かう。
灯台脇の階段からは眼下に太平洋が広がる。



海岸に出る。この辺りは、白亜紀にできた地層で、アンモナイトの化石が出土するらしい。


3時頃、旅館に入る。展望風呂に浸かって、部屋でビールを飲む。至福のひと時。
そうこうしているうちに、長老のKさんがやって来た。ビールを飲みながら、昔話に花を咲かせる。
今回の出席は、Kさん、Sさん、Oさんと、久々にもう一人のOさんが参加、総勢5名となった。
6時から宴会開始。あんこう鍋を中心とした料理に舌鼓を打ちながら、賑やかに盛り上がる。雑炊までしっかり食べた。


部屋に場所を移し、10時過ぎで宴会はお開き。昔は夜中の2時過ぎまで飲んだものだけど、さすがにもう無理だなあ。それでも、充分、楽しい旨い酒が飲めた。
また来年やりましょう。

2019年2月20日水曜日

笠間散歩


この前、笠間に絵を見に行った。
日動美術館で「ARTとEAT 食にまつわる美術のはなし」という特別展をやっているのだ。高橋由一の「鯛図」、金山平三の「あま鯛」などの絵画、北大路魯山人や竹久夢二絵付けの器など、充実の展示。常設館の藤田嗣治、ユトリロ、ゴッホ、ピカソなども堪能する。

それから、笠間稲荷神社にお参り。



拝殿脇にあった、玄武と白虎。

こちらは鳳凰と青龍。




ここは奉納額が素晴らしい。



花柳章太郎の名前が見える。
笠間の街を1時間程散歩する。やっぱり古い町を歩くのは楽しい。


大鳥居の前にある、松緑の酒蔵。


アートな感じ。

このフォントは素晴らしい。



松緑を裏通りから。



散歩のシメはカフェでコーヒー。サザコーヒーをいただく。


笠間も何度も訪れたい、いい街ですなあ。