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2018年8月7日火曜日

岩手へ ①

一昨年亡くなった、義父の故郷、岩手に妻子を連れて行くことにした。妻の実家に声をかけると、義母、義妹と姪と甥も参加するという。結局、総勢8名での大移動となった。

朝5時半に車に乗り込み、全線開通した常磐道をひたすら北上する。
福島県大熊町から浪江町の間の一般道は二輪車通行禁止。つまり身体をむき出しにしては走れない。東日本大震災から7年。いまだに福島第一原子力発電所の事故の影響は大きい。この区間には帰宅困難区域が含まれる。もとは農地であったろう荒地。明らかに住む者がいない家々。そこだけ人間の匂いがしない。2011年3月から時が止まっているようだ。時折、たくさんのひまわりが植えられている所がある。そこだって本来は青々とした稲や野菜が育つ場所であるはずなのだ。
岩手県に入った辺りから雨が降り出す。奥州市付近ではワイパーも利かないほどの豪雨に見舞われる。速度は50キロに規制されていた。

午後1時頃、盛岡に到着。予定では小岩井農場に行くはずだったが、この天気ではと、やむなく断念。市内に入って行く。
とりあえずお昼を食べよう。さんざん迷った挙句、盛岡城跡公園近くの駐車場に車を止め、公園近くの蕎麦屋に入る。
私と義妹は天丼、義母と次男は天ぷらそば、長男、姪、甥がざるそばで、妻は冷やし揚げ茄子そばを食べる。昼のピークを過ぎた時間帯だったせいか、のんびりビールを飲んでいる客が何組かいた。いかにも老舗といった雰囲気。次男は「やっぱり蕎麦は間違いない」と言っていた。


腹ごなしに歩いて公園に向かう。
城跡にある桜山神社にお参り。創建は1749年(寛延2年)。南部家開祖光行公、盛岡藩初代藩主信直公、三代藩主利直公、十一代藩主利敬公をお祀りしている。


七夕の御飾り。

本殿の奥には、「烏帽子岩」が鎮座まします。


6メートルを超す、巨岩「烏帽子岩」。

道を挟んだ向こう側に参道が続く。

その後城跡を散策。幸い雨は止んで、傘を使わなくて済んだ。
全国的に35℃を超える猛暑らしいが、この日盛岡は最高気温22℃。

盛岡城、通称「不来方城」。
明治維新で廃城となり、石垣のみが残る。


ホテルへは4時前に入る。部屋で妻や義妹とビールを飲んでいると、またもや激しく雨が降り出した。


6時頃、雨が止んだので、夕食に出かける。検討の結果、ホテルのすぐ近くにある、盛岡冷麺発祥の店に行く。焼肉と冷麺で生ビールを飲む。


暖簾には「平壌冷麺」とある。北の系譜なのね。

食後、長男と街を散歩することにする。姪と甥もついて来るという。「歩くだけだけど、後悔しない?」と念を押して歩き出す。
盛岡駅まで行き、戻る。だいたい50分ぐらい歩いたかな。この頃、長男が散歩のいい相棒になっている。


北上川にかかる開運橋。モダンな造りだ。

前に仕事で盛岡に来た時に入ったラーメン屋を見つけた。

ローソンの前にあった啄木像は、なぜかバイキンマンのお面をかぶっていた。

ローソンで地酒「南部美人特別純米」と焼き鳥の缶詰を買う。レジでくじが引けるというので、姪と甥にやらせたら、甥が当たりを引く。ミンティアをくれたので甥にあげる。
「南部美人特別純米」、寝しなに妻と飲んだが、旨かったね。

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