ここんとこ、川崎づいていたので、今回は日暮里で下車。まずは谷中へと向かう。
夕焼けだんだんを下りて、谷中銀座にやって来たのが、11時半過ぎ。そろそろお昼にしたい。気分は中華かな。ということで、林家正蔵の「四時飲み」の本に出ていた一寸亭に行ってみる。谷中銀座から、ちょいと路地を入った所に一寸亭はある。
もやしそば、ビール。詳しくは後ほど「飲んだり食ったり」で書くけど、いやあ旨かった。
それから、谷中銀座を抜けて団子坂下へ。
団子坂下交差点近くには、「菊見せんべい総本店」がある。見るからに重厚な造りだ。
不忍通りを、取りあえず右に曲がってみる。しばらく歩いて道灌山の辺りまで行き、やっぱり根津の方へ行こうと引き返す。
団子坂下まで戻って、坂を上る。森鷗外の観潮楼跡に建つ資料館があったので入ってみる。入場料300円。岩波文庫の『青年』と明治42年当時の東京地図が載った冊子を買う。特別展は観潮楼に出入りしていた芸術家の紹介だった。
資料館の庭にあった碑。永井荷風筆とのこと。 |
観潮楼の前からは、今はスカイツリーが見えるのである。 |
こちらは川端康成の筆。 |
境内にある稲荷神社もなかなかいい。
さすが御膝元。立川談志一門の千社札がずらり。 |
2時45分、東日本大震災で犠牲者になった方々に1分間の黙祷をささげる。
3時過ぎまで本を読み、上野駅へ行って帰りの切符を買う。
「ここは、送風口から出る地下鉄の暖気で桜が早く咲くのだ」と桃月庵白酒が言っていた。 |
寄席の開場まで少しだけ時間があったので、黒門町の文楽師匠宅跡に聖地巡礼。
この空き地に文楽の家があった。 |
充実した1日でしたな。
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