朝、焼きたてのパン、ウィンナーソーセージ入りスクランブルエッグ、紅茶。
いい天気。妻の号令で久し振りに布団を干す。玄関先に草が伸びていたので、少しだけ草刈り。ふと思い立って裏山に行き、筍を一本掘って来る。
昼は妻が作ったスパゲティーナポリタン。きちんとピーマン、玉ねぎ、ウィンナーソーセージが入っている。市販のソースだけど、旨い。
午後から妻は仕事に行った。本来日曜は休みだが、人手が足りないという。どこも何かと大変だ。
デューク・エリントン『コンプリート・アット・ニューポート』を聴きながら、村上春樹『女のいない男たち』を読む。1956年のニューポート・ジャズ・フェスティヴァルでの録音。手練れの演奏。「A列車で行こう」、素晴らしい。2枚組CDなのだが、大作「フェスティヴァル組曲」はライヴ・ヴァージョンとスタジオ・ヴァージョンの両方が収められている。完璧主義者のエリントンが、ライヴの演奏の一部が気に入らず、コンサートの翌日、スタジオでレコーディングしたという。すごい話だねえ。
「晩御飯はお刺身でも買って来たら」と出がけに妻が言ってくれたので、夕方カスミに行く。
夕方ビールを飲みながら、ボブ・ディランの『地下室』を聴く。ザ・バンドの演奏でディランが気持ちよさそうに歌っている。久し振りに聴いたけど、いいねえ。発売は1975年だが、録音は1967年。オートバイ事故による療養から復帰に向けた、ウッドストックの自宅地下室におけるザ・バンドとのセッションの記録だ。米ビルボードで7位、全英で8位。けっこう売れたのね。
6時半頃、妻が帰る。
夕食は、カツオ、アジの刺身、マグロの切り落とし。冷奴、イカの唐揚げ、ポテトサラダ、揚げ出し豆腐で酒。スーパーのポテトサラダは甘い。ジャンクな感じが好き。筍は味噌汁にする。
寝しなにカティーサーク。
ゴンチチのゴンザレス三上の名言に、「人生負けてナンボ」「今日も笑顔で負け戦」というのがある。もはや、とっさの判断力、瞬発力、気力、体力、どれをとっても若い人たちには敵わない。仕事の仕方も古くさい。まあ負けるわな。むしろ張り合おうとも思わないよ。仕事も所詮「穴埋め」。とにかく1年、何事もなく働いてね、ぐらいしか要求されていない。
それでも、ひとつひとつの仕事に力を尽くして向かっていくよ。効率が悪くても、人に評価されなくても。それが私の仕事である以上、たとえ負け戦であったとしても。
2 件のコメント:
んーーー、負け戦ですか、、
最後のくだりは深いですねー。
伝助さんと飲みに行きたくなる気分。
所詮、昭和世代なんですかねー。
でも、終わってると思われるのも癪に触る!
忸怩たるですねー。
愛宕山いいですねー、ぜひ聴いてみたいです。
そう!
今度、火曜日から水曜日にかけて大阪の美術館で日本国宝展、京都で美のるつぼ展ってのをみてくる予定なんです。
おっさんくさいと言われようと、職場の連中にめっちゃ自慢したろかなと。
人がなんとも言わば言えですよね!
おち坊くん、こんにちは。コメントありがとうございます。
なんつうか、「勝ちにこだわっている人」には、勝ってもらってかまわない、って感じなんですよ。ずっと勝ち続けることなんてできないし、そもそも最後には「死」に負けちゃうわけですから。
かといって悟っているわけでもありません。そうやって「自分を楽にさせている」んでしょうね。自己防衛の一種なのかもしれません。
美術館巡り、いいですねえ。私も美術館は大好きです。美味しいものもいっぱい食べてきてください。
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