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2019年6月15日土曜日
一日中雨
一日、ずっと雨。
朝、パン、ウィンナーソーセージ、チキンナゲット、紅茶。
長男は模試だといって学校に行く。
妻と次男は、妻の実家に遊びに行った。
コーヒーを飲みながら、この間買ったCD、バロック集を聴く。
内田百閒を題材にしたマンガ、『ヒャッケンマワリ』(竹田昼・白泉社刊)を読み始めたら止まらなくなる。細かいから、また時間がかかるんだ。
昼はチャーハンを作って食べる。味付けは魔法の調味料、香味シャンタン。旨し。
午後、地区の生涯学習センターの映画会に行く。
沖縄の辺野古基地反対運動を描くドキュメンタリー映画、『戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)』。初めのうちは「現政権支持者だったら、こういうツッコミを入れるだろうな」とか思いながら観ていたのだが、そのうちに画面の中に引きずり込まれ、いつのまにか、ぼろぼろと涙がこぼれていた。どうして、これほどまでに沖縄の人々の思いが、踏みにじられなければならないのだろう。
これは2015年の作品である。辺野古反対を鮮明に打ち出した翁長雄志氏が知事選で圧勝し、その後行われた衆院選でも自民党候補はことごとく敗れた。沖縄の民意は辺野古反対を明確に示したはずなのに、それを無視して国が強引に工事を進めるところでこの映画は終わる。
それから4年経っても状況は変わらない、いやもっとひどくなっていることを、私たちは知っている。翁長氏死去に伴う知事選でも、翁長氏の後継、玉城デニー氏が勝ち、県民投票でも辺野古米軍基地建設に伴う埋め立てに反対を投じた人々が7割を占めた。にもかかわらず、国は埋め立て工事を強行している。まるで「いくら反対しても無駄だ」とでも言うように。そして、辺野古基地に反対する人々への、現政権支持者による攻撃がそれを後押しする。
映画の中で菅原文太氏は言う。「この海も山も、国家のものではありません。そこに住む人たちのものです。国家がそれを取り上げることはできません。」
日本国は、現政権や現政権支持者だけのものではない。
霞ケ浦沿いを車を走らせ、スーパーに寄って酒を買って帰る。
ちょうど、妻と次男が帰って来たところだった。
夕食は、鶏の唐揚げ、煮物でビール、酒。
今日はミー太郎、一日家の中だったな。
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