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2025年10月26日日曜日

日曜も寒かった

朝、御飯、味噌汁、魚肉ソーセージ卵炒め、高菜明太子。高菜は義母からの頂き物。ピリ辛で飯に合う。

今日も雨模様。寒い。扇風機をしまい、ストーブを出す。


マーラーの交響曲5番を聴きながら、本を読む。『漱石・子規往復書簡集』『小右記』を読み進める。『左川ちか詩集』読了。

昼は、妻と息子たちが作ったオムライス。旨し。午前中から妻が煮ていた栗も、また旨し。

午後は本屋。古本で『ルポ「トランプ信者」潜入一年』(横田増生・小学館新書)を買う。

帰りに市民センターに寄る。市の文化祭。妻の書が展示してある。妻のお友達に会う。

夕食は、息子たちの運転で外に出る。

行きは次男の運転。石岡の「中中や」。串焼き、串揚げのお店。中中で「串」か。巧いネーミングだねえ。

まずは生ビールで乾杯。焼き鳥、串揚げ、焼きそば、馬刺し、もつ煮込み、揚げ出し豆腐、きのこ炒め、砂肝の唐揚げで生ビール、燗酒。旨し。居酒屋で飲むのは楽しい。父もご機嫌だった。

帰りは長男の運転。19時過ぎには家に帰る。

仕上げに、妻は白ワイン、私はジェイムソンを飲む。


『ルポ「トランプ信者」潜入一年』を読み始める。トランプ復活、東京都知事選での石丸氏の善戦、兵庫県知事選、参議院選における参政党の躍進・・・、時代はそういう流れか。ネットによって人類は退化しているのかもしれない、というのは上からの、えらそうな物言いなのだろうか。

2025年10月25日土曜日

寒い土曜日

朝、パン、ポテト、スクランブルエッグ、オニオンコンソメスープ。

朝イチで床屋。弱い雨が降ってきたが、散歩がてら歩いていく。


今年の秋はあまり天気がよくならない。ここのところ、急に寒くなった。もはや、晩秋の雰囲気。コスモスも寒そう。

夫婦でやっていた床屋だが、今年、奥さんが亡くなった。以来、おやじさん一人で切り盛りしている。『ばけばけ』を観ながら、髪を切ってもらう。コーヒーをご馳走になる。

午前中、ヘンデルの『メサイア』を聴きながら、本を読む。藤原実資『小右記』、『漱石・子規往復書簡集』、森鷗外『妻への手紙』。中途半端に読みかけになっていた本を、ぽつぽつ読み進めた。面白い。

昼は、妻が作った温かいそば。妻の実家からもらってきた乾麺を茹でて、冷凍のかき揚げをチンして載せる。旨し。

午後、妻と次男が買い物に出かける。長男は図書館に行った。私は留守番。猫を膝にのせ、ビリー・ホリデイを聴きながら、午前中の続きを読む。雨が、また降り始めた。

夕方、寒いので、厚目のフリースを出す。ついでに、半袖をしまってセーターを出す。

牛乳を温めて飲む。『妻への手紙』読了。

夕食は豆乳鍋、チャーシューで燗酒。旨し。義母が作ってくれた、茗荷を「岩下の新生姜」のタレに漬けたのが絶品。これで今年の茗荷はおしまい。

寝しなにジェイムソン。


テディベアとチーキー。


今日は心ゆくまで歩けなかった。この前、歩いた時の写真を載せてみる。

秋と言えば、柿のなる風景。

そして、ススキ。

セイタカアワダチソウ。

シラサギの親子か。

一日、雨模様。天高く馬肥ゆる秋、とは、なかなかならないなあ。


2025年10月21日火曜日

【雑談】文楽十八番『厩火事』

 今回は『厩火事』について語ろう。

 

お崎は髪結いが稼業。七つ年下の亭主は何もせず家でぶらぶらしている。そんな夫婦には喧嘩が絶えない。今日もお崎が旦那の所へ駆け込んできた。旦那の方も仲人はしたものの、始終愚痴を聞かされるのでたまらない。亭主の料簡が分からないと言って嘆くお崎に、旦那は、愛馬を火事で失っても家来の心配をした孔子と、夫自慢の皿をかばって階段を落ちた妻よりも皿を心配した「さる旦那」のエピソードを紹介し、亭主の心を試す方法を提案する。亭主の大切にしている瀬戸物の皿を割って、お崎の体のことを心配すればよし、瀬戸物の方を気にするようだったら別れちまえ、というのである。意を決したお崎は家に帰り、言われた通り亭主の瀬戸物を割ってしまう。亭主は「ケガはないか?」と、お崎の体を案じる。お崎は感涙し、「お前さん、そんなにあたしの体が大事かい?」と聞くと、亭主はこう答えた。「当り前じゃねえか。おめえにケガでもされてみねえ、明日っから遊んで酒が飲めねえ」。

 

御存じ、黒門町八代目桂文楽の十八番だ。

文楽は、この噺を、名人三代目柳家小さんに稽古してもらった。小さんの型は、お崎夫婦のなれそめを含む、50分に及ぶ大作だった。それを文楽は20分に刈り込んだ。

『厩火事』は、よく聴くと嫌な噺だ。色川武大は「名人文楽」という文章の中で、この噺を例にとり、たとえ女性が主役であっても、落語は基本的に男のつぶやきだ、と書いた。亭主がまた「悪い奴」で、その亭主の都合がよいように事が運ぶ。男の論理で噺が展開している。

しかし、文楽は、そんな嫌な部分を感じさせない。ぽんぽんと調子よく、あくまで軽くもってゆく。聴いていて気持ちいい。驚くほど摩擦係数が小さいのだ。サゲの後で亭主が、「冗談だよ、おめえが大事に決まっているじゃねえか」なんて言い出すのではないかと思われるほど軽い。

それに、このお崎さんが、何といっても魅力的なのである。無邪気で、明るくて、思ったことを腹にしまっておけない正直さを持ち、愛嬌がある。しかも腕のいい髪結いだ。経済的に自立している自信がある。

私はこのお崎にはモデルがいると思っている。それは、文楽の最初の妻。

文楽は大阪、紅梅亭のお茶子と最初の結婚をして東京に戻った。名をおえんという。文楽よりも年上だった。文楽には通算5人の妻がいたが、この人が、いちばん文楽に尽くしたようだ。文楽が足を怪我したときには、彼を背負って寄席を回ったという。

しかし、私たちはこの後の文楽を知っている。文楽は、八代目桂文楽襲名の費用を賄うため、おえんと別れ、日本橋の旅館「丸勘」の女主人、鵜飼ふきと結婚し、入り婿となった。そして、関東大震災に遭って丸勘が倒壊するや、ふきを捨てて北海道へ巡業に出てしまう。しかも、その旅費を前妻のおえんに借りたというのだから、恐れ入る。その時、おえんは再婚し夫と食堂をやっていたという。文楽の稀代のエゴイストとしての顔がそこにある。

文楽は『厩火事』のお崎を、実に楽しそうに演じていた。私には、文楽がお崎の先におえんを見ていたような気がしてならない。それは、若い頃の贖罪というよりも、「あの女、可愛かったな」という懐かしみのようなものではなかったか。その意味でも、この噺は、やはり「男のつぶやき」なのだと思う。

 

ちなみに、古今亭志ん朝は、文楽がカットした、お崎と亭主の馴れ初めを補強している。お崎が相談に行く仲人を「兄さん」と呼ばせ職人とし、二階に居候をしていた道楽者の兄弟弟子を、お崎が見初めたという設定にした。榎本滋民は、それを神格化された文楽の『厩火事』の「穴」を埋めたとして、高く評価している。

確かに文楽の噺では、仲人は「旦那」というだけで、お崎との関係性がはっきりしないし、お崎の亭主も「うちから出た人間」というだけで、氏素性も曖昧だ。志ん朝の方が噺の輪郭はくっきりしている。

ただ、仲人を職人にしてしまうと、『論語』を引用するところに、私は違和感をおぼえてしまう。やはり、「余計な学問はいらない」職人よりも、同じ町人でも知識階級である旦那の方がしっくりくると思うのだが。

また、志ん朝が輪郭をくっきりさせたたことで、この噺は少し苦しくなった。DV夫との共依存夫婦のような色調を帯びているような感じがしてきたのである。これは、昨今、フェミニズムについて私自身が学習したことによる感覚なのかもしれないが。

『厩火事』には、文楽から志ん朝へ、志ん朝からその先へ、進化する余地があると思う。そして、そこには女性からの視点が必要になるだろう。今や優れた女性落語家も多い。落語が「男のつぶやき」でなくなる日も近いのかもしれない。

 

付記。

この噺でいちばん好きなくすぐりは、旦那から皿の値段のことについて、「お前の亭主が買うような150銭なんてものじゃない。何千円、何万円というものだ」と言われて返す、「あら、そんな大きなお皿があるんですか?」という一言。男たちがありがたがる「付加価値」を、無邪気に、そして痛快に笑い飛ばしてくれる。

2025年10月19日日曜日

散歩の日

朝、ピザトースト、紅茶。

細々したことをやって、コーヒーを淹れて、NHK『自然百景』『小さな旅』『ディアにっぽん』を観ながら飲む。

予報では曇りだが、朝のうちは晴れていた。天気のいいうちに、と散歩に出かける。


霞ケ浦の堤防に出て、ぶらぶら歩く。雲が多いので、日が差したり陰ったりする。その度に風景は目まぐるしく表情を変える。



世界はこんなだが、おれやおれの暮らしはおれのものだ。他の強い誰かに預けるつもりはない。

隣の市との境にあるコンビニまで行って缶ビールを買い、また、霞ケ浦の堤防を戻る。すっかり空は雲に覆われた。


湖面は鉛色。風が強い。泥の匂いがする。

ほぼ2時間歩いた。家に着くと、雨がぽつぽつ降ってきた。

昼は、蓮根麵の冷や麦を妻が茹でてくれた。昨日の『そば清』のように、ずるずるすする。「今年最後の冷や麦かねえ」と妻が言った。

午後は内田百閒『百鬼園随筆』を読んだり、ささっと絵を描いたり。雨は上がったが、どんよりして寒くなる。

妻と夕方ビール。散歩で買ってきた、サッポロ黒ラベルの限定醸造。旨し。

夕食は、鍋しゃぶ、春巻きで燗酒。この頃は、鍋スープが充実しているなあ。手軽で旨い。

食後にアイリッシュウィスキー、ジェイムソン。


2025年10月18日土曜日

クルマドの風景、みほ落語会

朝、御飯、味噌汁、鶏の焼いたの、ジャーマンポテト、納豆。

布団を干す。細々したことをやって、『ばけばけ』の総集編を観ながらコーヒーを淹れて飲む。

妻は仕事に行った。

今日はみほ落語会。クルマドの風景を撮りながら行く。

すっかり秋の光線になったなあ。






ヨークベニマルでお昼を買って、11時50分頃到着。

高座作りをして昼食をとる。いつもの稲荷寿司と海苔巻きの弁当。

13時5分開演。私はトリで『そば清』を演じる。楽しく演れた。飲み食いの仕草をする時は、たいたい脳内で味わうことにしている。今日のそばは旨かった。

15時10分終演。片付けをして16時解散。17時過ぎ帰宅。

妻と夕方ビール。

夕食は石焼ビビンバで燗酒。食後に妻とレーズンバターで赤ワイン。

寝しなにジェイムソン。


自民党と維新が議員数削減で合意したらしい。議員の数が減るということは、選挙において、いわゆる死票が増えるということだ。少数派の意見は、ますます届きにくくなるだろう。戦略として正解かもしれないが、そんなことで国の形を決めていいものだろうか。


次回のみほ落語会の告知です。


2025年10月16日木曜日

彼岸花

秋も深まった。彼岸花ももう終わり。これからはコスモスかな。

今年は彼岸花をたくさん見た。

近年、夏の暑さが凶暴で、秋の訪れが待ち遠しい。

そして、彼岸花が、秋を告げる花なのである。そういうわけで、昔はそんなに関心はなかったのだが、最近は気をつけて見るようになった。

彼岸花はいきなり咲く。葉も茂らず、いつの間にか茎が延びて、いつの間にか鮮やかな赤い花が咲く。

彼岸花の赤は過剰だ。鮮やかすぎる。どことなく禍々しい。事実、彼岸花はリコリン、ガランタミンなどの毒を持っている。

彼岸花を曼珠沙華ともいう。サンスクリット語に由来するらしい。

山口百恵が「曼珠沙華(マンジューシャカ)」という歌を歌っていた。阿木燿子作詞、宇崎竜童作曲。山口百恵の名曲を多く作った黄金コンビの作だ。1978年発表。ということは、当時彼女は19歳。性根の座った歌声は女の情念さえ感じさせる。すげえ。また、ギターが泣く泣く。この間、久々に聴いたけど、カッコいいぞ。


では、今年撮った彼岸花の写真。









2025年10月13日月曜日

三連休最終日

朝、天丼、味噌汁。妻が昨日の天ぷらを卵とじにして天丼にしてくれた。旨いんだよね、これが。

朝ドラ『ばけばけ』の総集編を観て、コーヒーを淹れて飲む。

午前中は家の細々したことをやる・

昼は妻が作った和風パスタ。ごまガーリック醤油味。旨し。


食休みをして散歩に行く。恋瀬川河口付近に車を止め、高浜の町を歩く。

恋瀬川河口。



高浜神社。


ここは昔旅館だったなあ。

白菊酒造の蔵。



重たく雲が垂れ込めて、今にも雨が降り出しそう。台風の影響か風が強い。どこか荒涼とした風景。


1時間ほど歩いて帰る。

妻と夕方ビール。

夕食は、餃子、フランクフルトソーセージ、春雨サラダでビール、燗酒。餃子は先日宇都宮で買ってきた「こむさし」の餃子。冷凍だが、いつもの冷凍餃子とは全然違う。皮がもちもち、野菜たっぷり、旨し。

食後にジェイムソン。

昨日買った『私兵特攻』読了。感想はまだ書けない。

2025年10月12日日曜日

今日の日記

朝、御飯、味噌汁、チキンナゲット、スクランブルエッグ、納豆。

NHK『自然百景』『小さな旅』『ディアにっぽん』を観ながら、コーヒーを淹れて飲む。日曜の朝、年寄りがよく観る番組だなあ。おれも立派な年寄りだ。

『ディアにっぽん』は広島市の集合住宅の自治会長のお話。自治会長は30歳の女性。高年男性の副会長から厳しいダメ出しとかされ、悪戦苦闘しながら住民の信頼を得ていく。胸が熱くなる。番組を観ていて、広島は原爆を抜きには語れないのだ、と再認識した。また、自分なりに若者を支えていこうとも思ったよ。

妻、息子たちと土浦イオンに行く。ネクタイを買ってもらう。

昼はフードコート。リンガーハットの皿うどんを、久し振りに食べた。


860円、安定の旨さ。

13時30分帰宅。妻はカスミに買い物に行く。

買い物から帰った妻が、「もう、卵が300円になってたよ」と言っていた。ほんと、みーんな上がってんなあ。で、給料も年金も上がんない。アベノミクスの行きつく果てがこれなのに、次はサナエノミクスか。

イオンで買ってきた『私兵特攻 宇垣纒長官と最後の隊員たち』(松下竜一・中公文庫)を読む。

夕食は、蓮根をいただいたので、妻が天ぷらを揚げてくれる。他に海老、じゃがいも、茄子、ちくわ、舞茸。これが燗酒に合うんだねえ。口直しのアボカドのサラダも旨かった。

寝しなにジェイムソン。遥々アイルランドからやって来てくれたか。ありがとう。旨いよ。


この三連休は天気がよくないなあ。明日はまた伊豆諸島を台風が通過するのか。被害がこれ以上ひどくならないことを祈る。

2025年10月11日土曜日

雨の土曜日

朝、ホットサンド、紅茶。

コーヒーを淹れて長男と飲む。妻は仕事に行く。

一日中、冷たい雨が降る。

キース・ジャレット『ブック・オブ・ウェイズ』を聴く。雨の日にはキース・ジャレットがよく合う。このアルバムで彼はピアノではなく、クラヴィコードという楽器を弾いている。チェンバロに似た古風な音。そのせいか、バロックのように聞こえる。

昔、友人三人で写真展をやった。交代で会場に詰めたのだが、私の時は、このアルバムとビル・エバンスの『アローン』をよく流した。あの時も秋だったな。

過去記事はこちら。

写真展の写真①  写真展の写真②

ビル・エバンス『アローン』も聴く。古い絵葉書を見ながら絵を描く。

昼は次男が作った、サッポロ一番醤油ラーメン。

灯油を買いに行き、ボイラーに入れる。雨で難儀する。先週のうちにやっておけばよかった。

夕食は父が魚屋で買ってきた鮪の刺身、冷凍たこ焼き、かぼちゃの煮物で燗酒。食後にティーチャーズ。刺身は中トロ、酒は純米。しみじみ旨い。

寝しなに奮発して買った、アイリッシュウィスキーのジェイムソン。旨し。


公明党が連立政権から離脱したか。もう五里霧中、よくわかんない。新総裁爆誕で高揚しすぎたか。その一方で、現首相の抑制の利いた、史実に裏打ちされた戦後80年所感も発出された。これを辞めさせてあれにして、お膳立てしたのがあの人か・・・。色んな意味で終わっているな。普通、こうなると政権交代なのだが、「103万円の壁」党も腰がとたんに引け出した。これから、どうなるんだろう。

2025年10月6日月曜日

十五夜

 今夜は中秋の名月。十五夜のお月見だ。


夕食は、けんちん汁、さんまの塩焼き、栗御飯で燗酒。

従兄が蕎麦を打ってきてくれたので、茹でてけんちん蕎麦にして食べる。

さんまのはらわたに大根おろしと生姜を混ぜて、府中誉本醸造の燗。たまりませんなあ。

世界はこんなだが、さんまは旨いし、酒も旨い。けんちん汁も栗御飯も旨い。

食後にティーチャーズ。お月様が一瞬だけ見えた。

2025年10月5日日曜日

神崎町の演芸会

朝、御飯、鍋の残り、魚肉ソーセージ卵炒め、納豆。

マツコ・デラックスは大粒の納豆が好きなようだが、水戸では小粒が主流。小粒でよく糸を引くのが粋とされる。私も小粒が好き。

細々としたことをやって、コーヒーを淹れて飲む。

日曜の朝はNHKの時間。『さわやか自然百景』『小さな旅』『ディアにっぽん』を観る。『ディアにっぽん』はRADWINPSの元ドラマー、山口智史を追うドキュメンタリー。彼はミュージシャン・ジストニアという神経の病気でドラムが叩けなくなった。 活動休止から10年、地元葉山の棚田で米作りをしていたが、ついに今年、楽器メーカーのサポートを受け、ライヴのステージに立つことになった。彼の復帰を待ち望んでいたファンがライヴハウスに集まる。皆、一様に涙を浮かべていた。私も胸が熱くなったよ。

今日は千葉県の神崎町で演芸会がある。10時半過ぎ、家を出る。霞ケ浦の東岸を行く。

稲敷市で利根川沿いに出て、神崎大橋を渡って神崎町へ。神崎町ふれあい文化センターに、12時頃、到着。


一門のボス、梅八さんの娘さんでプロの浪曲師、国本はる乃さんをメインにした演芸会に私も出させていただくことになったのだ。

楽屋入りして、打ち合わせ。昼食にお弁当をいただく。

昨年は、客席がまるで見えなかった。立川談春は客席を暗くするが、オールドタイマーの私は客席が見えないと演りづらい。今年は、お客の顔が見えるようにしていただいた。

私は3番目に出て『目黒のさんま』を演る。お客様の反応が分かると、間がよくなるような気がする。よく聴いていただけたと思う。

はる乃さんは二席。終演時間が延びて、口演中の17時に閉館のチャイムが鳴ってしまったが、微動だにしない。お客も気をそらされず、聴き入っている。すごい。

17時20分頃終演。18時頃解散。19時過ぎ帰宅。

夕食は、ピーマンの肉詰め、ポテトサラダ、ペンネで燗酒。食後にティーチャーズ。

充実の一日だった。

2025年10月4日土曜日

花火の日

朝、トースト、ウィンナーソーセージ入りスクランブルエッグ、紅茶。

コーヒーを淹れて飲み、『ばけばけ』の総集編を観る。松江城が美しい。

随分前、高山T君と松江に行ったことがある。

あの時は、岐阜羽島で待ち合わせ、城崎と松江に泊まったのだ。

松江は静かないい街だった。

小泉八雲・セツ夫妻の旧宅が残っていた。こじんまりと、さっぱりとした住まいで、こういう所で静かに暮らしてみたいなあと思ったものだ。

長男は学校へ、妻は仕事に行く。

私と次男は買い物。私は酒を買ってくる。

昼は、それぞれ好きなインスタントラーメンを作って食べる。私は明星チャルメラ醤油味にした。卵をひとつ落として食べる。旨し。

自民党の新総裁に高市早苗氏が選出された。「外国人問題」が票になると、改めて思い知らされたよ。ともあれ、我が国初の女性首相が誕生する可能性が高まった。女性や弱い立場の人たちに思いを致す政治をしてくれるよう期待したい。まあ彼女を支持している人たちは、そんなことを思っていないだろうけど。

夕方、妻とハートランドビールを飲む。午後から降り始めた雨が本降りになる。 

夕食は、鍋。燗酒を飲む。旨し。

今夜は、市の花火大会。皆で二階のベランダで花火見物。雨は上がり、月も出てきた。妻と缶チューハイを飲みながら見る。

花火大会が終わった直後、長男が帰ってきた。相変わらず残念なやつだ。


寝しなにティーチャーズ。


花火を見ると、芥川龍之介の短編「舞踏会」を思い出す。小説の中で、ピエール・ロティは「我々の生(ヴィ)のような花火」と言った。我々の生は花火のようにはかない、ということなんだろう。でも、私は思う。私たちの生は花火のように華々しくはない。私たちの生は、たとえ短くとも、地味な積み重ねの繰り返しだ。崩れても崩れても、ひとつずつ積み上げてゆくしかない。それが、私の実感である。

「絶望の隣に希望がある」。朝ドラ『あんぱん』に出てきた言葉だ。絵空事のように聞こえるかもしれないが、まんざら嘘でもない、と私は思う。

2025年10月2日木曜日

「飲んだり食ったり」拾遺集

めっきり外食も減ったが、「飲んだり食ったり」で紹介してなかったものを載せてみよう。


まずは、かすみがうら市、だい食堂。トンテキ定食、1408円。


 トンテキは180g。ソースはガーリックソースを選んだ。

御飯はお代わり自由。シメはお茶漬けがお勧めらしいが、トンテキは飯に合うので、白米で通した。平日割で200円引き。それでも4桁半ばか。奮発したなあ。


これはだいぶ前だな。イーアスつくば、美味俱楽部の梅蘭焼きそば。色々試したけど、これがいちばん旨い。妻と食べたので、値段はよく覚えていない。エビチリ入りもあるけど、私としてはフツーがいい。



点心セットの春巻き。

中に餡がみっちり入っている。

これ食べると、中華街に行きたくなるんだよなあ。

最後は「稽古帰りのゆきむら亭」。こってり味噌ラーメン、848円。


背脂が浮いている。コクはあるけど、しつこくはない。美味しくいただけました。


ここから、ちょっと追加します。

市丸小川支店のランチの天丼。



エビが2本、白身魚、茄子、ピーマン、しいたけまでついて、感動の800円。揚げたての熱々。私は天丼が食べたくなるとここへ来る。


丸亀製麺。かけ(冷やし)、かしわ天、梅シソおにぎり。



私としては定番のラインナップなのだが、食べ過ぎた。もうおにぎりはいらないか。どうしてもこういう店は目が欲しがるんだよな。


10月になって、朝晩は随分ひんやりしてきた。庭の金木犀もいい香り。そろそろ燗酒が旨くなるなあ。