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2026年2月1日日曜日

昨日の続き

今日、冬晴れの午前、甥は、父と母、双子の弟に見守られながら、逝った。享年35歳。私たちは、病院へ向かう車の中で知らせを受けた。

正月、妹の一家と、我が家で新年会をした。甥の元気な姿を見たのは、それが最後になったか。彼は妹の長男の子(彼にとっては姪にあたる)を、ずっと抱っこして、にこにこしていた。「(息子たちと)ゲームやってこないのかよ」と私が言うと、「かわいいんだよ」と言って目を細めていた。そうだよ、姪とか甥とかってかわいいんだ、お前もそうだよ、と私は心の中で言った。

子どもの頃、お前は私のキャンプ用のヘッドライトをつけて、電気を消した家の中を走り回っていたっけ。

甲子園常連校に進学し、お前は応援団に入った。双子の弟は高校で野球部に入った。お前は病気で運動部には入れなかったが、そうか、野球をやりたかったのか、と思ったものだった。

高校を出て、お前は妻が出た大学に進学した。お前のことを妻は「かわいい後輩」と呼んでいたよ。

大学を出た後はトヨタのデューラーに就職した。そこで私は車を買った。

その後、トヨタを辞め、アルバイトをやった後、双子の弟と同じ職業に就いた。

職場の仲間には、手術前、「3月には復帰します」とお前は言ったという。

普通に生活をしていた中で、完治を目指して行った手術。それがこうなってしまって、いちばん驚いているのがお前だろう。

これがお前の寿命だったのかもしれない、なんて思えない。私にはこの事実が到底受け入れられない。私はそこまで人間ができていない。

父もまさか孫に先立たれるとは思ってもみなかったと思う。

何を言っても、もう甥は還ってこない。人が生きるというのは、かなしい。