「松風亭日乗」岐阜県特派員を自認する高山T君からメールが来た。
岐阜県土岐市駄知町のレポートである。以下に全文を掲載する。
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誰かの影響だろうか、最近、近場の街歩きを楽しむようになった。今回は多治見の隣、土岐市駄知町に行って来た。
土岐市駄知町は多治見から車で30分ほど。かつては丼の生産で栄えており、土岐市まで輸送用の鉄道が走っていた。
現在、昔ながらの街並と煙突のある街で売り出そうとしている。
隠れキリシタンの歴史もあったのかと驚いたが、さにあらず。70年ほど前、町が自前の発電システムを作った。それを記念する像である。
かつては陶器の商売で栄えた旧家は、重厚な佇まいを見せている。
こんな小さな街にも造り酒屋がある。「千古乃岩」今度探して飲んでみよう。
煙突は重油や石炭で陶器を焼いていた名残で、現在はガスを使っている。煙突はモニュメントと化しており、どこかジブリの世界を思わせる。
雪が積もったような花を咲かせているのは、ヒトツバタゴの木で、なぜか壱岐等、九州の一部と岐阜県の東濃地方にしかない。巨木になると迫力満点である。
時計屋さんは、どんな時計を売っていたのか。誇らしげに「一級技術者の店」とある。
心惹かれる駄知の街、それはいつもと同様に「兵どもが夢の跡」だからであろう。
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駄知町について、ちょっと調べてみた。
美濃焼の産地として知られ、特に丼の生産を得意とする。
街には14本の古い煙突が立ち、「煙突のあるまち・だち」として売り出し中。
毎年、10月の第一土日には「駄知どんぶりまつり」が行われ、どんぶり1000種の展示や大テント市に窯元めぐり、美味しいどんぶり料理など、駄知の魅力がすべて楽しめるという。(駄知町公式ホームページより)
ちなみに、ものまねタレント、神奈月の出身地らしい。(ウィキペディアより)
いいねえ、T君。行ってみたいよ。
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