お正月も三が日が終わる。高山T君との旅の話を続けよう。
翌朝、7時半にホテルトーノーをチェックアウト。ホテル前にはT君が迎えに来てくれている。
T君としては、朝食は何と言っても愛知岐阜の文化である喫茶店のモーニングだ。お勧めの喫茶店へと向かう。しかし、これが年末休みで開いていない。第二候補も駄目。じゃあ、春日井方面に向かって行けば何かあるだろう、と車を走らせる。すると春日井へ行く道の左手下に喫茶店を発見。行ってみると果たして営業中だった。
入ると、地元の高齢者でほどほどの賑わい。私たちもそこに仲間入り。もちろんモーニングを注文する。トースト、ゆで卵、コーヒーの見事なラインナップ。旨し。
心置きなくモーニングを堪能して店を出る。開店は6時半だって。恐るべし。
そして、愛知県犬山市の大縣(おおあがた)神社に行く。
大縣神社、尾張の国の二之宮である。祭神は尾張国開拓の祖神、大縣大神。普通、神社というのは鳥居を抜けて参道の突き当りに本殿があるものなのだが、ここは参道沿い横向きに建っている。伊勢神宮とか鹿島神宮とかの配置だ。
拝殿は東向き、日が昇る方を向いている。 |
摂社として女性の守護神、玉比売命(たまひめのみこと)を祀る姫乃宮と大国主主神・事代主神を祀る大国恵比須神社とがある。
姫乃宮 |
大国恵比須神社 |
姫乃宮の裏手には「姫石」がある。あれこれと説明はしない。これである。
物事には陰と陽がある。女性が陰で男性が陽とされる。
では「陽」の方も案内しよう、とT君は小牧市田縣(たがた)神社へと車を走らせた。
田縣神社、祭神は須佐之男命の孫、御歳神(みとしのかみ)と玉姫命。こちらも鳥居を入って横向きに本殿が建っている。
こちらは南向き。 |
何と言ってもここは奥宮が有名。
あらゆる所にコレがある。
「珍宝窟」というものらしい。 |
こちらは陰と陽。 |
御覧の通り、コレには子授けの御利益がある。T君は平日に女性が一人で一心に祈っている姿を見たことがあるという。際物ではない。人の切実な願いが込められているのである。
世の中には色々なものがあるんだねえ。
0 件のコメント:
コメントを投稿