勤労感謝の日。
朝、御飯、味噌汁、ポテト、納豆。
朝イチで猫が脱走。縁の下に立て籠もっていたが、何とか回収。
妻は仕事に、長男はアルバイトに行く。
車の車検でつくばに行く。NHK‐FMのゴンチチの番組を聴きながら車を走らせた。ゴンザレス三上が言った「この齢になりましたら、人生負けてナンボですな」「今日も笑顔で負け戦ですわ」に感じ入る。
車を預け、代車に乗ってQ‘tへ。
昼食は樓外樓。油淋鶏炒飯を食べる。旨し。いかん、食い過ぎた。
リブロで『吉行淳之介掌編集』を買う。
14時頃帰る。妻も間もなく帰る。
録画していた『ライオンの隠れ家』を観る。いよいよサスペンスが佳境に入った。
妻と夕方ビール。
夕食は湯豆腐で燗酒。食後に妻と白ワイン。
寝しなにアイリッシュウィスキーを飲む。
詩人の谷川俊太郎が亡くなった。
その存在の大きさ故に、若い頃はあまり近づくことはなく、飯島耕一や伊藤比呂美の方に惹かれた。
ただ小室等と組んだ、『いま生きているということ』『プロテストソング』などのアルバムはよく聴いた。だから、谷川の詩を読むと、私には小室等の声が聞こえてくる。高校の頃、私は「お早うの朝」が、高校を卒業した翌年に死んだケンジは「一匹のカニ」が好きだった。
最近になって、改めて谷川俊太郎のすごさに気づいたよ。彼は、あらゆるジャンルの、夥しい数の詩を、まるで息でも吐くように書いてきた。そして90歳を過ぎてなお書き続けた。まさに天才、詩人としか呼びようのない人だな。
朝日新聞に毎月1回掲載されていた詩は大切に読んでいた。どれもシンプルな言葉で「生きているということ」をうたっていた。
かつて谷川は人の解剖を見学した。臓器を取り払った人体は、まるで丸木舟のようだったという。そうだ、谷川が言うように、私たちは命を乗せて流れ行く丸木舟だ。
谷川俊太郎氏の冥福を祈る。あなたの言葉はいつの間にか私の血肉となって生きています。
0 件のコメント:
コメントを投稿