小牧市から一宮市へと車を走らせていると、忽然とこのような風景が現れる。
近寄ってみるね。
これが名高き布袋の大仏である。正式名称は御嶽薬師尊。針灸医、故前田秀信氏が43歳の時、夢のお告げがあり、人々を病気の苦難から救おうと決意(前田氏は幼い頃体が弱く、御嶽薬師尊を信仰していたという)、私財をなげうって昭和29年(1954年)に設立したものである。高さ18mは奈良の大仏を凌ぐ。
裏側は住居と一体となっており、治療院が営業中である。
何と言ってもお顔がいい。知り合いにいそうなフレンドリーなお顔をしていらっしゃる。冬空に映えていい感じ。しばし見とれる。
私は高さ120mの牛久大仏を知っている。その巨大さは他を圧倒する。それでも熱量としては布袋の大仏の方が上だな。ただならぬパッションを感じるよ。
それから、私たちは一宮市街を抜け、萩原宿に行く。美濃路の宿場町だ。
美濃路は江戸時代、東海道の宮宿と中山道垂井宿を結んだ脇往還だった。関ヶ原の戦いでは、東軍の福島正則が進軍し戦いに勝った徳川家康が凱旋した道で、「吉例街道」とも呼ばれたという。本来、東海道は宮から桑名まで海路をとるのだが、海難事故を恐れて美濃路を行く旅人も多かったらしい。
高山T君が選んだだけあって、シブい町並みが続く。
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呉服屋さん。 |
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「結納」・・・だよね。 |
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T君イチオシのはんこ屋さん |
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シブいよねえ。 |
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のこぎり屋根の建物。 |
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表もシブい。 |
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焼いていた大判焼きが旨そうだったので買う。 |
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ほかほかで熱い。旨し。 |
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素晴らしいフォント。 |
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老舗感たっぷりのお茶屋さん。 |
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こちらも老舗感たっぷりの和菓子屋さん。 |
実は私たちが萩原宿を訪れたのは、聖地巡礼の目的もあったのだ。詳しい話は次回。
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