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2012年3月3日土曜日
養老は焼き肉の町
桃太郎神社を後にすると、私たちは犬山城を眺めながら岐阜へと入っていった。
岐阜公園で板垣退助像を見て、夕飯を食べに養老町へと車を進める。
養老町は精肉業が盛んで、焼き肉のメッカとのこと。その中でも、いちばんの名店に案内するとT君は言う。宿泊予定地大垣を通り越しての行程だ。
6時ごろ順番取りの電話をして、店に着いたのが6時半。この時点で10番待ちだった。そして、これから延々待ち続ける。
その間、私はT君に借りた「文芸北見」を読んでいた。この雑誌は、我々のゼミのゼミ長だったS君が、T君の所に送って寄越したものだ。この中にS君の「山の上大学文学部国文学科ゼミ対抗ソフトボール大会」という小説が載っている。これは我々が4年の時やったソフトボール大会の模様を、脚色も交えながら書いたものである。事実を知っている者にとっては、ここに登場する青春群像が楽しい。私は「伝助」で出ている。冗談ばかり言っている、それでいて落語には真摯に取り組んでいる落研部員という役柄だ。照れ臭いが、S君にはそう見えていたんだな。
店に呼ばれたのが、7時40分過ぎ。焼き肉藤太、恐るべし。
オーダーはT君におまかせ。タン塩、カルビ、ハラミ、ホルモンを2人前ずつ。キムチを一つ。私だけ申し訳ないが生ビールを飲ませていただいた。いやあ旨い。今まで食っていた焼き肉は何だったんだ、とすら思える衝撃だ。これだけ旨けりゃ混みもするわな。
大満足で、大垣へ。駅前のビジネスホテルにチェックインして、T君と飲みに出る。
ところが、飲み屋がろくにないんだねえ。橘屋総本店というカウンターだけの店を見つけて入ったが、これが当たり。なかなかに渋い。納豆油揚げ、鯵の開き、甘海老のから揚げ、どて煮で酒、黒ビール。どて煮が絶品。まるでビーフシチューである。
ラストオーダーは10時。飲み足りないので、私の部屋で飲みなおす。コンビニで買ったウイスキーハイボールとカマンベールチーズ。
明日は関ヶ原に攻め上る。
下の写真は「文芸北見」。「文藝春秋」と見まごうばかりの立派な製本だ。
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