まずは石岡の誇るレトロ建造物。
すがや化粧品店。
森戸文四郎商店。
喫茶四季。
東京庵。
石岡の街は昭和4年の大火でほぼ焼き尽くされてしまったので、これらの建造物はほとんど昭和5年頃に建てられている。看板建築が立ち並ぶ中町通りは、何度も紹介しているが、壮観である。
もちろんこれだけではない。至る所に味のある街並みが広がっている。
駅へと続く八間通りもいい。
八間道路に並行する金丸通りには、こんな歴史遺産がひっそりとある。
鈴の宮稲荷神社。
元治元年(1864年)、水戸の尊攘派が筑波山で挙兵した。世に言う「天狗党の乱」である。
藤田小四郎を中心とした水戸藩激派約60人は、元治元年春、府中に集結。紀州屋を本陣として、三好屋、井関屋、山本、金升屋、近江屋、松屋の各妓楼に分宿した。藤田らは、水戸町奉行田丸稲之衛門を説得して大将に据え、3月27日、この鈴の宮稲荷神社で目的遂行を祈願した後、筑波山へと向かったのである。
紀州屋など、もはやどこにあったかすら分からない。その昔を伝えてくれるのは、この神社の境内にある案内板だけだ。
この挙兵がきっかけとなって、血で血を洗う水戸藩の内紛は明治の初めまで続いた。おかげで水戸藩の人材はことごとく斃れ、明治新政府で活躍できるような者は残っていなかったという。
散歩のシメにヴィオレでサンドイッチを買う。
おかみさんが「中で食べられますよお」と言ってくれたので、コーヒーを注文し店内でいただく。
ハムサンド、220円。コーヒー、200円。
玄米パンを1枚、おまけにくれた。もちもちで旨かった。
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