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2021年11月29日月曜日

つくば市北条 あおやま

この前、長男とつくば市北条を歩いた時は、うどんを食べた。

常陽銀行の向かいにある、あおやま。

知っていて行ったわけではない。ふと見つけたのである。間もなくお昼時だったし、わざわざ車に乗って移動しなくても、ここでいいか、という軽い気持ちで入ったのである。あとでネットで調べたら、評判の本格うどん屋さんだったのね。

入って見ると、ちょうど満席。でもそれほど待たずに席につけそうだ。椅子に座ってしばし待つ。

その間に注文を取りに来る。メニューは釜揚げとざるの二種類。サイドメニューにおにぎりがある。量は大が普通盛りとのこと。息子と二人、釜揚げの大をオーダー。麺は太と細を選べるが、おすすめの太にした。

程なく席が空く。すぐに薬味の生姜が届く。生姜を擦り、佃煮をつまみながらうどんが茹で上がるのを待つ。


やがて釜揚げうどん大(780円だったと思う)が到着。



 まずは何もつけず、うどんを1本。もちもち。小麦の味が口中に広がる。

つゆは徳利に入っている。ずっしりと重い。これが使い放題。つゆは甘からず、きりっとした味わい。出汁が濃厚。旨いなあ。


あとはずるずると無心にすする。少食の長男もぺろっと食べた。

接客も丁寧で気持ちよかった。お客も後から後から入って来た。人気店なんだなということがひと目で分かる。


古い商家をリノベーションしたのかな。たたずまいもいいね。今度はうどん好きの妻を連れて行こう。

2021年11月28日日曜日

中古CD、小圓朝と圓蔵

朝、パン、スープ、卵とウィンナーの炒めもの。


この前買った中古CD、三代目三遊亭小圓朝『富士詣り』『のめる』『一目あがり』『後生鰻』、七代目橘家圓蔵『しめこみ』『紀綿散』『あんま小僧』『浮世風呂』を聴く。

対照的な二人。小圓朝は、三遊派の頭取だった二代目の倅。若いうちから将来を嘱望され、橘家圓喬夫人からは「お前なら圓喬をあげるよ」と言われたという。

かたや圓蔵は転々と職を変え、八代目桂文楽に弟子入りするもクビになり、吉原の牛太郎を経て名古屋で幇間になった挙句、戦後になって文楽に再入門を果たした。

小圓朝がサラブレッドなら、圓蔵は地方競馬出身の叩き上げといったところか。ちなみに小圓朝は東大落研の技術顧問、圓蔵は私の落研時代の技術顧問(というわけで以後、師匠と呼びます)と、こちらも対照的。

小圓朝はさすがに巧いな。何ともいえない、いい間、調子。ただ演劇性はないので、今の若い人には「演技力がない」と言われそう。明治大正の香りがいい。

圓蔵師匠、この録音はいいなあ。明るくって軽くって面白い。正直、小圓朝より面白かった。昭和38年~昭和45年の音源。私たちの現役の頃はもう晩年で、声が小さくて聞き取りにくく、ストーリーを追うのに手間取った。寄席ではいかにも長老という味があったな。でも、真打になった頃の月の家圓鏡時代は爆笑派で売れていたという。当時は意外に思ったものだが、このCDは、それを裏付けている。確かに師匠の噺は面白い。『しめこみ』なんか師匠文楽を思わせるリズムがあって(黒門町のような迫力はないが)、聴いていてうれしくなった。『浮世風呂』の歌も圓生のように本寸法ではないけれど、聴いていて楽しくなった。そこに幇間だった師匠がいたよ。これは掘り出し物だったな。


昼は、この前次男がお土産に買って来た、ひもかわうどんを食べる。食べがいがあるねえ。旨し。


インパクトあるなあ。


午後は車のタイヤ交換。

見事な夕焼け。ここ数日でめっきり寒くなった。昨日の記事は「里の秋」というタイトルだったが、もう冬だね。




妻と夕方ビール。ガッキーがCMをやっているやつ。まろやかだね。旨し。

夕食は父が買って来た刺身と、妻が揚げた天ぷらで燗酒。旨し。

食後に妻ともう少し飲む。私はアイリッシュウィスキー。

2021年11月27日土曜日

里の秋

朝、パン、スープ、卵とウィンナーの炒めもの。パンは柿ジャムをつけて。

修理に出していた車を取りにつくばに行く。

久々に自分の車でドライブ。桜川市真壁の名刹、薬王院へ行ってみる。

仁王門。

本堂。

三重塔。成田山の三重塔を作った棟梁の作とのこと。

782年創設。けっこう参拝客が来ていたな。紅葉がきれいだった。

奥に見えるのは筑波山。

山の麓にはつくし湖という小さなダム湖があって、そのほとりにつくし亭という蕎麦屋がある。お昼はそこで盛り蕎麦を食べる。





真壁から湯袋峠を越えて石岡市八郷地区に向かう。「里の秋」といった風景が続く。


日光連山は冠雪しておりました。

湯袋峠を越えて、石岡市小幡に出る。

柿岡の街を歩く。旧八郷町の中心、八郷盆地の真ん中にあり、地域の産物が集まって来たのだろう。いい街並みだが、好きだった建物がいくつかなくなっていた。しょうがないよな。


路地の奥に観音堂。


街の中ほどにある八坂神社。



街角のペコちゃんはクリスマス仕様。


銅山堂でお土産にロールケーキを買って帰る。

2015年の柿岡。この建物、大正館はなくなっておりました。

今夜、妻は女子会。夕食は作って行ってくれた石狩鍋で燗酒。バターを入れるとまた旨いのだよ。

2021年11月23日火曜日

つくば市北条を歩く

朝、パン、カップスープ、目玉焼き、ウィンナーソーセージ。

妻は仕事。

長男とミニつくばへ行く。この前の点検でラジエーターに不具合が見つかったので、今週いっぱい入院ということになった。

代車を出してもらって、つくば市北条へ行く。カメラも直ったので街歩きをしようと思ったのだ。

駐車場に車を止め長男とぶらぶら歩く。北条も古い町並みが残っていて面白い。



つくば道。向こうに筑波山が見える。

 歩いていると、無料休憩所のおばさんに声を掛けられ、中でお茶をごちそうになる。


2012年5月の竜巻被害の話をうかがう。直後の写真を見せていただいたが、すさまじいものだった。かきもちを買う。

また歩き始めると雲が切れ日が差してくる。暖かくて気持ちいい。

この山の上にお城があったらしい。





八坂神社にお参り。今日は勤労感謝の日。新嘗祭が行われる日である。ここでも神事があったようでお供え物がしてあった。


さて、昼時である。近くにうどん屋があったので、そこで食べることにする。


釜揚げうどんの大。もっちりとして歯ごたえがあり、小麦の味が濃い。つけ汁も出汁が利いて旨かった。少食の長男がぺろりと平らげた。


私たちが出る頃には、店の前に行列ができていた。


1時半ごろ家に着く。妻が帰って来ていた。

おやつに三人で帰りに買って来た「生クリーム大福」を食べる。

妻と夕方ビール。

夕食は蓮根のはさみ焼、刺身こんにゃく、白菜豚肉炒めで燗酒。食後にアイリッシュウィスキー。

2021年11月22日月曜日

つくばの紅葉

昨日の日記。

朝、御飯、味噌汁、卵とウィンナーソーセージの炒めもの、野沢菜。

6連勤明けのお休み。ゆっくりする。


コーヒーを淹れて子どもたちと飲む。

昼はマルちゃん正麵の味噌。

午後、妻と妻の実家に野菜を届けに行く。


帰って、おやつにシャトレーゼのロールケーキと紅茶。 

妻と夕方ビール。

夕食は豚の角煮、湯豆腐、刺身こんにゃくで燗酒。食後にアイリッシュウィスキー。

夜、雨が降り出す。


今日の日記。

朝、おにぎり、味噌汁、卵焼き、魚肉ソーセージ。

今日から次男が宿泊学習なので、朝一で学校まで送って行く。

勤務の関係で今日はお休み。妻とお出かけ。長男を学校で降ろし、我々はイーアスつくばへ行く。

つくばは紅葉がきれいだった。

本屋でちくま文庫から『つげ忠男コレクション』が出ていたので、すかさず購入。つげ義春の実弟の漫画家。兄よりも硬質でクールな作風。

昼は美味倶楽部のコラボセット。私は豚角煮チャーハンと海老ワンタンメンをチョイス。妻は好物の梅蘭焼きそば。お腹いっぱい食べる。

旧Q’tに移動して長男を待つ。私は中古CDを漁る。佐野元春、サラ・ヴォーン、三遊亭小圓朝、七代目橘家圓蔵を買う。

妻とミスドでお茶にする。カフェオレを飲む。2時過ぎに長男が来たので、ドーナツを買って帰る。

今日は「いい夫婦の日」でしたか。ゆっくりデートさせてもらいました。

一日中雨だった。

3時過ぎに帰り、3人でドーナツを食べる。私は今日はシナモンリングにした。

夕方長男はアルバイトに行った。

夕食は、私と妻と父で食べる。焼鮭、白菜豚肉炒め、こんにゃくで燗酒。

食後、妻ともう少し飲む。妻は赤ワイン、私はアイリッシュウィスキー。


昨日から読んでいた、川柳川柳の『天下御免の極落語』、自伝部分を読み終える。師匠圓生に疎まれていくくだりは読んでいて切なくなったよ。

2021年11月19日金曜日

川柳師匠、さようなら

川柳川柳の訃報が届く。亡くなったのは17日。90歳だったという。

大学に入り東京に出て寄席に通うようになると、毎回のように出ていた。演るネタは決まって『ガ―コン』。腹を抱えて笑った。

見るからに破滅型の無頼派だった。酒の上のしくじりは数限りない。師匠圓生のマンションの玄関に酔っ払って大便をしたのはよく知られている。池袋の初席で酔っ払って噺にならなかった高座も見ているし、七代目橘家圓蔵師匠の通夜で、やはり酔っ払って「圓蔵は死んだんだ」と気勢を上げて顰蹙を買っていたのも見ている。マジで酒に溺れて早死にをするんじゃないか、と思った。


川柳の転機は、弟弟子だった春風亭一柳の死かもしれない。この頃のことを、自著の中でこう書いている。

 一緒に修行し、ともに破門された男の死は哀しかった。飲んで狂ってまた、したたかに血を吐いた。そのころはよく血を吐いた。以前から十二指腸をやられていて、バカ飲みが三日ばかり続くと患部が切れる。十日も酒をやめていると一応治る。また乱飲して吐血。また禁酒。この繰り返しだった。

 十年ほど前から、幾分、癖がよくなり、一夜飲むと三日干す。まあこういう稼業で酒席も営業のうちだから、キチンとは守れないが、それなりに努力して吐かなくなった。

 それでわかったのだが、あのころの酒は旨くなかった。毎晩飲むので旨くもなく、感動もなかった。今は酒が旨い。三日禁じて、今夜は飲めると思うと嬉しくて朝も早く目が覚める。その日の高座は楽しい。何だか長生きできそうだ。

(『天下御免の極落語』2004年刊 彩流社)


つくしという弟子もでき、川柳は丸くなった。ファンも増えて、マイナーな存在ではなくなった。

ネタは相変わらず『ガ―コン』が主だったが、そこにメッセージ性が加わった。「勝っていたのは最初の半年。後はずーっと負けっぱなし」という台詞が入ったのは、その頃ではなかったか。戦争の愚かさ、自由の素晴らしさを、川柳は笑いにのせて訴えていたのかもしれない。


私が川柳を最後に寄席で見たのは、2018年10月上席の池袋演芸場。その時の川柳はめろめろだった。口慣れた『ガ―コン』だったが、同じ話を何度も繰り返す、終いには前座が出てきて「師匠、時間です」と言って口座から下ろす、という、まるで伝え聞く三代目柳家小さんの晩年を見るようだった。あのクリアな川柳の頭脳が、老いのためには曇ってしまうのか、と思うとひどく寂しかった。

だから、いつかこの日が来るのを覚悟していた。とはいえ、いざそうなってみると、やはり寂しい。とても寂しい。

でも、見事な芸人人生だった。「死なない無頼派」ってのもカッコいいな。ずいぶん長く楽しませてもらったことを、改めて感謝したい。

川柳川柳師匠のご冥福を祈る。さようなら。ありがとう。


 

2021年11月14日日曜日

つくばに行く

朝、パン、ハムステーキ、大根と豚のトマト煮。パンには柿ジャムを塗る。柿を大量にもらったので、妻が作ったのだ。程よい甘さ、旨し。

車の点検のため、つくばに行く。

点検の間、次男とイーアスつくばをぶらぶらする。ずいぶん人が出ていたなあ。

もうクリスマスツリーが出ていた。

昼はカスミに入っているパン屋のイートイン。私はホットドッグとカレーパン。

本屋で三遊亭圓生の『寄席育ち』『明治の寄席芸人』(岩波現代文庫)、石井英子の『本牧亭の灯は消えず』(中公文庫)を買う。圓生の著作は待望の文庫化。それでも1冊1500円ぐらいするんだけどね。それにしても圓生の記憶力はすごい。

次男は「数学大喜利」みたいな本を買って、げらげら笑いながら読んでいた。

3時過ぎ、点検が終わって帰る。妻は午後から仕事、長男は友だちの家に遊びに行って不在。長男は5時過ぎ、妻は夕食前に帰って来る。

夕方ビール。

夕食はしゃぶしゃぶでビール、燗酒。

食後に妻と少し飲む。私はアイリッシュウィスキー。お土産のわらび餅を食べる。 

2021年11月13日土曜日

今夜はフィッシュ・アンド・チップス

朝、フレンチトースト、コーンスープ。妻が仕事仲間からメープルシロップをもらって来たので、フレンチトーストにたっぷりかけて食べる。旨し。

次男は土曜授業、妻は仕事に行く。

天気がいいので布団を干す。風呂場のカビ取りに精を出す。

昼は長男とパスタを茹でて食べる。ロッシーニの「泥棒かささぎ」一曲分の茹で時間が絶妙なのだ。旨し。

午後は長男がバイトに行く。一日休みなのは私だけか。



夕食はフィッシュ・アンド・チップス、大根と豚肉のトマト煮込みでビール、白ワイン。 

25年前、新婚旅行で行ったシドニーで、波止場のベンチでおじさんが食べていたフィッシュ・アンド・チップスが旨そうだったんだよなあ。紙皿にプラスチックのフォークというように至ってチープなものだったが、やけにそそられたよ。その時はディナーを控えていたので食べることはしなかったが、ずっと心に残っていた。

その後、妻とロンドンに旅する機会があって、その時にフィッシュ・アンド・チップスを食べたかったのだが、何やかやでチャンスを逃してしまった。(イギリスの食事自体、あまり美味しくなかったな。)

で、たまに家でフィッシュ・アンド・チップスをやる。冷凍の白身魚フライとフライドポテトを揚げてタルタルソースをつけて食べるのだが、正解がよく分からない。いずれにせよ、ご当地の食べ物はご当地で食べるのがいちばん旨いよね。やっぱ、ロンドンで食っときゃよかったな。

食後に妻ともう少し飲む。妻は白ワイン、私はアイリッシュウィスキー。

寝しなにアイリッシュウィスキーを飲む。

2021年11月11日木曜日

旅の思ひ出②

ちょっと前に「旅の思ひ出」という記事を載せましたが、その第2弾。

また、古い写真から発掘してみます。


名古屋、大須演芸場。

ここで大東両先生の紙切りで「イチロー」を切ってもらいました。

奥多摩の本屋。シブい。

青森、十三湖。

青森、鰺ヶ沢のイカ。イカ焼き、旨し。

ペナン島のコンビニ。

銚子電鉄、外川駅。

福島県二本松、東北サファリパーク駐車場。もう秘宝館はないよねえ。

福島、大内宿。火の見櫓がある。

熱海温泉。

熱海駅前。鯵寿司が旨かった。

沖縄、首里城。

牧志公設市場、二階の食堂。

北海道、小樽駅。

小樽、みよ福の寿司。

このままコロナが収まってくれたらいいなあ。