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2017年12月10日日曜日

高浜を歩く

朝、マフィン、コーンスープ。
午前中に、車のタイヤ交換に行く。
昼は、サッポロ一番みそラーメン。
午後、長男のピアノの送迎。1時間ぐらい時間があったので、高浜の街を歩く。

高浜は、霞ケ浦の舟運で栄えた。
古くは『常陸風土記』にもこんなふうに描かれている。
「そもそもこの地は、乗り物を命じて行き、舟を漕ぎ出して遊ぶ。春には花々が浦を彩って鶯が鳴き、秋には岸の木が色とりどりに紅葉し、宙を舞う鶴を渚の干潟で見ることができる。農夫の若者と海女の娘が浜辺で群れ集い戯れ、商人や農夫たちの小舟が行き交う。まして真夏の暑い朝、蒸す夕暮れ、友を呼び、僕(しもべ)を引き連れて浜かげに腰を下ろし、海上はるかを眺めやる。さざ波が立ち、夕風が吹いてくると、暑さを避けて集まった者たちは、心の憂さを風に払い、日が傾くに従って、涼を求める者たちは、喜びに心を動かすのである。」

セブンイレブンでミルクティーを買い、まずは高浜神社から歩き出す。
祭神は武甕槌尊。常陸国の国司は着任すると、高浜から舟に乗って鹿島神宮に参拝した。荒天で船が出ない場合には、高浜に仮殿を作り遥拝したという。その遥拝所のあった所に建てられ、この地の鎮守の神となった。

屋根は拝殿も本殿も茅葺。
拝殿は最近葺き替えた。


寛政年間の祠。

県道沿いを歩く。
親鸞聖人爪書阿弥陀堂。鎌倉時代の建立。
親鸞聖人が平石に爪で書いたとされる阿弥陀碑が厨子の中に安置されているとのこと。その昔、背後の台地の南縁に西光寺という寺院があったが、廃寺となって、現存するのはこの阿弥陀堂のみらしい。


修復前は瓦屋根だった。
その頭頂部が残されていた。

少なくはなったが、道沿いには往時を偲ばせる古い建物がまだまだ残っている。

肉屋さんの看板建築のレリーフ。

古い商家。


大杉神社。美浦村の「あんばさま」が有名。海河の守護神だから、ここ高浜でも信仰を集めたんでしょうなあ。


霞ケ浦を望む台地の上にある。

台地の上を歩き、高渕寺に出る。


絶景だねえ。

ここから下りて、恋瀬川の堤防に出る。

恋瀬川河口。

鴨がいっぱい泳いでた。



帰って夕方ビール。
夜は、妹がお歳暮に送ってくれた牛肉でしゃぶしゃぶ。義母が買ってくれた「渡舟純米吟醸」を飲む。しみじみ、旨いねえ。

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