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2017年2月28日火曜日

那珂湊の街並み

那珂湊の古い港町といった風情の街並み、好きなんだよね。
今年も愛でつつ歩きました。


海が近いせいかトタンが多い。






駅前のこの建物は、元お菓子屋さんだったようだ。

立派な商家。恵比寿様のホーロー看板がキュートだ。

この看板建築がいちばんのお気に入り。

全体はこんな感じ。

謎のスナック街。



酒屋さん。



クリーニング屋さんも味のある建物が多い。



1時間ぐらいはあっという間ですな。

2017年2月27日月曜日

那珂湊で宴会

この時期恒例、昔の職場の仲間と宴会をやる。
今年の舞台は那珂湊。
昼過ぎには現地に入り、宿に車を置いて街をぶらつく。

昼食をチェリー食堂でとる。
炒め焼きそば(750円)でビール(600円)。旨し。


いい気持ちになって歩き出す。
まずは、きうち書店に入って本を物色する。ここは近代文学の文庫本が充実しているのである。橋本治『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』、団鬼六『往きて還らず』(特攻隊の話ですよ)の2冊を買う。


那珂川を望む高台にある、湊公園へと上がる。
ここは日和山と呼ばれ、江戸の昔には水戸藩2代藩主徳川光圀が建てた夤賓閣(いひんかく)があった所だ。幕末の天狗党挙兵に伴う水戸藩の政変(元治甲子の乱)の際には、藩主名代として水戸へ向かった宍戸藩主松平頼徳一行とそれに合流した武田耕雲斎ら水戸藩の尊攘派に天狗党が加わり、頼徳の水戸入城を阻止しようとする門閥派との間で激しい戦闘がくりひろげられた。夤賓閣はこの戦いで焼失する。

見事な枝ぶりの松は光圀が植えたもの。
その激戦にも耐え、今に残る。


那珂川の対岸から尊攘派は進軍し、門閥派を破ってここに陣を敷いた。

さらに歩いて反射炉へ向かう。水戸藩9代藩主徳川斉昭が海防のための大砲を鋳造せんと建造したものだ。元治甲子の乱では、藤田小四郎率いる天狗党がここから攻め上り、門閥派を撃破した。反射炉もその時破壊され、今あるのは昭和12年に再建されたものである。


私の先祖は天狗党だったという。反射炉の高台から那珂川を眺め、しばしご先祖様に思いをはせる。


またぶらぶらと那珂湊駅へと向かう。
ひたちなか海浜鉄道をちょっとだけ撮りテツ。現存する数少ないローカル私鉄。レトロな雰囲気が注目され、ロケ地としても有名だ。この日もどこかの撮影クルーが来ていた。



街並みを愛でながら魚市場の方へ足を向ける。
かれこれ2時間近く歩いているので、どこかで休みたい。ちょっとしたものをつまみながら飲むのもいいなと思う。
ふと蟹の甲羅焼きを売っている屋台を見つける。すると、おあつらえむきに熱燗も売っているのではないの。早速購入し、ベンチで一杯。たまんないねえ。


4時ちょっと前に宿に入る。
ひとっ風呂浴びて、何はともあれ湯上りのビール。これもたまんない。


そんなこんなしているうちにメンバーが揃う。今年もKさん、Oさん、Sさん、私の4人。
定刻の6時に宴会がスタート。鮟鱇鍋、鮟鱇のとも酢、生ガキなどの海の幸に舌鼓を打ちながら、わいわいがやがや。お互い頭はずいぶん白くなったけど、皆さん元気で何よりです。毎年ここで元気をもらう。楽しい一夜となりました。


2017年2月23日木曜日

今夜も落語で眠りたい

最近、次男が寝る時、一緒に落語を聴いている。
私が中学生の頃に読んでいた、興津要編『古典落語』(全6冊)を、二人の息子も喜んで読むようになった。
そのうち次男が本で読んで面白かったのか、「『崇徳院』聴かせて」とか「『牛ほめ』ある?」とか言うので、音源を探してかけてあげた。(『牛ほめ』は、私が大学2年の時、本牧亭で演ったやつでした。)
こうしていつの間にか落語を聴くのが習慣になったのである。
やはり子どもが好きなのは滑稽噺だな。CDで、五代目柳家小さん『時そば』、八代目桂文楽『愛宕山』、古今亭志ん朝『真田小僧』なんてところをかけると、げらげら笑いながら聴いていた。(『愛宕山』の「こちゃえ節」を鼻歌で唄ったりもします。)
そのうち、しまいこんでいた、子どもが生まれる前にラジオ番組から録りためたテープも取り出して来て聴くようになる。
桂文朝『家見舞い』、柳家権太楼『つぼ算』、春風亭一朝『尻餅』、桂南喬『茶の湯』などなど・・・。いいねえ。15、6年前の音源だが、けっこういい面子が出ていたんだなあ。
中でも次男のお気に入りが、林家たい平の『紙くず屋』。私が初めてたい平を聴いたのも、この『紙くず屋』だ。あれはたい平と柳家喬太郎の真打昇進披露興行だった。私はこの時、この二人はきっと将来の落語界を背負って立つようになるにちがいない、と思ったのだった。
長男も地元で行われた落語会以来のたい平ファンである。次男も大好きなお兄ちゃんと同じ落語家が好きになったんだ。よかったね。
自分がずっと好きだった落語を、二人の息子も好きになってくれた。ささやかなことだけど、何だか嬉しい。

年季が入ってるねえ。
興津先生、親子2代で楽しませてもらっております。


2017年2月20日月曜日

笠間で息抜き


先日、笠間日動美術館に絵を観に行った。
企画展は「鳥取県立美術館・田辺市立美術館名品展 昭和洋画のパイオニアたち―前田寛治と佐伯祐三を中心に」。
私は佐伯祐三が好き。今回は「オーヴェールの教会」「リュクサンブール公園」などを観ることができる。古い町並みや路地好きにはたまんない。
いつものようにフランス館で、藤田嗣治やユトリロ、ボナールなどを楽しむ。

フランス館とデッサン館の間にある彫刻。美しいねえ。

その後、笠間稲荷にお参りし、ぶらぶらする。


東門の奉納額を鑑賞。

大正7年奉納のもの。これが落語ファンにとってはお宝もの。

睦会の芸人、寄席がずらりと並ぶ。



御大五代目左楽に浮世節家元橘之助。すごいでしょ。

こちらはお相撲さんの名前が見える。
「出羽ノ海谷右エ門」って、郷土の大横綱常陸山だ。

逆鉾の名もありますな。

文化13年建造であります。

裏っ手にある瑞鳳閣。
大正天皇の即位記念に建てられたという。
金閣寺を思わせる。

散歩のシメにコーヒーでもと思ったのだが、開いているカフェがない。
ちょっと残念。仕方なく帰る途中、ファミマのコーヒーを買う。

2017年2月15日水曜日

火の見櫓 その4

火の見櫓の写真が増えたので、アップします。

鉾田市の国道51号線沿い。
旧旭村地区。

レストランの看板になっております。

茨城町木部。

屋根は外されております。

石岡市東成井。

防災無線のスピーカーが付いている。

小美玉市羽鳥。
きれいな形。

足元まで行ってみた。

小美玉市大谷。

美しい。
旧美野里町地区には結構残っているのよ。

小美玉市田木谷。