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2019年1月25日金曜日

常陸国総社宮、そして二十一世紀枠

石岡市にある常陸国総社宮。大宝令に制定された神祇官に相当し、神祇を掌り常陸国内の諸社を総括した神社である。国家鎮護の社として、常陸・武蔵・甲斐・駿河・長門・対馬の国府が選ばれたが、常陸国府に第一創建あるべし、との勅命により建てられたという。



鳥居をくぐると参道が続くが、この先に社殿があるのではない。突き当りを、直角に左に曲がると、その先に随身門がある。

随身門。
寛永4年(1627年)再建されたもの。

境内には土俵があって、お祭り期間中には奉納相撲がある。


社殿が門から入って正面にあるのではなく、左側に横向きに建っている。かなりユニークなレイアウトだと思う。何か謂れがあるのだろうが、よく分からない。



本殿は一昨年だったか、修理が入った。

神武天皇遙拝所。
明治19年に創始。社殿は平成22年に新築されたもの。



日本武尊の腰掛石と手塚治虫のコラボレーション。手塚の祖先で、『陽だまりの樹』にも登場する手塚良庵が、江戸時代末期、府中藩主松平播磨守に仕えていたという。(なお、『陽だまりの樹』の主人公は、架空の府中藩士、伊武谷万二郎である。)そうした縁で、平成25年から手塚プロダクションの協力で、手塚作品と総社宮とのコラボレーションによる、御朱印帳、絵馬、お守り、クリアファイルなどのグッズが販売されている。手塚ファンの方は是非お求めいただきたい。

と、昨夜、総社宮の記事を書いて一晩寝かしていたら、今日になって、春の全国選抜高校野球大会の二十一世紀枠で、地元石岡一高の甲子園出場が決まったというニュースが飛び込んできた。
うーん、これも総社宮の御利益でしょうか。



いずれにせよ、石岡の街は盛り上がるでしょうなあ。


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