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2016年3月8日火曜日

大洗磯前神社


大洗磯前(いそざき)神社、拝殿。
祭神は大己貴命(おおなむちのみこと:別名大国主命)と少彦名命(すくなひこなのみこと)。856年(斉衡3年)、この二柱の神が、大洗の海岸に降臨したのが、この神社の始まりという。その場所には現在鳥居が立ち、神磯の鳥居と呼ばれている。

翌朝撮った。朝日に映えて神々しい。

手前には謂れを刻んだ石碑が立つ。

永禄年間(16世紀半ば)に戦乱のため荒廃したが、元禄年間、水戸徳川家2代藩主光圀公が造営を始め、3代藩主綱條公の時代に現在の拝殿・本殿・随神門が完成した。これらは江戸時代初期の建築様式を今に伝え、県の指定文化財となっている。

随神門。

本殿。茅葺だ。

太平洋が眼下に広がる絶景の地にあり、正月には多くの人が初詣に訪れる。

どーんと太平洋が広がる。

大洗の観光スポットの中核をなすところでもある。

となると、やはり「ガルパン」ですか。

境内には、太平洋戦争時、トラック島で沈んだ巡洋艦那珂の忠魂碑があった。




長い石段を下りると、寒禊をするのであろう神池が、ひっそりとある。


お参りするのは約30年振り。大洗にはけっこう来るけど、いつもは下の道を素通りしてしまう。たまには歩いてみるもんだね。

2016年3月2日水曜日

大洗の街並み

大洗の古い町並みは、旧道沿いに磯前神社に向かって、大貫、髭釜、永町、曲松といった商店街が、だらだらと続いていく。
各商店街の名称を確認するためネットで検索してみたら、見事にアニメ『ガールズ・アンド・パンツァー』に関するものが、ずらりと出てきた。このアニメを見たことはないが、大洗を歩けば、否応なく情報は入ってくる。かわいい女子高生が戦車で戦う部活の話らしい。その舞台が、この大洗の街なのである。
「かわいい女子高生」「ミリタリー」など、オタクの心をぐっとつかんで放さないアイテムに加え、リアルな街の描写が密接に結びついて、この大洗「聖地巡礼」ブームを呼んでいる、といったところだろうか。しかも、アニメの登場人物のパネルが至る所に展示されているのである。マニアにはたまんないな、きっと。
考えてみれば、宮澤賢治が好きで花巻を訪れる(私もやりました)とか、太宰治ファンが津軽を旅する(これもやった)とか、大林宣彦の映画を観て尾道の街を歩く(ああこれもやった)とかと、結局は同じなのだ。そりゃ行きたくなるよ、無理もない。
時代から取り残されたような古い商店街にアニメファンが集い、買い物をし飲み食いしてくれる。この街で商売を営む人にとっては、ありがたいことだよなあ。これからも「聖地」として、末永く栄えてもらいたいと、県民の一人として願わずにいられない。

ただ、アニメファンの関心は、どうしてもあの「ガルパンパネル」に集中するんだよな。ネットの画像もあればっかりだ。でも、街並みもけっこうすごいポテンシャルなのよ。レトロ街並み愛好家でも、きっと唸ると思うんだ。
というわけで、先日大洗を歩いた時、撮った写真。例によって、シブい建物を中心に撮りました。






こういう八百屋さんも少なくなりましたな。

梶井基次郎『檸檬』のような店先。





お菓子屋さんだったみたい。
大洗ではいちばん好きな建物。


タクシー屋にはシブイのが多い。

この本屋さんに置いてあるのは、ほとんどが「ガルパン」関係の本です。

これもシブいなあ。


床屋さんもシブいのが多い。

月の井酒造。



人形町末廣みたい。



クリーニング屋さんもシブイのが多い。


商店街が尽きると、どーんと磯前神社の大鳥居がそびえ立つ。





2016年3月1日火曜日

大洗、飲んだり食ったり

先日、大洗で飲んだり食ったりしたものをアップします。

まずは柳屋食堂。ラーメン500円、ビール500円であります。



文字通り、何の衒いもない「中華そば」。ナルトがまた嬉しいやね。ずーっとこの味でやってきたんだろうな。

暖簾は蕎麦屋ですが、洋食、中華、何でもありでした。

お次は漁港近くの回転寿司。

鯵が一皿200円。

つぶ貝は250円。
イカが200円、ビールが500円でした。


最後は宿の夕食。


あん肝。これが出たら燗酒ですわな。

めひかり唐揚げ。こちらはビールで。

刺身。

めばるの煮つけ。

あんこう鍋は昨日アップしたので割愛。他に牛肉の陶板焼きもありました。
1泊2食で10,800円。リーズナブルでしょ?

磯前神社の真下の旅館街の中の1軒。


2016年2月29日月曜日

今年もまた、大洗の宴

今年もまた、昔の職場の仲間と1泊の宴会をやった。
メンバーのKさんが「海の近くがいい」というので、ここ数年、場所は那珂湊か大洗だ。
今年は大洗。磯前神社下の宿を取る。

車で行くのが手っ取り早いが、「小さな旅」の気分を味わいたくて鉄道を使う。常磐線で水戸へ出て、鹿島臨海鉄道に乗り換え、大洗に着いたのがお昼頃。
大洗は、アニメの舞台になったことから、観光客が増えている。昨年乗った湊線に比べ、車内が何となく浮かれている。ほとんどの乗客が水戸からの乗り換えのせいか、精算窓口には長い行列ができていた。アニメ人気恐るべし、である。



駅から、ぶらぶら商店街の方に歩く。
「聖地巡礼」って言うんですか、一眼レフのカメラを手にしている人たちが目立つ。
混まないうちに昼食にしたい。当てずっぽうに柳屋という食堂に入る。
メニューを見ると、中華から洋食、そば、うどんと何でもあり。地元の人々が集う、私好みのお店。
ここは基本に則っていこうと、ラーメンとビールを頼む。ラーメンは何の衒いもない「中華そば」。いいねえ。店内の客は私を入れて4、5人だが、出前も入っているみたいで忙しそう。次の機会があれば、チキンライスもいいなあ。

それから、商店街が尽きるまでぶらぶら歩く。(この時撮った写真は後日アップします)
ここまできたら、と磯前神社にお参り。磯前神社は海に臨む高台に建つ、1160年の歴史を持つ由緒ある神社である。


石段の上からの眺めは、まさに絶景ですな。

いささか疲れたので、鳥居を出た向かいにある大洗美術館に入ってみる。
いつもは車で素通りなので、入るのは初めて。入場料500円。サービスでコーヒーが付く。
明治の実業家、渋沢栄一の息子、秀雄が小学5年生の時に水戸旅行をした際の水彩画が面白かった。
目玉は、窓外の風景を一幅の絵に見立てたもの。その絶景がこれです。


昼はラーメンだけだったので、小腹が空いた。そこで漁港近くまで歩き、回転寿司に入る。
ビールを飲みながら、イカ、鯵、つぶ貝をつまむ。ビールに皿3枚で軽く1000円を超えた。「はま寿司」に慣れた身にはちょっと高いなあと思うけど、こっちの方が適正価格なのかもしれない。


もう1回、商店街に戻ってぶらついて、3時過ぎに宿に入る。
風呂に入って、湯上りにビール。この日ついに中瓶3本目。でも、やっぱり旨いんだな。


やがて、Oさん、Kさん、Sさんの順でメンバーが揃う。
そして、予定通り6時開宴。
あん肝。めひかりの唐揚げ。めばるの煮つけ。刺身はまぐろ、かんぱち、さより、ほたてというラインナップ。メインにあんこう鍋がどーんと鎮座まします。ここ近年ではトップクラスの豪華さだ。



宴会場で大いに飲み、かつ食うこと3時間。シメの雑炊まできっちり楽しむ。
2次会は部屋で、日付が変わる頃まで。
昔話に花が咲き、今の話に力を貰う。お互い齢は取ったけど、瞬時にあの頃に帰ることができる。
年1回のお楽しみ。来年もまた、シブいとこ探そっと。




2016年2月24日水曜日

ヤナーチェックの『シンフォニエッタ』

一昨年の今頃、21年半乗ったミニを新しいミニに買い換えた。
前のミニには、妹から貰ったカーオーディオを積んでいたのだが、5年ほどで壊れ、それ以後車の中で音を楽しんだことはなかった。
新しいミニでは、もちろんラジオもCDも聴ける。
朝の通勤では、いつもNHK-FMを聴いている。月曜日は「キラクラ」、火曜から金曜は「クラシック・カフェ」。今朝の「クラシック・カフェ」はヤナーチャックの『シンフォニエッタ』がかかった。
ヤナーチェックの『シンフォニエッタ』といえば、村上春樹ファンには『1Q84』でお馴染みの曲だ。
『1Q84』の冒頭、この小説のヒロインである青豆は『シンフォニエッタ』を、渋滞の首都高3号線のタクシーの中で聴きながら、ボヘミアの草原を吹く、のびやかな風に思いをはせる。
この曲が書かれたのは1926年。日本では年号が大正から昭和に変わった年である。その当時の日本について、村上は「日本でも暗い嫌な時代がそろそろ始まろうとしていた。モダニズムとデモクラシーの短い間奏曲が終わり、ファシズムが幅をきかせるようになる。」と書いている。(何となく他人事には思えないな)
『シンフォニエッタ』のメロディーは、チェコスロバキアの伝統音楽を下敷きにしたものだという。私もしばしボヘミアの草原を吹く風に身を任せる。

仕事から帰ると、先代の風柳師から先日参加したOB会の写真が届いていた。こんな末端の後輩にまでありがとうございます。次回は是非、2次会以降も参加させていただきます。

夕食は、餃子、回鍋肉、肉じゃが、なめこ汁で燗酒。夜になって雨が降り出す。

新しいミニ。