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2011年8月11日木曜日

大喜利の話

今日は小文治さんのDVDの感想をアップしようと思っていたが、大福さんのブログを読んで、大喜利の話にすることにした。
うちの落研では、夏休み前の校内寄席は「ファミリー寄席」と称して大喜利をやった。
私も2年の時大喜利メンバーに選ばれて出演したのだが、この時は皆不調でなかなか答えがでない。同輩の弥っ太君など、指名されても「今考え中です」なんという、まるで小学校の学級会みたいな返答をしていた。
奮闘していたのは、茨城の星、我らが先輩歌ん朝さんだった。月の家圓鏡(現八代目橘家圓蔵)のごとくスピード感あふれるアドリブを連発し、何とか客席は盛り上がりを見せた。
最後のお題は「あの人にこの歌を」。歌ん朝さんは下ネタで繋いでくれる。この流れなら行けるかなと思い、今まで控えていたネタで勝負することにした。
「一つの卵に向かって懸命に泳ぐ、無数のおたまじゃくしに捧げます。」
こう言うと、司会の風来坊さんが、「お前、大丈夫か?」といった顔で「その歌は?」
「ゼリーがライバル。」(元ネタは石野真子の「ジュリーがライバル」である。)
これがウケたのだ。今書いてみると、どこが面白いんだという話だが(元ネタ自体、知っている人は少ないだろう)、この時はウケたのだ。思いっ切り、張り扇で後頭部をやられたけど、気持ちよかったなあ。
翌日、体育の授業に出たら、見に来てくれたのか、国文学科の知り合いが、「伝助、昨日面白かったぞ。」と言ってくれた。その日のソフトボールの時間中は、密かに「ゼリーがライバル」が流行語になったのだった。

大福さん、本当に人生は思い通りにならないなあ。軽々しく言えないけど、大福さんと彼女さんの幸福を祈っている男が、そこから30㎞付近にいるということだけ、知っていて欲しいな。

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