台風2号の影響で1日中雨。
ぼんやりと本を読んだり、テレビを見て過ごす。
本は、嵐山光三郎『悪党芭蕉』。
テレビは『鶴瓶の家族に乾杯』。被災地、石巻への再訪編だ。見ながら、ぽろぽろ泣けてくる。笑福亭鶴瓶の飾らない人柄、地元の方々の健気な姿が胸に迫る。
昨年の夏、私は仕事で福島へ行った。その時は郡山と福島で仕事をした。この福島を代表する2市では、現在1時間あたりの放射線量が、私の住む地域とは一桁違うのだ。一緒に仕事をした方たちを思う。皆、朴訥とした優しい人たちだった。
私の愛読している、TVブロスという雑誌があって、その最新号に福島訪問記が載っている。(この雑誌は、原発事故直後にいち早くメルトダウンを指摘していた。)そこでは、目に見えぬ放射能の不安を抱えながら、日常を生きる人々の姿が綴られている。「現場から距離が遠い人ほど放射能を不安に感じる」という言葉が重い。
写真は、昔、福島で買った会津焼のお地蔵様。原発事故の一日も早い収束を祈る。
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