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2010年12月18日土曜日

イルミネーションを見に行く


風が強く、寒い。
図書館でお話会があるというので、皆で出かける。
お話会の間、私は読書。『平家物語』。白拍子、祇王が清盛の寵愛を仏御前に取って代わられる場面。哀れを誘う。窓外、眼下には霞ヶ浦。
お話会終了後、家に帰って昼食。妻手製のいなり寿司、餃子、わかめスープ。
うつらうつらしながら、エルビス・コステロを聴く。コステロ、かっこいいなあ。
夕方、つくばのイルミネーションを見に行く。
子どもたちはメリーゴーランドがお気に入り。3回も乗る。西武デパートの前ではランタンアートをやっていた。
Q’tの眺めのいいレストランで夕食を、という予定で来たのだが、結婚式の二次会らしく貸し切り。残念。
子どもたちのリクエストで寿司にする。お子様セットと豊漁セット。妻には申し訳ないが、私は燗酒を2本。回転しない寿司は久し振り。旨し。白身魚にすだちを載せ、塩を振ってあったのが秀逸。子どもたちは、板前さんに生きた蛸を触らせてもらって大喜びしていた。
外に出て、歩きながらイルミネーションを見る。夜になって風は止んだ。ひんやりとした冷気が心地よい。妻の運転で帰る。
寝酒にタラモアデュー。
今日買った荒木経惟の写真集『チロ愛死』を見る。(チロとは荒木の愛猫。平成の初め頃、彼は『愛しのチロ』という写真集を出している。)あのチロが、老いさらばえ死に向かう姿を我々も目撃させられる。やがてチロの命の灯が消えると、荒木は、妻陽子が死んだ時と同じように、チロを納棺し、火葬の後の骨を自宅に持ち帰り、呆然と何日も自宅のベランダから空を撮影する。死の直前のチロの眼がいつまでも胸に焼き付いて離れなかった。

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