『文藝別冊・八代目桂文楽』(河出書房)。
ついに出ましたな。
『文藝別冊』の落語家シリーズは、まずは2006年に古今亭志ん生、少し空いて、2013年に立川談志、2014年に古今亭志ん朝と続いた。
とすれば、お次は我らが黒門町、八代目桂文楽をおいて他にないでしょう。
手ぐすね引いて待っていたら、さすが河出書房、ありがとう。
さすがに記事は読んだことがあるものが多かったけど、でもまるまる1冊黒門町だ、読みごたえはある。
対談も、矢野誠一×柳家小満ん、橘家円蔵×玉置宏なんか充実してるし、三代目金馬夫人とのものは金馬の人柄や二人の友情がしのばれて楽しかった。
文楽のような楷書の芸は、昨今軽視されがちだが、彼の工芸品のように磨き上げた噺は、それは見事なものなんだよ。分かって欲しいなあ。
河出文庫からは『文楽の落語藝談』という本も出るとのこと。本屋に行く楽しみが増えました。
これまでの『文藝別冊』落語家シリーズ。
「企画の通りやすい順に出た」という見方も出来なくはない。
2 件のコメント:
今日久しぶりにブログ見てすぐ注文しました。ありがとうございました。
お役に立てて嬉しいです。
匿名さんも黒門町のファンですか?
また遊びに来てください。
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