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2013年12月21日土曜日

「S大寄席」復活に思う

大福さんのブログで、「S大寄席」の復活を知った。
私が現役の落研部員だった頃、対外発表会は「みな好き会」と「S大寄席」の二つ。(入学の前年までは「落語長屋」があった。この「落語長屋」は、4年の時、八海君が主導して復活させた。)
中でも「S大寄席」は、対外発表会では最高の位置づけにあった。(「みな好き会」の時に出される機関紙「与太郎」がガリ版刷りであったのに対し、「S大寄席」の機関紙「かぜ」は、本格的に印刷所で刷られたものだった。)
その「S大寄席」の復活は、OBとして嬉しい。
ここからはおじさんの愚痴。ちょっとだけ言わせてね。その復活が「第1回」と銘打たれたことに関しては、少しだけ寂しい。
「新たなスタート」という意図はよくわかる。けど、何となく「今までが無かったことにされた」ような感じがしてしまうのよ。
1年の時、初高座で酒合丈君に後れをとって悔し涙を流したこと。『締め込み』に悪戦苦闘したこと。最後の発表会『芝浜』でトリをとったこと。どれもS大寄席での思い出だ。私個人だけのことではない。二代目紫雀さんの『居残り佐平次』、三代目梅之助さんの『柳田格之進』、三代目紫雀さんの『笠と赤い風車』などの歴代のトリの名演、現役の頃、昔の「かぜ」を見ながら思いを馳せた、二代目金瓶梅さんの『芝浜』など、それらが皆「無かったこと」にされてしまうのかなあ。
まあ多分随分間も空いたことだから、正確な回数も分からなくなっていたんだろうし、しょうがないことなんだろうな。何といっても、今のクラブは、他の誰のものでもない、現役の方たちのものだ。おじさんの感傷なんか気にせず(まあ気にしないか)、新たな歴史を積み重ねてください。

2年の時の番組。ちょっとしたお遊び、三代目紫雀さんと私の合作。どっちがどの部分を書いているか、大福さん、分かる?

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