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2015年9月23日水曜日

息子と見つけた小さい秋

先日、長男が勉強をしている間、暇を持て余していた次男を連れて、家の周りを歩いた。
デジカメをぶら下げ、秋を見つけに行ったのだ。
庭のこぶしが実をつけているのを見つけ、畑のコスモスをカメラに収め、今が盛りの曼珠沙華を眺めた。
栗畑に栗がたくさん落ちているのを見て、次男の栗拾いスイッチが入った。
家に戻ってゴム手袋をはめ、長靴を履いて出撃。ビニール袋いっぱいに栗を拾う。
拾った栗は、妻がすぐに茹でた。ほくほくして旨い。
もっとも甘いものを好まない次男は、一つ食べただけだったけど。

では、次男と見つけた「小さい秋」です。







ふと思い出す、中国の昔話。

昔、サルをたくさん飼っている男がいた。家族の分の食事を減らしてまでサルの面倒を見ていたが、生活が苦しくなり、いよいよサルの餌を制限せざるを得なくなった。
しかし彼は、サルの機嫌を損ねるのが嫌で、まず、こんな提案をした。「お前たちに、朝3つ晩に4つのどんぐりをやろう」
それを聞いてサルたちが怒ると、すかさず彼は言った。「では朝4つ晩に3つにしよう」
サルたちは喜んでその提案を受け入れた。

言うまでもなく、目先のことに気を取られて一喜一憂するサルの愚かさを主題とした話である。

これからは経済政策をばんばんやるだろう。
「来年の選挙の頃には、『そんなこともあったよね』だ」と言っている人もいるという。

……でも、我々はサルじゃないんだぜ。たぶん。

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