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2018年7月19日木曜日

昭和46年の前座

ものはついで。昭和46年当時の前座一覧。やはり通し番号を付けてみた。
まずは芸術協会。

1 春風亭はち好(五代目春風亭柳條 フリーとなってはち好と改名。)
2 桂京丸(昭和58年真打昇進後廃業)
3 三笑亭夢九(三笑亭夢之助)
4 三遊亭右詩夫(古今亭寿輔)
5 三遊亭好遊(廃業か?)
6 柳亭痴太郎(五代目柳亭痴楽・故人)
7 三遊亭富太馬(四代目三遊亭圓左・故人)
8 三遊亭喜久馬(三遊亭左圓馬)
9 三遊亭右らん(三代目三遊亭小圓右)
10 三遊亭女遊(廃業か?)
11 三遊亭遊吉(三遊亭小遊三)
12 三遊亭遊ぼう(三遊亭左遊)
13 雷門助三(四代目春雨や雷蔵)
14 桂南次(桂南治)
15 三遊亭楽遊(三遊亭金遊)

では落語協会。

1 三遊亭歌一(三遊亭歌坊→小歌)
2 林家ばん平(廃業)
3 三遊亭楽松(三遊亭鳳楽)
4 三遊亭歌二(三遊亭歌司)
5 三遊亭町奴(廃業?)
6 金原亭小馬吉(二代目金原亭馬の助)
7 橘家竹蔵(竹蔵のまま真打)
8 林家九蔵(三遊亭好楽)
9 三遊亭朝治(六代目三遊亭圓橘)
10 古今亭高助(古今亭志ん五・故人)
11 柳家そう助(柳家さん八)
12 林家辰平(林家ぎん平)
13 三遊亭生坊(七代目三遊亭圓好・故人)
14 柳家マコト(柳家小袁治)
15 月の家杵助(六代目月の家圓鏡)
16 柳家小稲(柳家さん喬)
17 金原亭駒八(四代目吉原朝馬)
18 金原亭駒七(五街道雲助)
19 桂文吉(柳家さん枝)
20 金原亭駒三(駒三のまま真打)
21 立川談十(十代目土橋亭里う馬)
22 春風亭朝太郎(春風亭一朝)
23 三遊亭勝馬(三遊亭小金馬)

「芸能人重宝帳」には住所も載っている。師匠宅に内弟子で入っているのは、芸術協会では京丸(米丸宅)、遊吉、遊ぼう(遊三宅)、楽遊(圓遊宅)の4人。落語協会で町奴(圓歌宅)、竹蔵(圓蔵宅)、高助(志ん生宅)、生坊(圓生宅)、杵助(圓鏡宅)、文吉(文楽宅)、朝太郎(柳朝宅)、勝馬(金馬宅)の9人だった。
現在もベテランとして活躍している人が多いな。
というか、私の学生時代、若手だった人たちだ。華柳の梅枝時代、左圓馬の桂馬時代の手拭いは今も持っている。(前座時代の小文治さんからいただいたものだ。)
廃業したばん平は、タレントとしてもちょっと売れていた。私は池袋演芸場の高座から、「お兄さん、落語なんか面白けりゃいいんだよね」と話しかけられたことがある。何だったんだろ。
ベテラン陣の修業時代、青春時代がここにある。故人になっている人もいる。そう思うと感慨深い。


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