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2025年11月26日水曜日

連雀亭 日替わり寄席

神田連雀亭の日替わり寄席、昼席。落語が三席、浪曲が一席で、公演時間は1時間半。料金は1,000円。


出演するのは、二つ目か、それに相当するキャリアの芸人たちである。協会の垣根はほとんどない。もともとは古今亭志ん輔のプロデュースで開設されたという。その後、志ん輔が手を引き、ビルオーナーの席亭と、会員の芸人たちによる委員会とで運営されているらしい。

入ると、50人も入れないような小じんまりとした空間。客席数は38だという。演者との距離が近く、声もマイクなしで隅々にまで届くだろう。

「客は少ないですよ。平日は”ツ離れ”(10人以上客が入ること)しません。今日は休みなので、いつもより多いと思います」とmoonpapaさんが言う。

なるほど、空席はあるが15、6人の客が入った。(この後、出る演者が口をそろえて「今日の入りはすごいんですよ」と言っていた。)

さあ、二番太鼓が入り、いよいよ開演である。

トップバッターは、落語協会所属、入舟辰乃助。入船亭扇辰門下。来年三月の真打昇進が決まっているとのこと。安定した語り口。枕で、自分の会に柳家権太楼に出演を依頼したエピソードを、権太楼の物真似を交えつつ語り、笑いを誘う。

ネタは『そば清』。つゆを蕎麦猪口に注ぎ、薬味を入れる。派手な音を立てて蕎麦をすすり、食べ終えると、湯桶から蕎麦湯を注ぐ。さすが柳家の系譜、仕草が細かく丁寧だ。蕎麦をすする音で、「スモーク・オン・ザ・ウォーター」をやってみせる遊びもある。

サゲは本来のものにちょい足し。粋よりも分かりやすさを選んだか。それも選択のひとつだと思う。

お次は立川流、立川志らぴー。志らく門下。2023年、二つ目昇進。山形大学人文学部卒業。山形の県立図書館で昭和の名人のCDを借りて落語にはまったという。HPを見ると、文章や俳句も載っていて、なかなかに巧い。文芸寄りの人なのかな。好きなミュージシャンのリストの中に、三上寛と友川カズキが入っている。歳は若いのに、目の付け所がいいねえ。

ネタは『牛ほめ』。昭和の名人を聴き込んでいるからか、口跡がいい。立川流の独特の口調が希薄なんだ。特にとんがった解釈もなく、噺に正面から向き合っている感じ。ただ、手の動きとか、何気ない所作が、ちょっとこなれていないかな。枕で、「今週は4回連雀亭に出ている」と言っていた。定席への出演がない立川流にとって、高座に上がる機会の確保は大事だ。貪欲に高座に上がってほしい。

ここで浪曲が入る。港家小はる。ネタは、小はる自作の『八千代座誕生と復興の物語 わさもん』。彼女の故郷、熊本県山鹿市にある、かつて「お化け屋敷」と言われた劇場を、市民たちが蘇らせた物語である。自由民権運動を勉強しているというだけあって、郷土を愛し、郷土の誇りを取り戻す民衆のパワーを、熱く歌い上げる。熱量が高いなあ。語りの部分がもう少し整理されると、よりストーリーが伝わりやすくなると思う。

トリは、芸術協会所属、桂松福。桂米福門下。米福は、新作落語のプリンス、桂米丸の弟子でありながら、古典落語を得意にしてきた。

松福の二つ目昇進は2023年。二つ目昇進は志らぴーと同年だが、入門は2019年で2年ほど遅い。枕で「前の二人の方が先輩ですから」と言っていた。本当は、サラに出た辰乃助がトリだったのだが、用事があるということで、急遽、松福がトリになったという。

幾分、あたふたしながら、トリネタ『禁酒番屋』に入る。素人口調、仕草も甘い。

水カステラ、油のくだりで、「こな、偽り者め!」というセリフが出なかったので、サゲの「こな正直者め!」が弱くなった。一升徳利が一升瓶に見えた。番屋の侍の酔いのボルテージが上がっていく過程がもうひとつ。穴は確かに多い。

しかし、しっかりと丁寧に演じている。好感の持てる高座だ。フラもあって面白かった。きちんと笑いも取っていたよ。

出演順に噺の完成度が低くなっていくという、番組の構成上、好ましいものではなくなったか。本人もそれを自覚していたようだが、高座で客前で演るに勝る稽古はない。精進を続けてもらいたい。

それに、お客がいいんだよな。よく聴いて、笑いどころではきちんと笑う。若い芸人たちを、しっかり見守り、支えている。席亭さんも大変だろうが、頑張ってもらいたいなあ。落語愛あふれる空間。いい時間を過ごせました。

2025年11月24日月曜日

連休最終日、moonpapaさんと神田を歩く

連休最終日。今日はブログの読者、moonpapaさんと東京で会う。

上野で待ち合わせ、秋葉原で降りる。

秋葉原駅近くの丸亀製麺で、軽く昼食。私はかけにコロッケをトッピング。


 ささっとやっつけて、まずは万世橋の辺り。中央線にあった万世橋駅跡を見る。

ジオラマが展示されていた。
中央の東京駅みたいなのが、かつての万世橋駅だ。


神田連雀町須田町界隈をぶらぶら。この辺は老舗の名店ぞろい。

神田の藪。

あんこう鍋の伊勢源。

おしるこの竹邑。

まつや。

いやあ、壮観だなあ。何だかんだで、1時頃まで歩く。

ここで、本日のメインイベント、連雀亭に入る。

落語協会、芸術協会、円楽一門会、立川流、浪曲、講談など、協会の垣根を超えた芸人たちが出演する。二つ目の貴重な修業の場だな。今日は、落語3席、浪曲1席。どれも熱のこもった高座だった。詳細は後程、書きます。

3時終演。柳原通をぶらつく。落語『三方一両損』は、柳原で財布を拾うのが発端。大工吉五郎が住む神田竪大工町、左官金太郎が住む神田白壁町もすぐ目と鼻の先だ、とmoonpapaさんが教えてくれた。なるほど、実際に歩くと、色々繋がってくるな。

おっ、シブい建物発見。ここは中を見学できるらしい。

中はアートの展示などもやっている。なかなか面白い空間。こんなふうに古い建物が活用されて残っていくのはうれしい。

柳森神社に参詣。


この神社は狸の置物で有名らしい。


力石がこんなにある。

こつらは富士塚。

見どころがたくさんあるなあ。

猫もいる。


さて、そろそろ飲みにいきましょう。

神田川を渡り、3時半過ぎ、秋葉原駅近くの飲み屋さんへ。


焼き鳥、馬刺し、小海老の唐揚げなんてとこで、生ビールに、菊正の燗酒を二人で五合ほど飲む。話に夢中で写真撮るの忘れちゃった。落語の話は楽しいが、なかなか共有できる相手がいないのよ。



明日は仕事なので、早めに切り上げる。8時には家に着くことができた。

いい天気で、風もなく、散歩日和だったな。シブい建物もいっぱい撮った。これも後日、特集します。

moonpapaさん、色々案内くださり、ありがとうございました。やっぱり、教えてもらうのは大事だなあ。

一年にいっぺんぐらい、こういうの、やりましょうね。

2025年11月23日日曜日

勤労感謝の日

朝、トースト、スープ、チキンナゲット、スクランブルエッグ、肉団子。

曇り空、布団を干すのは断念する。

NHK『自然百景』『小さな旅』『ディアにっぽん』を観ながら、コーヒーを淹れて飲む。

『日曜美術館』はモーリス・ユトリロの特集。ユトリロは建物の漆喰の壁を描くのに、絵の具に石灰や砂、鳥の糞まで混ぜたという。やっぱり、解説を聞くのは勉強になるなあ。

妻とカインズホーム、ケーズデンキ。

昼は、妻と次男で作った、かき揚げそば。かき揚げは冷食だが、それでいいいの。つゆに脂が溶け出して、旨いんだ。

午後は、妻とタイヤ屋に行って、冬用タイヤに履き替えてもらう。

タイヤをしまうついでに、物置から『志ん生の食卓』を持ってくる。著者は、志ん生の長女、美濃部美津子。イラストがかわいい、楽しい本だ。気取りのない、こざっぱりした江戸っ子の生活が浮かんでくる。美津子さんも先年、亡くなった。

おやつは小豆茶で栗饅頭。

妻と夕方ビール。麒麟グッドエール、旨し。

大相撲は、優勝決定戦を制した安青錦。戦火のウクライナからやって来た21歳の青年が、入幕して一年、幕内最高優勝まで上り詰めた。あの低さは揺るがなかったなあ。今場所、いちばん強かったのは、安青錦だったよ。彼の動きはレスリングだと思う。昔の漫画、『1、2の三四郎』の西上馬之助を思い出した。豊昇龍は安青錦に四連敗か。悔しいだろうなあ。安青錦はこれで大関昇進を決めたようだ。来場所は、東西の横綱大関がそろう。また、楽しみが増えたな。

夕食は、ひとくちチキンカツ(のり塩味)、茶碗蒸し、マカロニサラダ、春雨サラダでビール、燗酒。チキンカツは、辛子ソース、辛子醤油で。旨し。

寝しなにカティサーク。


月2回、お仲間と稽古をして、月1回、人前で落語を喋る。晩飯で燗酒を飲み、寝る前に猫を膝に乗せ、ウィスキーに氷をひとかけ落として飲む。好きな本を読み、好きな音楽を聴く。妻がいて、息子たちがいて、父がいる暮らしがある。私としては、これでいいんだけどな。こんな暮らしが危うくなるようなことを、国にはして欲しくない。それが、首相はじめ為政者の務めなんだと思う

2025年11月22日土曜日

秋の終わり、みほ落語会

朝、御飯、味噌汁、ウィンナーソーセージ、スクランブルエッグ、納豆。

『ばけばけ』の総集編を観ながら、コーヒーを淹れて飲む。妻は仕事に行った。

今日は「みほ落語会」。クルマドの風景を撮りながら行く。







11時半頃、到着。高座作り。ヨークベニマルの、稲荷寿司・海苔巻き、・おにぎり弁当で昼食。

公民館の裏の公園は、イチョウがきれいだった。

13時5分開演。15時30分終演。私はトリで『風呂敷』。古今亭志ん朝の名演が耳に残っている。私としては志ん朝へのオマージュを捧げつつ、私なりに作り替えている。よく聴いて反応してくださるお客様。ありがたい。

片付けをして、16時過ぎ解散。17時半頃、帰宅。

大相撲を見ながら、妻と夕方ビール。横綱二人が負け、大の里、豊昇龍、安青錦が三敗で並ぶ。明日は横綱のどちらかかと、安青錦の優勝決定戦になるだろうな。全く予想できないが、安青錦優勝の目が出てきたか。

夕食は、ピザ、フランクフルトソーセージ、マカロニサラダ、春雨サラダで白ワイン。食後にホワイトホース。

寝しなにカティサーク。


一日、穏やかな晴れ。秋の終わり。もうすぐ冬がやって来る。

人の世はこんなだが、世界は美しい。


みほ落語会の次回の告知。

私は『芝浜』を演る予定です。
 

2025年11月21日金曜日

妻と聖地巡礼

朝、御飯、スープ、ハム、スクランブルエッグ、佃煮。

今日は土曜出勤の代休。妻もお休みなので、久々に二人でお出かけすることにする。

息子たちを駅に送り、掃除、洗濯をして、9時半頃、家を出る。

向かったのは神栖市。以前、やっていた『ライオンの隠れ家』というドラマで、みっくんという登場人物が作中で描いた絵が、神栖市の千人画廊にあると聞いて、妻が「行ってみたい」とずっと言っていたのだ。

みっくんは高機能自閉症で、市役所勤務の兄と暮らしている。そこに突然、ライオンを名乗る男の子が同居する羽目になる。そして、彼らは 否応なく、ある事件に巻き込まれていく、というサスペンス仕立てのドラマで、私たちは熱心にこれを観ていたのだった。

11時少し前に、千人画廊に着く。海岸の防波堤をキャンパスに、一般公募された市民が、それぞれ思い思いの絵を描いている。



これが、みっくんの絵だ。

みっくんには、絵の才能があり、それで自立への道を歩み始める。そういう設定じゃないとドラマにならないよな。そういう障害を持つ人の全てが、とびぬけた才能を持っているわけではないけれど。でも、それぞれが皆、日々格闘しながら前に進んでいるんだ。

さあ、この後、どこへ行こうか。ドラマの舞台となった波崎の方へ行くと帰りが遅くなる。ここは、ライオンたちがクリームパンを買ったお店に行こう。深芝南にある石窯パン工房ディジョン。普段しない予習を、今日はちゃんとしていたのだよ。

ナビさんの言う通り、12時頃到着。よし、ここでお昼を買って、港公園で食べよう。

私は、ウィンナーロール、カレーパン、妻はシナモンロールとクリームパン、それとフレンチトースト、あん食パンを購入。コーヒーも買ってもらう。

港公園に移動して、ベンチでパンを食べる。いい天気。これ以上気温が下がると、外で食べるのはきついかな。

やっぱり海を見ながらのランチは旨いなあ。

クリームパンはライオンの形をしています。

展望塔に上りたかったのだが、老朽化のため立ち入り禁止だという。残念。

工場萌え。


道の駅潮来に寄って、14時過ぎ帰宅。

洗濯物を取り込んで、たたみながら、NHK ONEで『The covers』を観る。今日はビートルズ特集。岡村靖幸と斉藤和義のユニット岡村和義の「カム・トゥゲザー」、スターダストレビュー「オー・ダーリン」、グリム「レット・イット・ビー」、どれもよかったな。ビートルズを血肉にしている感じと、きちんとリスペクトしているところがよかった。

夕食は、ピーマンの肉詰め、春雨サラダ、ジャガイモとベーコンの炒めもの、ほうれん草のおひたしで燗酒。

寝しなにホワイトホース。


いい休みだったな。楽しいデートでした。

2025年11月20日木曜日

一三庵、けんちんそば

 城里町石塚の一三庵、けんちんそば、800円。

店内の「けんちん始めました」の張り紙にそそられて頼みましたよ。この時期、この辺りに来たら、けんちんは食べてみたいやね。

で、出てきたのが、これ。


思わず息をのみましたね。これで並盛だよ。汁なんて、丼のふち、ぎりぎり。どうかしてるぜ。

よーし、食ってやろうじゃないの、と食べ始める。とにかく具をある程度食べないと、そばにたどり着かない。大根、にんじん、豆腐、こんにゃく、さといも、味がしみてて旨い。味噌けんちん、好きなんだよね。


蕎麦は太打ち。これだけ量があると食べるのに時間がかかる。伸びないで済むには太麺か。なるほど理にかなっているな。お新香もいい箸休めになるぞ。後半は一味唐辛子で味変した。

やっとのことで完食。

ふう。久々に限界まで食べた。

お客が次々とやって来る人気店。旨いし、値段もリーズナブルだし、盛りもいい。そりゃあ、お客も来ますよ。

常連さんたちは、鳥そばが多かったかな。今度は、それに挑戦してみよう。

2025年11月19日水曜日

今日はお休み

休める状況にあったので、一日年休をもらう。

朝、御飯、味噌汁、ポテト、スクランブルエッグ、佃煮。

妻もお休み。では、今日は家のことをしよう、ということになる。

息子たちを駅に送り、布団を干し、掃除やら片付けをする。

コーヒーを淹れて一息した後、洗濯機の排水口の大掃除。小銭が500円ばかり出てくる。何年か分の汚れがどんどん出てくる。猫が「何やってんの?」と聞いてくる。何だかんだで昼近くまでかかる。

次男の帰りを待って、お昼。妻が味噌ラーメンを作ってくれた。もやしにちくわをトッピング。旨し。 

布団を取り込んで、高浜へ行って歩いてくる。いい天気。気持ちいい。

恋瀬川沿いに車を止めて歩き出す。

いい天気。きれいな青空。


親鸞聖人ゆかりの地、爪書き阿弥陀堂。

高浜神社。

白菊酒造。

駅に向かう。

こちらも白菊酒造。

ここは、どうしても撮ってしまう。

見事な黄葉。





いい光線だなあ。

愛郷橋とススキ。

恋瀬川上流の方。

1時間程歩いて帰る。NHK ONEで『ばけばけ』を観る。

夕食は、妻の友だちから里芋をいただいたので、芋煮にする。芋煮鍋、コブサラダで燗酒。旨し。食後にホワイトホース。


今朝、息子を送って行ったとき、駅近くの温度計を見たら、0度だった。とうとう冬が来たんだなあ。日中は陽射しがあったが、夜になって、また急に寒くなった。ま、とりあえず、燗酒や鍋物が旨くなった。その時その時で楽しみはあるんだな。