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2016年9月24日土曜日

ダウンタウン・ファイティング・ブギウギ・バンド 川崎 鶴見


ここんとこ、ダウンタウン・ファイティング・ブギウギ・バンドの「鶴見ハートエイク・エブリナイト」と「住めば都」をヘビロテで聴いている。大学の頃、川崎の四畳半のアパートで、サントリー・レッドをあおりながら、本当によく聴いたナンバーだ。

1980年、ダウンタウン・ブギウギ・バンドは、それまでのヒット曲を封印し、ダウンタウン・ファイティング・ブギウギ・バンドとして、性的な歌詞の、過激な歌をひっさげてライブ活動を始めた。そして、この年のうちの大学の学園祭のライブが、このダウンタウン・ファイティング・ブギウギ・バンドだった。
私は知り合いの実行委員から、「あまり売れ行きがよくないの、買って」と言われてほいほい買ってしまったのだが、いやあ買ってよかった。聴いてぶっとんだよ。(この時のステージは客のノリがいまいちということもあり、宇崎竜童は不満そうだったが。)
過激な曲もよかったけど、宇崎の疾走感がたまらなくかっこよかったなあ。「シネマ横丁」、泉谷しげるのカバー「春のからっ風」、そして何より京浜工業地帯を色濃くイメージさせる「鶴見ハートエイク・エブリナイト」と「住めば都」に心を奪われた。
夏休みに帰省した時、今はなき石岡の西友のレコード屋でアルバム『海賊版』を見つけ、速攻買った。そして、それを90分のカセットテープにダビングして川崎のアパートに持ち帰ったのである。

中でもいちばん好きなのは「鶴見ハートエイク・エブリナイト」である。

「定期便が走る度 揺れる国道沿いの街  
俺の女が今 横断歩道渡る
窓越しに見えるのは 空にそびえるコンビナート  
見飽きた風景の中 昨日と同じ俺がいる」
とか、  
「サンダルをつっかけて 店に出るのさ今日もまた  
長い髪をかき上げ もの憂げに振り返る  
煤煙の染みついた モルタルの壁にもたれりゃ  
夜を狩りだすように 見えない夕日が沈む 」
なんてフレーズがしびれるよなあ。  

You-tubeにライブ映像がアップされているので、是非見て欲しい。かっこいいぞお。
この曲を聴くと、あの頃の川崎の夜を思い出す。(鶴見は横浜市だけど、歩いてもすぐのお隣さんです。)
私のアパートは幸区にあり、臨海工業地帯に程近いとは言えなかった。それでも近くには東芝などの工場があり、路地から通りに出れば、高い煙突の先に点滅する赤い灯が見え、その向こうの夜空はオレンジ色をしていた。
そして「住めば都」。(これもYou-tubeにライブ映像がアップされている。)「駅からゼロ分駅ビルの街」が泣かせるなあ。(当時の川崎駅ビルは東洋一の威容を誇っており、「駅からゼロ分」はそのキャッチフレーズだった。)
キャロル(特にジョニー大倉)もそうだが、川崎・鶴見と言った京浜工業地帯は、まさにロックンロールの似合う街なのだよ。


八丁畷商店街。

浜川崎駅構内。

浜川崎駅を出た所。




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