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2013年5月31日金曜日

土浦、今はなくなってしまった建物

ちょっと昔の土浦の写真を見つけた。
なくなった建物ばかり。
いいよねえ。
床屋さん。こういう3階建ては珍しい。

この並びなんか見事だねえ。店は閉めても建物は残しておいて、展示館なんかにしておいて欲しかった。

飯田屋本店。震災で大きなダメージを受け、取り壊しになった。もったいないよなあ。

酒屋さん。何気ないけど、いいでしょ。

時計屋さんです。煉瓦造りのシブい建物。今はきれいになくなってしまいました。

2013年5月27日月曜日

文学部の人々

3年になると、文学部ではゼミが必修となる。私は近代文学専攻のHゼミに入った。
1、2年のうちはあまり授業に出なかったが、クラスのコンパにはよく顔を出した。文学部は女の子が多いので、私としても嬉しかったのだ。
Hゼミには、顔なじみのクラスメイトがけっこういた。男では、同じ高校出身のI君、岐阜T君、先年亡くなったK君、女子では水戸出身のKさんや東北の付属校から来たSさん(彼女はガラモンと呼ばれていた。)などという面々だった。
それに、文学研究会所属の人たちが加わった。ゼミ長を務めたS君(小説『山の上大学文学部国文学科ゼミ対抗ソフトボール大会』の作者である)、深窓の令嬢の雰囲気を持つNさん、大学院生のAさんなどがいて、それぞれに個性的な人たちだった。
ゼミは楽しかった。文学少年でもあった私は、思い切り文学を語れる環境を得たことを喜んだ。
ある時、ゼミ員で学会の手伝いをした。その後、打ち上げに飲みに行った。H先生もご機嫌で、我々を寿司屋に連れて行ってくれた。そこですかさず岐阜T君が言う。「『小僧の神様』ですね。」
スノッブな冗談だ。だが、そういう雰囲気も私は好きだったのだ。
落語に関しても、文学部の人たちはいい客だった。
前にも書いたが、ゼミのコンパでは私の落語と、ジャズ研のDさん(美人である)のアカペラが定番だった。H先生などは、吉井勇とか久保田万太郎といった役回りだったのだろう。
当時の私は中原中也的生活に憧れ、安吾や太宰などの無頼派に耽溺し、マンガはつげ義春を愛好していた。およそ明るい志向ではない。落研では根暗な人で通っていた。(もう上級生だったから、あまり気を遣う必要もなかったし。)それが文学部のゼミに行くと、「しごく陽気な男でゼミでも冗談を言って周りの人を笑わせている」(『山の上大学…』より)という印象になるらしいから人間というのは、やはり相対的なものなんだろう。
でも、私はこういう自分の中の二つの部分を、楽しんで使い分けたと思う。どっちか一方というのも私としてはしんどかった。
二つの居場所があったのは、当時の私にとって幸運なことだったに違いない。

2013年5月26日日曜日

つくばエキスポセンター

妻が大学の時の友達に会いに東京へ行った。たまの奥さん孝行。日頃苦労かけているからねえ。ゆっくりしておいでと、駅まで送る。
そのまま子どもたちを連れて、つくばエキスポセンターへ。理科系の兄弟は、10時から2時過ぎまでたっぷり遊びました。
ここは、1985年のつくば科学万博を記念して作られた。一角には万博コーナーがしつらえてある。
あれから30年が経とうとしているのね。科学技術は明るい未来を約束してくれるはずだった。体験コーナーに展示してあった「原子力のあゆみ」というパネルには、原爆投下の記事はあったけど、チェルノブイリや福島第一原発には一切触れてなかったぞ。

以下は万博コーナーの写真。けっこうこっ恥ずかしいモノもありますなあ。
万博のメインキャラクター、コスモ星丸くん。

当時のコンパニオンの衣装でしょうか。中学の同級生がコンパニオンをやっていたらしい。

これなんて相当こっ恥ずかしいねえ。

会場全景。私は1回しか行ったことがありませんでした。

2013年5月21日火曜日

初夏の土浦

この間、土浦を散歩した時の写真。
初夏の晴天。気持ちよかったね。
イトーヨーカドーも閉店し、寂しくなっちゃったのはしょうがない。
今ある風情を楽しもう。
中城通りには、散策している人がけっこういた。

中城通り、矢口酒店。震災で痛手を被った。現在は懸命に修復中だ。

土浦名店街。中の店も少なくなったねえ。大学に入るとき、ここの洋服屋で伯母さんにブレザーとズボンを買ってもらった。それを着て入学式に出たんだよなあ。その店も見当たらなかった。

周りの建物が取り壊され、ぽつんと残された蔵。震災にもよく耐えた。

震災の傷跡は、まだこんな所にも残っている。

「小櫻」近くのアパート。芸術家の棲家か?


モール505。人通りもまばら。「505がSOSに見える」と言った人がいた。

2013年5月16日木曜日

亀城公園

亀屋でカツ丼を食べた後は、亀城公園を散策。
土屋氏、9万5千石の居城跡である。
観光地というよりは、市民の憩いの場といった感じ。
茨城の城は、石垣を組んだ立派なものはない。土塁が中心。水戸城も御三家の割には質素な造りで、同じ御三家の、和歌山や名古屋と比べると、大分見劣りがする。
土浦城も、こじんまりしてかわいらしい。
上の写真は東櫓。平成になって再建されたものだが、きちんと木造である。震災では壁が落ちてしまったが、きれいに修復された。

城には愛称がある。姫路なら白鷺城、広島なら鯉城といったぐあい。(だから、広島カープなのである。)土浦は、亀城。形が亀に似ていたからだという。だからというわけでもないだろうが、お堀には大量の亀が甲羅干ししていた。

西櫓も再建されたもの。東櫓は中に入れるが、こちらは入れない。

太鼓櫓。もともとの遺構はこれだけ。昔はこの前におでんの屋台が出ていたな。

2013年5月14日火曜日

亀屋のカツ丼

土浦、亀城公園隣、亀屋のカツ丼。
昨年の秋頃、仕事で仕出しで食べたが、冷めても旨い。
先日、土浦を散歩する機会があり、昼食は迷わずこれにした。
「冷めても旨い」んだから、出来立てはもう…。甘辛のしっかりとした味付けが絶品。
他にも、オムライスとかカツカレーとかポークソテーとか、そそるメニューが多い。
雰囲気も好み。いい店だなあ。
下の写真は、2月に岐阜T君が来た時撮った亀屋。

2013年5月12日日曜日

雨の日

昨日の日記。
朝、パン、牛乳、ソーセージと卵の炒めもの。
妻子を連れ、土浦イオンに行く。
母の日のプレゼントを買う。
昼はフードコート。私は熊本ラーメン「しぇからしか」の中華そばと炒飯のセット。妻は油そばにする。がつんとにんにくの利いた豚骨スープ。細くて縮れていない麺が、九州っぽくていい。旨かった。
2時頃帰る。
子どもたちがゲームを始めたので、下の和室に下りて買って来た本を読む。
小島信夫『抱擁家族』。妻の情事(お相手は若い米軍兵士のジョージ、地口か?)に端を発した家庭崩壊へ至る物語。(夫もそれに先立って不倫していたんだけどね。)やがて、妻は癌を発病し、死んでしまう。残された夫は再婚を焦り、子どもたちは家から離れていく。深刻な話なんだけど、どこか軽妙なんだよね。その場その場でもがいている人間たちが、可笑しくも哀しい。一気に読んじゃった。小島信夫って、何気ないけど上手い作家だと思う。
本を読みながら、CDを聴く。オスカー・ピーターソンとビートルズ。『ヘイ・ジュード』とか『レット・イット・ビー』とか久々に聴いたけど、ポールのボーカルに絡むジョンのコーラスが絶品。まさに名コンビだなあ。
晩飯は、厚切りベーコン、卵とトマトの炒めもの、ちくわのきゅうりづめなんてところでビール、酒。
寝酒にカティーサークを一杯だけ。
午後から一晩中雨。

2013年5月5日日曜日

ポティロンの森

妻の実家に泊まる。
夕食は「ばんどう太郎」。鴨汁つけそばで冷酒。まずは蕎麦をたぐってから、つゆと具をつまみに飲む。3回ぐらい「お下げしますか?」と訊きに来る。蕎麦はまあまあ旨いが、ちょっとせわしない。

翌朝。パン、紅茶、卵とウインナーソーセージの炒めもの。
妻子を連れ、ポティロンの森へ行く。
GWに妻の実家に泊まった翌日のお出掛けの定番。
とりあえず大型連休だからどこか行こう、という家族連れで大賑わい。
手作り感満載のゆるいテーマパークだが、ここがいっぱいになるのだから、大型連休恐るべし、である。
とはいえ、このゆるさが私は好き。子どもたちも、自転車やら迷路やらアスレチックやらで大いに遊ぶ。
昼食は、コンビニで買った、おかかとじゃこのお握り、直火焼きソーセージお握り(グアムで食べたスパムお握りより数倍旨い)、カレーパン。
午後はビンゴ大会。10年ほどの間に、随分賞品が少なくなった。アベノミクスとやらの経済効果の実感はないな。
ビンゴはリーチまでいくも賞品獲得ならず。次男はがっかりしていたねえ。
家に帰って、しょうぶ湯に入り、ピザと冷しゃぶでビール、赤ワイン。
みんなお疲れ、早めに寝る。

以下はポティロンの森の写真。
汽車も「こどもの日仕様」でした。
バズーカの的。アーチェリーは事故があったので閉鎖しておりました。
古タイヤで作ったロボット。味わい深い造形。

2013年5月3日金曜日

田植え

朝、パン、紅茶、ベーコンエッグ。
田植え。苗運び、手植えをやる。
長男も手伝う。
いい天気。水も温かい。気持ちいい。
午前中いっぱいかけて、田圃一枚植え終わる。
昼は御飯、味噌汁、肉野菜炒め、キムチ。
午後、もう一枚植える。
晩飯は、刺身、イカ焼きでビール、酒。労働の後の酒は旨い。

2013年5月2日木曜日

カヌーはいいよ

昔、カヌーで那珂川を下った時の写真。
前で漕いでいるのはS君。
私のことだから、激流を下るなんてことはしない。
できれば波ひとつない湖面に出て、のんびりビールでも飲むのがいい。
カヌーはいいよ。ほんのちょっと地面を離れるだけで、すごく自由な気分になれる。
このフネは今も物置にある。
子どもを連れてキャンプに行って、カヌーに乗せてやるのもいいなあ。