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2025年1月8日水曜日

彦根の宴 酒場利吉

彦根の夜に飲みに出た。店は高山T君が予約をしておいてくれた。ネットの評判を見て決めたという。

店の名をGoogleで引いて、ナビの道案内で歩いて行く。ところが、道を間違えたようで同じ所をぐるぐる回り始めた。地図をちゃんと見ると駅の向こう側だ。電話で遅れる旨を伝え、急ぎ足で向かう。

30分遅れで「酒場利吉」に到着。カウンター席に案内される。新しくきれいなお店だ。

まずは、何はなくとも生ビールで乾杯。串焼きと刺身をオーダーすると、最初に刺身が出てきた。 これは酒だろう、と「特別純米七本槍」常温の冷やで頼む。

すると、何だかバイトの女の子が温めている様子。そうか、冷蔵保存だから、わざわざ常温に戻してくれたのか。面倒をかけたなあ。申し訳ない。

串焼き登場。塩の加減がまた絶妙。これはビールだな。と赤星の瓶ビールを頼む。すかさず、ホッケ登場。こっちは日本酒か。もう片っ端から頼む。


酒も近江の地酒が揃う。もう一合ずつ頼んじゃおう。「きもと純米大治郎」、「無濾過生原酒びわこのくじら」、「辛口本醸造明尽」これは熱燗で、そして「純米吟醸初桜」。

ご当地で飲む地酒は旨い。

お勧め、するめの天ぷら、里芋の唐揚げ。



さきいかの天ぷらは食べたことがあるけど、するめは初めて。干物は火を通すことで旨味、甘みが出る。レモンをかけて一味マヨネーズ。これがよく合うんだな。柔らかいし。

里芋の唐揚げ、これも絶品。高山T君のリクエストで2回頼んだ。ほっこりねっとり、塩加減がまた絶妙。コクがあるのは芋を煮込んであるからか。

「特別純米七本槍」をシメに2合、燗で。

高山T君は、「キモは塩加減だな。絶妙だった」と絶賛していた(やたら「絶」が多いな)。

旨かったなあ。お勘定の時、「美味しかったです。岐阜から来ました」と言った。予約の名前は高山T君だったから嘘ではない。ご主人は戸口まで出て見送ってくれた。近江商人は「三方よし」という。売る人、買う人、世間、その三つによい商売をしようというものだ。思えば、この旅の買い物で、不愉快な思いをしたことがない。

いい店で飲めた。もう一度言う。旨かった。

2 件のコメント:

おち坊 さんのコメント...

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

近江路、素敵な話が盛りだくさんでしたねー。
″あのベンチ″はその言葉だけでGoogle MAPで検索できるくらい。行ったことがなく是が非でも僕も行ってみたくて。
ただ、秋から冬はとにかく寒くて、なかなか腰が上がらず、、、

七本槍、美味しかったですか?
羨ましい、、、飲んでみたい!
実は滋賀にも銘酒がたくさん。
灘の男酒、伏見の女酒と京都観光展で教えてもらいましたが、実はここにも美味しいお酒がたくさんあるんじゃないかと。

滋賀は実に不思議な場所ですよね、やっぱり琵琶湖を巡っていろんな思惑があった、そういう歴史を感じさせるような。

飲んだり食べたりも含めて、続きを楽しみにしています。

densuke さんのコメント...

おち坊くん、こちらこそ今年もよろしくお願いします。
七本槍はバランスのいい、旨い酒だったよ。
心残りは鮒ずし。自分は川魚好きなので、後悔してもいいから試してみたかった。
もう少し、旅の話が続くと思います。よろしくお付き合いの程を。