昨日は年休を取って、父の運転手を務め日立の酒蔵を巡ってきた。
まずは日立市鮎川町の嶋崎酒造。
御主人のお話を伺うことができた。ご先祖は潮来牛堀の嶋崎氏だという。佐竹氏に敗れ大子の方に落ちた。やがてこの地にたどり着き酒造りを始めたようだ。
嶋崎氏滅亡は1591年(天正19年)。南方三十三館の城主とともに佐竹氏の本拠地、常陸太田に招かれ、そこで謀殺された。
父はここで純米吟醸酒を買い、ご満悦だった。
お次は十王町友部の菊乃香酒造。
ここは一升瓶を作っていないということで、父は純米吟醸と純米酒の四合瓶を1本ずつ買う。
これで、父の「茨城の酒蔵」は、めでたくコンプリート。
ただ、一升瓶を買えなかったのに納得できなかったのか、もう一軒行こう、と言う。
言われるまま、十王町高原の椎名酒造へ。
ここで純米吟醸の一升瓶を買う。
昼食は旧高原小学校跡地に建つ「たかはら自然塾」のレストランで食べる。
天ざる蕎麦。650円。天ぷらは野菜だけど、これだけついて650円はお得。
そばをひと口、茄子の天ぷらを食べちゃった。 |
山を下りて街に戻る。途中、立派な五重塔が見えたので、寄ってみる。法鷲院というお寺。
ネットで調べてみたら、このお寺では、1970年代末「ジャズと説教の夕べ」というイベントがあり、前田憲男・荒川康夫・猪俣猛など一流ミュージシャンが参加したという。1977年の演奏はライヴレコードにもなった。企画したのは当時の副住職。彼は人脈が豊富だったようで、イベントには立川談志も来たらしい。後に住職になったが、交通事故で亡くなったという。五重塔もこの人の尽力で建立されたとのことである。
海側のバイパスを通って帰路に就く。文字通り海の上を走る。気持ちいい。
大みか饅頭をお土産に買って帰った。
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