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2025年11月30日日曜日

つくばの新しい街、古い街

朝、パン、パスタスープ、チキンナゲット。

NHK『自然百景』『小さな旅』『ディアにっぽん』を観ながら、コーヒーを淹れて飲む。

今日はミニの1年点検。ミニつくばに向かう。


車を預け、代車に乗ってイーアスつくばに行く。点検が終わるのは夕方だというので、映画でも観ようか、と思ったのだが、途中で電話がくるかもしれない。そういえば、この辺りは車で通るだけ。ならば、この機会に、きちんと歩いてみよう。

とりあえず、駅前から歩いてみる。






新しい街なので、私好みのシブい建物はない。だけど、車を降りて歩いてみると、そこここに人の営みがある。

昼は駅近くの中華屋で麻婆麺。

しっかり辛い。旨かった。

イーアスで無印のペンと岡本綺堂の随筆を買う。

それから、北条の街へ。つくばの古い街だ。こちらは私好みの建物がふんだんにある。






1時間半ほど歩いて、ミニつくばへ。

16時30分、車を受け取る。オイル漏れの他は異常なし。

17時半過ぎ、帰宅。妻と夕方ビール。

夕食は、肉、レバー、ウィンナーソーセージをホットプレートで焼く。ビール、燗酒を飲む。シメは焼きそば。食後にカティサーク。


こちらは夕方の筑波山。

今日は18000歩。よく歩いたなあ。

2025年11月29日土曜日

県美術展、稲里の新酒

朝、御飯、昨夜の残りのミルフィーユ鍋を汁代わりに、ウィンナーソーセージ、チャプチェ、納豆。

『ばけばけ』総集編を観ながら、コーヒーを淹れて飲む。妻は仕事に行く。

今日は、父の運転手で水戸へ。県立近代美術館と県民文化センターで県の美術展が行われている。そこで、ご近所さんの写真が展示されているのだ。


絵画、工芸、彫刻、写真、書、それぞれ父は丁寧に見ていたな。ご近所さんの写真は、犬の頭の上に小鳥(インコか)が止まっているもの。よくそんな瞬間をとらえたものだなあ。

昼は、国道50号線沿い、水戸インターチェンジ近くの「長屋門」という蕎麦屋に入る。


 天もり。蕎麦はもちろん、たまねぎの天ぷらが旨かったなあ。たまたま見つけた店だけど、大当たりだった。

新酒ができたというので、笠間市稲田の磯蔵酒造に行く。

長屋門を改装した売店で、父は稲里初搾りと純米酒を買った。

2022年は、こんな感じだった。

駐車場のそばにはこんなものがあった。

何に使ったものなんだろう。

いい天気。山がよく見える。

岩瀬から真壁に回り、最近開通した上曽トンネルを通って帰る。

帰ったら、テレビでサッカーの試合をやっていた。ずるずる観てしまったが、水戸ホーリーホックが見事勝利。J1昇格を決めた。その後、首位長崎が引き分けに終わったため、勝ち点で並び、得失点差で水戸がJ2初優勝となった。厳しい試合が続いたからなあ。ケーズデンキスタジアムは歓喜の渦だった。こっちまで胸が熱くなったよ。よかったなあ。

妻と夕方ビール。

夕食は、3割引きの寺田商店の唐揚げ、肉じゃが、豆腐サラダ、しらすおろしで稲里初搾り。発泡にごりだな。しっかりした味わい。酒が唐揚げに全然負けていない。そう言うと、次男が「確かに」と言った。こいつは舌が肥えているなあ。

旨い酒を飲んで、父はご機嫌だったよ。

寝しなにカティサークを飲む。

2025年11月26日水曜日

連雀亭 日替わり寄席

神田連雀亭の日替わり寄席、昼席。落語が三席、浪曲が一席で、公演時間は1時間半。料金は1,000円。


出演するのは、二つ目か、それに相当するキャリアの芸人たちである。協会の垣根はほとんどない。もともとは古今亭志ん輔のプロデュースで開設されたという。その後、志ん輔が手を引き、ビルオーナーの席亭と、会員の芸人たちによる委員会とで運営されているらしい。

入ると、50人も入れないような小じんまりとした空間。客席数は38だという。演者との距離が近く、声もマイクなしで隅々にまで届くだろう。

「客は少ないですよ。平日は”ツ離れ”(10人以上客が入ること)しません。今日は休みなので、いつもより多いと思います」とmoonpapaさんが言う。

なるほど、空席はあるが15、6人の客が入った。(この後、出る演者が口をそろえて「今日の入りはすごいんですよ」と言っていた。)

さあ、二番太鼓が入り、いよいよ開演である。

トップバッターは、落語協会所属、入舟辰乃助。入船亭扇辰門下。来年三月の真打昇進が決まっているとのこと。安定した語り口。枕で、自分の会に柳家権太楼に出演を依頼したエピソードを、権太楼の物真似を交えつつ語り、笑いを誘う。

ネタは『そば清』。つゆを蕎麦猪口に注ぎ、薬味を入れる。派手な音を立てて蕎麦をすすり、食べ終えると、湯桶から蕎麦湯を注ぐ。さすが柳家の系譜、仕草が細かく丁寧だ。蕎麦をすする音で、「スモーク・オン・ザ・ウォーター」をやってみせる遊びもある。

サゲは本来のものにちょい足し。粋よりも分かりやすさを選んだか。それも選択のひとつだと思う。

お次は立川流、立川志らぴー。志らく門下。2023年、二つ目昇進。山形大学人文学部卒業。山形の県立図書館で昭和の名人のCDを借りて落語にはまったという。HPを見ると、文章や俳句も載っていて、なかなかに巧い。文芸寄りの人なのかな。好きなミュージシャンのリストの中に、三上寛と友川カズキが入っている。歳は若いのに、目の付け所がいいねえ。

ネタは『牛ほめ』。昭和の名人を聴き込んでいるからか、口跡がいい。立川流の独特の口調が希薄なんだ。特にとんがった解釈もなく、噺に正面から向き合っている感じ。ただ、手の動きとか、何気ない所作が、ちょっとこなれていないかな。枕で、「今週は4回連雀亭に出ている」と言っていた。定席への出演がない立川流にとって、高座に上がる機会の確保は大事だ。貪欲に高座に上がってほしい。

ここで浪曲が入る。港家小はる。ネタは、小はる自作の『八千代座誕生と復興の物語 わさもん』。彼女の故郷、熊本県山鹿市にある、かつて「お化け屋敷」と言われた劇場を、市民たちが蘇らせた物語である。自由民権運動を勉強しているというだけあって、郷土を愛し、郷土の誇りを取り戻す民衆のパワーを、熱く歌い上げる。熱量が高いなあ。語りの部分がもう少し整理されると、よりストーリーが伝わりやすくなると思う。

トリは、芸術協会所属、桂松福。桂米福門下。米福は、新作落語のプリンス、桂米丸の弟子でありながら、古典落語を得意にしてきた。

松福の二つ目昇進は2023年。二つ目昇進は志らぴーと同年だが、入門は2019年で2年ほど遅い。枕で「前の二人の方が先輩ですから」と言っていた。本当は、サラに出た辰乃助がトリだったのだが、用事があるということで、急遽、松福がトリになったという。

幾分、あたふたしながら、トリネタ『禁酒番屋』に入る。素人口調、仕草も甘い。

水カステラ、油のくだりで、「こな、偽り者め!」というセリフが出なかったので、サゲの「こな正直者め!」が弱くなった。一升徳利が一升瓶に見えた。番屋の侍の酔いのボルテージが上がっていく過程がもうひとつ。穴は確かに多い。

しかし、しっかりと丁寧に演じている。好感の持てる高座だ。フラもあって面白かった。きちんと笑いも取っていたよ。

出演順に噺の完成度が低くなっていくという、番組の構成上、好ましいものではなくなったか。本人もそれを自覚していたようだが、高座で客前で演るに勝る稽古はない。精進を続けてもらいたい。

それに、お客がいいんだよな。よく聴いて、笑いどころではきちんと笑う。若い芸人たちを、しっかり見守り、支えている。席亭さんも大変だろうが、頑張ってもらいたいなあ。落語愛あふれる空間。いい時間を過ごせました。

2025年11月24日月曜日

連休最終日、moonpapaさんと神田を歩く

連休最終日。今日はブログの読者、moonpapaさんと東京で会う。

上野で待ち合わせ、秋葉原で降りる。

秋葉原駅近くの丸亀製麺で、軽く昼食。私はかけにコロッケをトッピング。


 ささっとやっつけて、まずは万世橋の辺り。中央線にあった万世橋駅跡を見る。

ジオラマが展示されていた。
中央の東京駅みたいなのが、かつての万世橋駅だ。


神田連雀町須田町界隈をぶらぶら。この辺は老舗の名店ぞろい。

神田の藪。

あんこう鍋の伊勢源。

おしるこの竹邑。

まつや。

いやあ、壮観だなあ。何だかんだで、1時頃まで歩く。

ここで、本日のメインイベント、連雀亭に入る。

落語協会、芸術協会、円楽一門会、立川流、浪曲、講談など、協会の垣根を超えた芸人たちが出演する。二つ目の貴重な修業の場だな。今日は、落語3席、浪曲1席。どれも熱のこもった高座だった。詳細は後程、書きます。

3時終演。柳原通をぶらつく。落語『三方一両損』は、柳原で財布を拾うのが発端。大工吉五郎が住む神田竪大工町、左官金太郎が住む神田白壁町もすぐ目と鼻の先だ、とmoonpapaさんが教えてくれた。なるほど、実際に歩くと、色々繋がってくるな。

おっ、シブい建物発見。ここは中を見学できるらしい。

中はアートの展示などもやっている。なかなか面白い空間。こんなふうに古い建物が活用されて残っていくのはうれしい。

柳森神社に参詣。


この神社は狸の置物で有名らしい。


力石がこんなにある。

こつらは富士塚。

見どころがたくさんあるなあ。

猫もいる。


さて、そろそろ飲みにいきましょう。

神田川を渡り、3時半過ぎ、秋葉原駅近くの飲み屋さんへ。


焼き鳥、馬刺し、小海老の唐揚げなんてとこで、生ビールに、菊正の燗酒を二人で五合ほど飲む。話に夢中で写真撮るの忘れちゃった。落語の話は楽しいが、なかなか共有できる相手がいないのよ。



明日は仕事なので、早めに切り上げる。8時には家に着くことができた。

いい天気で、風もなく、散歩日和だったな。シブい建物もいっぱい撮った。これも後日、特集します。

moonpapaさん、色々案内くださり、ありがとうございました。やっぱり、教えてもらうのは大事だなあ。

一年にいっぺんぐらい、こういうの、やりましょうね。

2025年11月23日日曜日

勤労感謝の日

朝、トースト、スープ、チキンナゲット、スクランブルエッグ、肉団子。

曇り空、布団を干すのは断念する。

NHK『自然百景』『小さな旅』『ディアにっぽん』を観ながら、コーヒーを淹れて飲む。

『日曜美術館』はモーリス・ユトリロの特集。ユトリロは建物の漆喰の壁を描くのに、絵の具に石灰や砂、鳥の糞まで混ぜたという。やっぱり、解説を聞くのは勉強になるなあ。

妻とカインズホーム、ケーズデンキ。

昼は、妻と次男で作った、かき揚げそば。かき揚げは冷食だが、それでいいいの。つゆに脂が溶け出して、旨いんだ。

午後は、妻とタイヤ屋に行って、冬用タイヤに履き替えてもらう。

タイヤをしまうついでに、物置から『志ん生の食卓』を持ってくる。著者は、志ん生の長女、美濃部美津子。イラストがかわいい、楽しい本だ。気取りのない、こざっぱりした江戸っ子の生活が浮かんでくる。美津子さんも先年、亡くなった。

おやつは小豆茶で栗饅頭。

妻と夕方ビール。麒麟グッドエール、旨し。

大相撲は、優勝決定戦を制した安青錦。戦火のウクライナからやって来た21歳の青年が、入幕して一年、幕内最高優勝まで上り詰めた。あの低さは揺るがなかったなあ。今場所、いちばん強かったのは、安青錦だったよ。彼の動きはレスリングだと思う。昔の漫画、『1、2の三四郎』の西上馬之助を思い出した。豊昇龍は安青錦に四連敗か。悔しいだろうなあ。安青錦はこれで大関昇進を決めたようだ。来場所は、東西の横綱大関がそろう。また、楽しみが増えたな。

夕食は、ひとくちチキンカツ(のり塩味)、茶碗蒸し、マカロニサラダ、春雨サラダでビール、燗酒。チキンカツは、辛子ソース、辛子醤油で。旨し。

寝しなにカティサーク。


月2回、お仲間と稽古をして、月1回、人前で落語を喋る。晩飯で燗酒を飲み、寝る前に猫を膝に乗せ、ウィスキーに氷をひとかけ落として飲む。好きな本を読み、好きな音楽を聴く。妻がいて、息子たちがいて、父がいる暮らしがある。私としては、これでいいんだけどな。こんな暮らしが危うくなるようなことを、国にはして欲しくない。それが、首相はじめ為政者の務めなんだと思う

2025年11月22日土曜日

秋の終わり、みほ落語会

朝、御飯、味噌汁、ウィンナーソーセージ、スクランブルエッグ、納豆。

『ばけばけ』の総集編を観ながら、コーヒーを淹れて飲む。妻は仕事に行った。

今日は「みほ落語会」。クルマドの風景を撮りながら行く。







11時半頃、到着。高座作り。ヨークベニマルの、稲荷寿司・海苔巻き、・おにぎり弁当で昼食。

公民館の裏の公園は、イチョウがきれいだった。

13時5分開演。15時30分終演。私はトリで『風呂敷』。古今亭志ん朝の名演が耳に残っている。私としては志ん朝へのオマージュを捧げつつ、私なりに作り替えている。よく聴いて反応してくださるお客様。ありがたい。

片付けをして、16時過ぎ解散。17時半頃、帰宅。

大相撲を見ながら、妻と夕方ビール。横綱二人が負け、大の里、豊昇龍、安青錦が三敗で並ぶ。明日は横綱のどちらかかと、安青錦の優勝決定戦になるだろうな。全く予想できないが、安青錦優勝の目が出てきたか。

夕食は、ピザ、フランクフルトソーセージ、マカロニサラダ、春雨サラダで白ワイン。食後にホワイトホース。

寝しなにカティサーク。


一日、穏やかな晴れ。秋の終わり。もうすぐ冬がやって来る。

人の世はこんなだが、世界は美しい。


みほ落語会の次回の告知。

私は『芝浜』を演る予定です。