東京散歩のシメは、池袋駅前の三福だった。
ずいぶん昔からあるやきとんの店。気にはなっていたのだが、入るのは初めて。
夕方4時半過ぎにもかかわらず、客は多い。カウンターに座ったが、間もなく満席となった。
取りあえず瓶ビール。ねぎ間とシロをたれで頼む。
おすすめがぎっしり書かれているホワイトボードを見ると、とびうおの刺身があるではないか。大学のゼミ合宿で御宿に止まった時、土地の魚屋さんに教えてもらって食べた思い出の味。迷わず注文する。
すると、最初に刺身が登場してきた。これじゃ日本酒を頼まなきゃ、と燗酒(2合)をもらう。
わさびとしょうがが付いてきたが、ここはしょうがを選ぶ。爽やかな辛さ。とびうおによく合う。
ビールもけっこうあったので、ちびちび飲んでいると、やがてねぎ間とシロもやって来る。
ねぎ間はビールで、シロと刺身は日本酒で、それぞれきっちりいただく。
カウンターの客のほとんどは一人飲み。皆、会話もなく黙々と飲む。
多くの客がホッピーを飲んでいたな。東京の一人飲みは、ホッピーが流行っているのか。
1時間ほど楽しんで、しめて2300円ちょっと。店を出てもまだ明るかった。
メニューも多いし居心地もいい。池袋演芸場昼席の後は三福、私の中では定番になりそうだ。
東京だと、明るいうちから飲んでいても、さほど後ろめたさを感じないのがいい。
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