平日の休み。妻と映画を観に行く。
妻と二人で映画を観るのは『タイタニック』以来。随分久しぶりですなあ。
人間に生まれてよかったなあと思うのは、本や映画などで、他の人の人生を(それは事実だったり、虚構だったり、事実を基にした虚構だったりするわけだけど)、なぞることで、自分の人生だけでは味わえない、喜怒哀楽を体験できることだ。
今回観たのは、『そして父になる』。
この映画は、文字通り父の映画だな。しかも、ほとんどの人は福山雅治演じる主人公の方に感情移入してしまうだろう。あんなにカッコいいわけではないし、有能なビジネスマンでもないし、都心の高級マンションに住んでいるわけでもないけどね。
私たちは、リリー・フランキーのように自由にはなれない。仕事とのバランス、子どもと思う存分向き合うことのできない後ろめたさを、いつも抱えて生きている。
関係ないけど、リリー・フランキーの経営する電器屋の建物がシブくていい。ラストシーンの夕暮れの場面、電器屋のバックに見える赤城山がまたよかったねえ。
お昼は、パスタ。アラビータ。けっこう辛い。アラビータを食べると、1999年に妻と行ったロンドン旅行を思い出す。旅行最終日の昼、イタリアンレストランに入って食べた。イギリスの味のない食事が続いたので、自然に刺激を求めたのだろう。やけに辛かった記憶がある。今日食べたのは、イギリスのより数段旨かったと思う。
その後30分ほど別行動。私は本屋に行く。雑誌『SIGHT』、香山リカ『しがみつかない生き方』を買う。
帰りに小松屋。アミの佃煮を買う。
夕食はおでんで菊正宗。旨し。台風の影響か、蒸し暑い夜の初おでんでした。
下は先日の「小さい秋」の写真です。
0 件のコメント:
コメントを投稿