下の畑の桜も見頃を迎えていたが、満開の桜に雪景色という、めったに見ない光景となった。
団鬼六の『真剣師 小池重明』、先日読了。賭け将棋を生業とした真剣師、異能の天才小池の波乱万丈の人生に圧倒される。彼の終焉の地が、茨城県石岡市。彼が働いていた焼肉屋「七輪亭」は「風々亭」と名を変えて現存している。
『芸術新潮』に「つげ義春、フランスを行く」という記事が載っている。アングレーム国際漫画祭特別栄誉賞受賞、原画展のための渡仏。つげとフランスの取り合わせがすごい。それでもつげ義春は、あくまでつげ義春、面白い。
息子の正助氏のインタビュー記事も掲載されている。映画に出演していたか。母親の故藤原マキさんは女優だったからね、母親譲りかな。あのつげ作品でおなじみの「正助くん」が、と思うと感慨深い。
世界は新型コロナウィルスで大変だ。どうやら我々は世界史的な毎日を過ごしているらしい。
その中で、殿様は威勢のいい言葉を並べ立てている。でも中身はよくわからない。アメリカさんやお友達には国のお金をばんばん使うのに、この国で生活するみんなのために使うのは嫌みたいだ、ということだけは伝わったよ。
2 件のコメント:
いつも読ませてもらっております。
雪、けっこう積もりましたね。
その本を読んだ時の感想を思い出します。
「才能がそれを持っている人を殺す」というテーゼです。
「凡才でよかった」という安易な感想も同時に持ちました。
御贔屓ありがとうございます。
『小池重明』、久し振りに読み返しましたが、すごかったです。
破滅型の天才って、私のツボなんですよね。
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