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2015年2月26日木曜日

那珂湊の街並み②

今日は休み。
妻と隣町のイタリアンレストランにランチを食べに行く。
私はペスカトーレ、妻はブルーチーズのピザ。
両方とも旨し。
午後は次男の小学校の授業参観。
次男から手紙を貰い、ちょっとうるっときちゃいました。

一昨年の那珂湊散歩の写真があったのでアップします。

看板建築。


こういう看板がたまんない。


CD屋さん。貼ってあるポスターがなかなかシブい。



窓の手すりのデザインなんか見事だねえ。

店名だけじゃ何を売っているのかよく分からない。

2015年2月25日水曜日

那珂湊の街並み


さて、那珂湊駅を出た私は、ぶらぶらと街並みを眺めながら歩き始めた。
大通りより一本外れた裏通りが好み。
何といっても那珂湊は常陸の国一の港町として古くから栄えた所だ。那珂湊で観光といえば魚市場だけど、街並みもなかなか味わい深いのよ。



うちわ、カレンダー、マッチなんかを扱っているお店。

印刷屋さん。
印刷屋さんだけあって素敵なフォントですな。

トタンの風合いがたまんない。
電柱にキックボクシングジムの看板が・・・。

新聞屋の建物も当たりが多い。

今年も撮っちゃった。好きなんだよねえ、ここ。

那珂湊でいちばん好きな建物です。

店先にミシンが置いてあった。まだまだ現役なんでしょうな。

もはや営業はしていない様子。看板のタイルがいい感じ。

ここも好きなんだよなあ。

天満宮前の今川焼屋さん。

ちょっとだけ市場に寄りました。

1時間ほどの散歩。もうちょっとゆっくり歩きたかったねえ。

2015年2月24日火曜日

ひたちなか海浜鉄道湊線 那珂湊駅


ひたちなか海浜鉄道湊線。勝田から那珂湊を経て阿字ヶ浦を結ぶ、全長14.3㎞のローカル線で、以前は茨城交通湊線といっていた。
2000年代、茨城では日立電鉄線、鹿島鉄道鉾田線と歴史あるローカル私鉄が相次いで廃線に追い込まれた。
湊線も例外ではなく、同時期、茨城交通の経営悪化により廃線の危機を迎えた。しかし、住民の存続運動が功を奏し、ひたちなか市の援助を受けることになる。そして、2008年、めでたく第3セクターとして再出発。途中、東日本大震災で深刻な被害を被ったが、そこからも立ち直り、元気に営業中である。
先日、大洗の宴会に電車を使って行ったのも、この湊線に乗りたかったからだ。
沿線の中でも、この那珂湊駅が風情としてはいちばんだろうな。
何といっても、その昭和の匂いがぷんぷんする佇まいがいい。
映画『フラガール』では「南湯本駅」として使われ、菅野美穂が出演したチオビタのCMでもロケ地となった。最近では、正月にやった「ウルトラマンDASH」で古閑美保が下りホームから上りホームのゴミ箱に向かって鮮やかなカップインを決めていた。
切符売り場の窓口には、猫駅長のおさむくんもいる。
まさに一見の価値ありですぞ。

では先日撮った那珂湊駅及びその周辺の写真を掲載します。










経営は決して楽ではないと思うけど、頑張ってほしい。そのためにも、できるだけ利用したいと思います。

2015年2月22日日曜日

大洗の宴2015


今年もまた、昔の職場仲間と宴会をした。
場所は、昨年、Kさんから「土産を買いたいので、魚市場の近くがいい」というリクエストがあったので、那珂湊に近い大洗をチョイスした。
たまには電車もいいかな、と思い常磐線で勝田に出て、湊線に乗り継いで那珂湊で降りる。
那珂湊の駅は、相変わらずいいねえ。正月のTV番組「ウルトラマンDASH」のロケ地にもなっていた。
駅付近を写真に収め、那珂湊の街を散策。なかなか味のある建物が残っていて嬉しい。
那珂湊の街歩きの際は、必ず「きうち書店」に立ち寄ることにしている。置いてある本の品数は多くないけど、個性的な品揃えなのよ。今回は室生犀星の『杏っ子』をゲット。次回は国木田独歩もいいな。
1時間ほどかけて宿に到着。天然温泉にゆっくり浸かり、明るいうちからビールを飲む。生きててよかったグランプリ、第3位には入ってくるひと時だ。
買ったばかりの『杏っ子』を読んでいるうちにメンバーが揃う。
今年は私を入れて4人。Kさんが仕事の都合で欠席だった他は、昨年と同じだった。
この会を始めた頃は10人程のメンバーがいたのだが、ここんとこ参加者は4、5人ということが多い。
それでも、(今はそれぞれだが)20代の時間を共有した仲間たちだ。こうやって集まって飲めるのは楽しい。今年もまた旨い酒が飲めたことに感謝です。


2015年2月19日木曜日

燗酒いいなー

この頃、燗酒が旨い。
吟醸酒ブーム以降、いい酒は冷やして飲むべし、という風潮が強い。
ただ、誤解されやすいのだが、酒は冷やした方がいいというのは保存のためであり、飲むのには特に冷やしたのがいちばん旨いということではない。
確かに冷やした酒は喉ごしがよく飲みやすい。一方で酒の香りが抑えられ旨味が広がってこない。冷やすことによって、日本酒本来の特徴を抑えていると言っていい。ということは、冷やして飲むやり方は、日本酒が苦手な人向けのものなのかもしれない。
日本酒本来の旨さを楽しむのであれば燗がいい。(暑い時分でも常温の冷やでいいと思う。) とがっていた酒の味が程よく温めることで肩の力を抜く。香りが立つ。口に含むと米の香りが鼻腔に立ち上る。ゆっくりと温もりが胃の腑に収まっていく。「ほっこり」なんていう形容がよく似合う。何となく気持ちも優しくなれる。
燗をつけるといっても、今じゃそんなに手間はかからない。電子レンジで十分だ。 ただ、その際、徳利があると便利だな。2合なら2合、決まりがいい。そして、気に入った器を愛でる楽しみがある。
私の場合、普段使いは郷土茨城が誇る笠間焼、かれこれ20年以上使っている。しっくりと手に馴染み、使い込むほど風合いが出て来る。
仕事から帰って食卓につく。何でもない夕飯のおかずをつまみながら、2合の燗酒を飲む。 そんなささやかな楽しみを大事にしていきたいな。

2015年2月17日火曜日

自動縄綯い機

懐かしの農機具シリーズ第2弾。
自動縄綯い機。それがこちら。

向かって右側のラッパ状になってる所に藁を入れ、ペダルを踏むとあら不思議、縄になって左側の輪っかの部分に巻きつけられるというスグレモノである。
ガキの時分には、こういうの見てるのが楽しかったな。

2015年2月11日水曜日

インフル中の読書

インフルエンザ外出禁止、4日目に入る。
熱を出していた頃は、さすがに何も出来なかったが、ようやく昨日あたりから、本を読んだり、DVD観たり、CD聴いたり、といったもので時間をつぶしている。
本も新しいのを買いに行けないので、昔買ったやつを引っ張り出して来て読んでいる。
今日はその本のことを書いてみる。

まずは山口瞳『旦那の意見』。
山藤章二画伯のカバーが美しい。
山口瞳のエッセー集。私にとっては『酒飲みの自己弁護』以来、山口瞳は偉大なる先達であり、「おとな」を感じさせる人だが、その山口が自ら仰ぎ見る存在の人々を語る。
何といっても表題作「旦那の意見」が絶品。古今亭志ん生晩年の姿を、志ん生の落語『淀五郎』をベースに描く。
淀五郎の演技に対する、市川団蔵・中村仲蔵という二人の名人の意見の対照、とりわけ仲蔵の意見の分析などはうならされる。解説は山口の息子が書いているのだが、息子の方は志ん生演じる団蔵に六代目圓生の姿を見、山口は仲蔵に六代目菊五郎の面影を感じる。この辺の機微も面白い。
また「大津絵」を思うように歌えず、身もだえするが如き晩年の志ん生、その最後の最後まで芸に執着する姿が、いかにも志ん生らしくて胸に迫る。
さらに川端康成が題材の「孤独な現実主義者」「創意の人」は、まさに圧巻である。
実は私と、以前同じ職場だったHさんとの間で、一時密かな「川端康成ブーム」があった。川端の「ノーベル賞作家」「美しき日本」といった一般的イメージにはそぐわない「妖しさ」に、私たちはやられたのだ。そして、『みずうみ』とか『千羽鶴』とか『浅草紅団』なんてのを夢中で読みふけったものだ。その川端の「妖しさ」を、山口は存分に語ってくれる。一筋縄ではいかない複雑な魅力を持つ川端康成を、かつての隣人山口瞳が描く。ぜひ一読願いたい。

次に太田和彦『居酒屋大全』。
私は、最初この本を30前に読んだ。
1990年に単行本で出て、この文庫本版は1998年に加筆訂正して出されたものだ。
この本のおかげで、その後の私の酒飲み人生は如何に豊かなものになったか。私にとってはバイブルともいうべき一冊であります。
インフル中は酒も飲めないので、しかたなく活字でトリップ。いやあ今読んでも新鮮ですなあ。

最後は『魯山人の世界』。
活字ばかりじゃ疲れるので、合間にうっとりと眺めております。
魯山人の器にはいい意味での俗味がある。普段に使ってみたいという親しみがあるんだな。
魯山人自身、器を作り始めたのは、美食のためというはっきりした動機があったのだから、自ずからそういうものになるんだろうけど。
もちろん私どもに本物は買えませんや。「魯山人展」に行っても、ケース越しにしか見られない。
その点、この本には、ちゃんと料理を入れた魯山人の器の写真がふんだんにあるのだ。いいねえ。
ここんとこ酒の飲めない私は、やはりこの本を見てトリップしておるのです。

2015年2月8日日曜日

ガーコン


家の物置で足踏み脱穀機を見つけた。
川柳川柳演じるところの「ガーコン」である。
私は、このタイプの脱穀機をガキの頃から知っているので、初めて川柳の「ガーコン」を聴いた時は笑ったなあ。
でも、私のガキの頃ですら、この脱穀機は使ってなかったよ。
それを平成の御世に堂々とずーっと「ガーコン」を演り続ける川柳の凄さ。
いつまでも元気でいてもらいたいものです。

正面から。

昨日の夕方から発熱して、今朝医者に行って来たら、インフルエンザとのこと。今日を入れて5日間外出禁止を申し渡された。
大人になって初インフル。タミフル飲んで、おとなしくしております。

昨日の午前中散歩のとき撮った写真。
梅の花がほころんでいました。

2015年2月4日水曜日

ちょっと前の谷中

東京に行った時は、谷中を歩くことが多い。
歩きながら、この路地裏のアパートを借りて、隠れ家にしたいなあ、なんていう妄想を抱いてしまう。なんたってこの街は、志ん生・馬生・志ん朝の一家が、三遊亭小圓朝が、桃川燕雄が暮らした街なんだよなあ。

ではちょっと前の谷中の写真を載せてみたいと思います。

質屋「おぢさん」の看板。
古今亭志ん生の時代からあったという。

夕焼けだんだん。
何かの撮影をやっていたみたい。赤いコートのお姉さんがモデルさんです。

この倉庫は取り壊されて、今は駐車場になっています。

貸本屋さん。

閉店のお知らせが貼ってありました。
たぶんこの建物も取り壊されてしまったのだろう。

こういうお店の常連さんになりたいなあ。

酒屋さん、でしょうな。