季節の花、蓮。うちの地元は蓮田が多いので、あちこちで見ることができる。
蓮の葉には露がたまっていた。
「蓮葉(はちすは)の濁りに染(し)まぬ心もてなにかは露を玉と欺く」(僧正遍照)という歌を思い出す。
この日は地区の薬師堂の一万灯祭。四年振りの開催となった。
おじさんたちが集まって酒を飲む。正しくは万灯会(まんどうえ)と言うらしい。どうしてここでそれが行われるようになったか、そのいわれは誰も知らない。でも、こんなふうに、近所の人たちが集まって、酒を飲む機会があるということは、それだけでいいもんだ。
4 件のコメント:
...近所の人たちが集まって、酒を飲む...それだけでいいもんだ...
ただただ、たわいもない話をしてワハハと酒を飲むのが...いいもんだ。これを人は「しあわせ」と呼ぶのでしょう。胡坐をかいて杯を交わしてる日乗さんが目に浮かびました。もうじき梅雨があけますかねぇ。
30軒ぐらいの地区で10人ちょっと集まりました。本当に他愛もない話をしながら酒を飲んでいました。
そういえば、八代目桂文治の『祇園会』の速記本の中に「千住の天王様」が出てきました。何だか嬉しくなりました。
「祇園会」は古今亭菊丸さんのを寄席で聴いたことがあります。たしか、登場人物の演じ分けになかなかの力量がいる噺ですね。細かくは覚えていないのですが、江戸っ子の啖呵かなにかで「千住の天王様」が出てくるのでしょうか…。京者に我が氏神様の存在を知らしめるとすれば、やはりなかなか嬉しいもんです。噺に出てくる場所を訪れるのも落語の楽しみのひとつですね。
菊丸、「祇園会」をやっていますか。シブいなあ。
その通り、江戸っ子の啖呵ですね。「江戸の神輿の担ぎようはそんなんじゃねえよ。まず千住の天王様が六月の月に入ると始まるんだ」と言っています。
こちらも梅雨明けの頃には祇園祭があちこちで行われます。
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