朝食を済ませ車に乗り込む。天気は前日と同じ、時折強い雨が降る。
啄木の故郷、渋民を抜けて約1時間のドライブである。
沼宮内の駅まで間もなく、という辺りでコンビニに入る。私はコンビニの駐車場から写真を撮った。
聞くと、この先に道の駅があるという。
沼宮内の街を迂回するバイパスを通り、山道の入り口にある道の駅に入る。
道の駅では花や土産を買った。
車を駅近くの駐車場に止め、義父の実家があった辺りへと向かう。駅からすぐ北上川を渡った所、駅からこんなに近いんだ。
義父は、ここで国鉄職員の子として育った。盛岡の工業高校から東京の大学に進み、東京で職を得、義母と出逢った。
皆で北上川に義父の遺髪と花を流す。昨日からの雨で川の流れは速い。あっという間に花は流れていく。
妻と娘二人、四人の孫が(長女の婿である私も含め)見送る。義父の実家があった前の道を歩いていると、薄日が差した。義父も喜んでくれたのかもしれない。
10時過ぎ、沼宮内を出る。
せっかくだから、お昼は盛岡でわんこそばにしよう。
11時半過ぎ、わんこそばの老舗、東家本店に入る。
15分から20分待ちとのこと。店の周りを見たり、店内を見たりして待つ。なかなかいい雰囲気。
招き猫の奥にあるのは永六輔の色紙。 |
柳家小三治と入船亭扇橋の仲良しコンビの色紙。 東家のカツ丼を讃える句。 |
さあ、いよいよ、わんこそばである。お椀を目の前に並べるタイプは、大人一人前3460円(中学生以下は500円引き)。これもせっかくだからと奮発する。
ベテランのおかあさんの給仕で楽しく食べる。
私は90杯で打ち止め。無理すりゃ100杯いけたと思うけど、年も年だし無理はしない。
最高記録は500杯を超えるという。すげえな。
老舗だけど気取った所がない。皆、優しい。いい店だ。今度は評判の特製カツ丼も食べてみたい。
店を出て、大通りを挟んだ向こう側のアーケードで、七夕まつりをやっていた。妻たちはそっちを見るというので、私と長男は辺りをぶらつくことにする。
盛岡の街並みはモダンでいいな。
瀟洒な洋館。 |
看板建築。現役の仕立て屋さん。 |
これが消防団の事務所だって。 |
盛岡信用金庫。 |
岩手銀行。 |
やっぱり1泊は慌ただしかったね。今度はゆっくり花巻や遠野、三陸へも行こう。
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