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2019年3月30日土曜日

お花見

朝、パン、コーンスープ、ハムステーキ。
S君から花見の誘いがあったので出かける。花見といえばお酒は飲まなきゃ。そこで散歩がてら歩いていくことにする。
図書館に行く妻子に便乗、車で霞ケ浦の近くまで乗せて行ってもらい、そこから歩く。
歩き始めた頃に、市会議員に出る同級生と行き会い、名刺を渡される。
冷たい風が吹く。今日は「春は名のみの風の寒さ」だが、ここのところの陽気で、菜の花が咲き始めた。


霞ケ浦の堤防を歩く。どんよりとした曇り空。湖面も重たい鉛色である。


45分ほどで花見の会場に着く。早咲きの桜が満開。


Tさんが建設中の山荘で、けっこうな人数が集まり宴会が始まる。
酒や食べ物は持ち寄り。S君が神亀の発砲にごりを持って来てくれた。久し振り、旨いなあ。


自分用に買って来たコンビニの助六寿司をやっつけた後(案内には「食べ物は自分用+ふるまい用に少し」とあったのだ)、皆さんが持って来た料理に舌鼓を打つ。春菊の胡麻和え、炊き込みご飯、鶏の揚げ焼き等、どれも旨かったねえ。
自己紹介の時、「きのこ寄席」の宣伝をしたら、後で落語をやらされた。ネタは短縮版の「寿限無」。やってみたら、けっこうできたよ。
2時に宴会は終了。終始和やかな雰囲気。お土産にキャベツ、さつまいも、セロリをいただく。
Tさんの山荘は、霞ケ浦が一望できる高台にある。展望デッキがあって、すこぶる眺めがいい。


あんまり眺めがいいので、ここで缶ビールを1本いただくことにした。


晴れていれば、筑波山が正面に見える。

帰りも歩いて、帰宅は4時頃。
夕食は白菜と豚肉のミルフィーユ鍋、鶏チャーシュー、さつまいものバター焼きで燗酒。
夜になって雨が降り出す。
一日のシメにボウモアを飲む。

2019年3月28日木曜日

おぬま食堂、鶏ステーキランチ


鉾田、おぬま食堂の鶏ステーキランチ、900円。
冷奴、漬物、サラダ、目玉焼き、ウィンナーが付いてこの値段はお値打ちではないでしょうか。
胡椒の効いた和風ソースが食欲をそそる。食べ応え充分ですな。


各種定食の他に、丼物、ラーメン、カレーもある。私の大事な持ち駒の一つです。

2019年3月27日水曜日

きのこ寄席

昨日、仕事帰りに稲敷市まで足を延ばす。
角崎の幸楽苑で味噌ネギラーメンを食べ、古民家ギャラリー「木鋸(きのこ)」へ。
この日は、大学の大先輩がやっている月例の落語会があるのである。
開演40分前に入って、まずはご挨拶。二つ上の風扇(ふうせん)さんも、昨年この会に加入されている。メンバーの方々を紹介していただき、しばし歓談。
やがてお客さんも集まって、午後7時に開演。
サラは、福の家さいくるさん、「代書屋」。誠実で丁寧な語り口。当て込みのない、折目正しい高座。噺にはやはり人柄が出るんだなと思う。
お次は、福の家印居(いんきょ)さん。いかにもご隠居さんといった風貌。ネタは「垂乳根」。洒脱な口調。一聴して落語をやってらした方だと分かる。風扇さんが「KG大の落研OB」と教えてくれる。
ここで風扇さんが登場。落研時代は松風亭だったが、ここでは福の家一門の一員、福の家風扇として高座に上がる。たっぷりマクラを振って「大師の杵」に入った。学生時代は聴いたことがないネタだな。新たに覚えたんだろうか。風扇さんのニンに合った噺だと思う。面白い。60歳になった風扇さんの落語が聴けるとは思わなかった。感慨深い。
福の家ともちゃんさんが「寿限無」を演じる。初高座らしいが堂々としている。声もいいし間もいい。演劇でもやってたのかなと思っていたら、読み聞かせをやっていたとのこと。
トリは落研の大先輩、鶯春亭梅八さん。新進気鋭の浪曲師、国本はる乃のお父さん。浅草木馬亭に出演し、ギャラまでもらっているというから、もはやアマチュア落語家とは言い難い。「三井の大黒」をみっちり40分間。私が現役の頃にはもう卒業されていたが、三代目松竹亭金瓶梅として伝説の名人になっていた方。今もあちこちで場数を踏んでるし、やっぱ上手いなあ。大満足の一席でした。
和気藹々とした中に、落語に対する真摯な態度がうかがえる、いい会だった。好きな落語を一生懸命お客さんの前で演じて、お客さんも楽しんでくれる。それが一番だよな、と素直に思う。
終演後も居残り、大家さんにラオスコーヒーをご馳走になる。私は人見知りをする質(たち)だが、皆さん気さくな優しい方々で、楽しいひと時が過ごせました。
ああ、また落語がやりたくなったなあ。


2019年3月25日月曜日

阿字ヶ浦、堀出神社と「干し芋の神様」

ひたちなか海浜鉄道湊線の終点、阿字ヶ浦駅の近くに、堀出神社というのがある。


すぐ下は阿字ヶ浦海岸である。
祭神は誉田別尊(ほんだわけのみこと)。いわゆる八幡様である。
寛文11年(1671年)、水戸藩主徳川光圀の命によって創建された。以後、阿字ヶ浦の鎮守の神として信仰を集める。現在の社殿は、鎮座三百年記念事業によって、平成8年(1996年)に竣工された。



境内はきれいに整備され、清浄な雰囲気。いかに地域の人たちに大事にされているかが分かる。



この焼き物の祠は何だろう。


鳥居から入ってすぐの所には、「干し芋の神様」小池吉兵衛翁の像がある。


明治8年、ここ旧前浜村に生まれた翁は、弟大内地山氏とともに、甘藷の蒸し切り干しの製造を始めた。静岡県から講師を招くなどして、技術向上や販路拡大に努め、干し芋製造を茨城を代表する一大産業に仕立て上げた。近年の「乾燥芋ブーム」の礎は、翁が築いたといっても過言ではない。
うちの者は皆、乾燥芋が大好き。初詣の帰りには、必ずお土産に買って帰る。何気なく食べてるけど、色々背景があるんだねえ。面白いもんだ。

2019年3月21日木曜日

彼岸の中日

朝、納豆カレー。
今日は春分の日、彼岸の中日。家の墓参りをする。


時折、雨がぱらつく。
その足で、妻の実家に行く。牛久に入った辺りで、けっこうな雨になる。
義母、義妹親子を車に乗せ、義父の墓参り。


雨が上がって雲が切れ、晴れ間が見え始める。
妻の実家で昼食。揚げ物でごはん。
1時間程ごろごろして、皆で義母の実家の墓参りをして帰る。
夕方、ハートランドビールを飲む。


午前中は雨、昼頃から晴れて風が強くなった。20℃を超え、暖かい一日。
こぶしが満開。例年は寒い日があったりして、こぶしの花の色が変わってしまうことが多いけど、今年はきれいに咲いている。


夕食は、シューマイ、ネギの肉巻き、トマトと卵の炒め物、卵豆腐で酒。

ちょっと前のことになるが、ジャーナリストの岡留安則氏が亡くなった。
彼が編集長を務めた『噂の真相』は、私も愛読していた。物置から「休刊号」を見つける。


ぽつぽつと拾い読む。それにしても、現在の排外主義や偏狭な愛国主義、露骨な権力擁護が横行する出版業界を見るにつけ暗澹とした気持ちになる。それでも、まだまだ骨のあるメディアはあるぞ。頑張ってほしいし、応援したいと思う。

2019年3月17日日曜日

息子たちと東京散歩

朝、マフィン、紅茶。
妻が大学時代の友だちと東京で会うというので、我々も便乗、親子で東京散歩をすることにする。
上野駅で妻と別れ、公園口から出る。
上野公園をしばしぶらぶらする。

この茶店の名物は「カレーそうめん」。

上野大仏。
関東大震災で倒壊し、お顔だけが残っている。


早咲きの桜が咲いていた。

清水観音堂にお参りをする。
落語『景清』で盲目の定次郎が目が明くようにと百日の間日参し、『崇徳院』では若旦那がお嬢さんから「瀬をはやみ・・・」の歌の短冊をもらった所である。

歌川広重も描いた「月の松」。


不忍池をぐるっと回り、お昼は蓮玉庵で蕎麦を食べる。

風に柳。いいもんですなあ。


森鷗外の小説にも登場する老舗、蓮玉庵。

私の定番、鳥南蛮と燗酒。
湯島天神にお参りに行く。



「天角(てんかく)地眼(ちがん)一黒(いちこく)鹿頭(ろくとう)耳小(じしょう)歯合(はちごう)」というのが、天神様がお乗りになった名牛である。



次男はここで甘酒を飲んだ。
湯島界隈はしぶい建物が多くて楽しい。





それから、また上野公園に戻り、国立科学博物館へ。うちの息子たちは理系男子なので、こういう所に入れておけば間違いない。ここで、妻との待ち合わせの4時頃までたっぷりと見学させる。



4時過ぎに上野駅で集合。




家に着いたのは6時過ぎ。夕食はコンビニで買って来た、おにぎりセットと焼き鳥の缶詰でビール、酒。たっぷり歩いて疲れたけど、楽しかった。充実した休日でした。

2019年3月12日火曜日

川戸貞吉氏死去

落語評論家の川戸貞吉氏の訃報を知る。
昭和13年、故古今亭志ん朝と同年生まれの81歳。
私が20代の頃、落語評論で先頭を走っていた人である。
早稲田の落研時代に、若手時代の五代目圓楽、談志、五代目柳朝、志ん朝などと知り合い交流を深めた。卒業後、アナウンサーとしてラジオ東京に就職するが、やがてプロデューサーに転向、様々な演芸番組を担当する。上司には、あの伝説の敏腕プロデューサー、出口一雄がいた。国立小劇場での落語研究会では、八代目桂文楽の最後の高座にも立ち会っている。
『現代落語家論』、『新現代落語家論』、『対談落語芸談』、『五代目柳家小さん芸談』、『落語大百科』、『初代雷門福助楽屋話』など、たくさんの貴重な著作を残してくれた。落語というものの多くを、私は氏から学んだと思う。改めて感謝したい。
『初代雷門福助楽屋話』(2010年:冬青社刊)のあとがきの最後に、このような記述がある。
「まだいろいろな人からうかがったテープが残っているが、もう疲れた。私の〝聞き書き〟や落語に関する本は、これが最後。
 やっておきたいことはあとひとつ。私がつけてきた〝落語日記〟を公開することだ。何十年もつけてきた日記である。何年かかるかわからないが、私の死後にいじられるのは絶対に嫌だ。だから自分でまとめたいと思っている次第。」
私は「川戸貞吉の落語日記」を読みたい。
氏のご冥福を心から祈る。

2019年3月10日日曜日

土浦散歩

朝、マフィン、紅茶。
妻子が土浦に出掛ける用事があったので、私も便乗し、土浦を散歩することにした。
真鍋の辺りで車を下りて、ぶらぶらと歩き出す。



こぶしが咲き始めた。


中城通りに入る。




昼は吾妻庵総本店で、天ぷら蕎麦で燗酒。旨し。


「百年天ぷら蕎麦」、この店の看板メニューです。

桜町から駅の方へ向かう。




駅近くの古本屋に入る。充実の品揃え。何やかやで1時間程いる。
『落語系図』と吉行淳之介の絶版になった文庫本を2冊買う。
モール505を通って、再び中城町に入る。




喫茶「蔵」でコーヒー。吉行淳之介『闇の中の祝祭』を読む。
「蔵」を出たところで妻から電話。亀城公園の所で拾ってもらい、4時頃帰る。


夕方ビール。
夕食は父が買って来たとんかつで酒。