上野、連玉庵。天ぷらそば、御酒付き。
森鷗外『雁』にも登場する老舗。天ぷらそば発祥の店とのこと。
八代目桂文楽と安藤鶴夫の対談に使われたり、古今亭志ん朝がせいろをたぐる写真が残っていたりと、そちらの方でも有名なお店。
この近くには、池之端の藪という名店もあり、私も入ったことがある。ここも文楽・志ん生の色紙が飾ってあったりして、落語ファンにはたまらない店だ。
ただ、鈴本演芸場に近いのと、営業時間の兼ね合いで、私としては連玉庵を利用することが多い。
お銚子の袴に老舗の風格が漂う。
天ぷらそばは大振りの海老が2本入って1500円。御酒は1本700円だ。
1本目の酒を飲み切る辺りで、そばが到着。御酒、もう1本追加。
酒が来る間に、そばをつーっといただく。
そして、「ぬき」状態になったところで、それをつまみにもう1本の酒を飲むのがお気に入り。
胡麻油の香りとぷりぷりの海老、つゆと渾然一体となったコロモが、もうたまりません。
至福のひと時でしたなあ。
では、天ぷらそばのアップです。
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