ページビューの合計

2023年11月19日日曜日

土日の日記



昨日の日記。

朝、御飯、味噌汁、ハム、海苔の佃煮、なめたけ。

朝イチで床屋。散歩がてら歩いて行く。

帰って、ごろごろしながら、テープで古今亭志ん橋の『居酒屋』を聴く。

志ん橋もとうとう故人になった。学生の頃は二つ目で志ん太を名乗っていた。若いうちから老け顔で、師匠志ん朝と地方へ行くと、志ん太の方が師匠に間違えられたという。

『居酒屋』はニンに合っていてよかった。だみ声が、三代目三遊亭金馬を彷彿とさせた。あの有名な「できますものは、つゆ・柱・鱈昆布・鮟鱇のようなもの・・・」の言い立てはなかった。「君が代」を歌うのは面白かったなあ。

噺家らしい噺家が逝ってしまった。学生の頃、若手だった人たちの訃報に接すると、本当に寂しい。志ん橋師匠のご冥福を祈る。

今日は全国的に荒れ模様の天気だったが、この辺だけはそうでもなかったみたい。時折は晴れ間も見えた。ただ夕方は曇って寒かった。

夕食はおでんで酒。やっぱり、おでんは体が温まるなあ。

ウィスキーを飲みながら、テレビでやっていた『翔んで埼玉』を見る。面白かったけど、ほぼ10分ごとにCMが入るのは勘弁してほしい。

映画の中で、埼玉と千葉の決戦地となる橋は、高浜の愛郷橋の仮橋でロケが行われた。設定は埼玉と千葉の県境、流山付近とのことだが、画面には筑波山がしっかり映っていた。


今日の日記。

朝、御飯、味噌汁、チキンナゲット、スクランブルエッグ。遅ればせながら今年の新米を食べる。塩辛がぴしゃりと合う。

妻子と土浦イオン。妹に孫が生まれたので、お祝いを買う。

昼はフードコートでケンタッキー・フライド・チキン。

帰って本を読む。長男から借りた『十三階段』(高野和明)。読了。死刑囚の冤罪を晴らすべく、元刑務官と元受刑囚がタッグを組む。ほとんど一気読み。江戸川乱歩賞受賞作。死刑制度に対する割り切れぬ思い、死刑を執行する刑務官の苦悩、重厚な内容、抑制の利いた文章、それでいて息もつかせぬ面白さ。上手いねえ。ちょっと詰め込み過ぎのきらいはあるけど。

妻と夕方ビール。エビスビールは旨い。

夕食はおでん、ポテトサラダで酒。二日目のおでんは旨い。食後に妻と赤ワイン。


昨日撮ったススキ。


6 件のコメント:

moonpapa さんのコメント...

志ん橋師匠、一度上野のお蕎麦屋さんでお弟子さんと一緒のところをお見かけしたことがあります。一筆いただこうかなぁとも思いましたが…。寄席では何度か聴いたことがありましたが、場の空気を整えてくれるというかなんというか。もう少しいろいろと聴いてみたい噺家さんでした。お弟子さんには是非「志ん橋」という素敵な名跡を継いでいただきたいですね。

densuke さんのコメント...

こんにちは。
古今亭志ん橋、寄席が似合う噺家でした。
「志ん橋」は先代馬生が真打になった時名乗った名前です。馬生はこの名前を大切にしていて、「志ん朝よりも大きな名前だぞ」と言っていたようです。

moonpapa さんのコメント...

あぁ、そうでしたか。亡くなられた志ん橋師匠のイメージしかないのですが、落語聴き始めの小童には「シブくてお茶目だなぁ、こんな人が楽屋で一目置かれてるんだろうなぁ」と思わせてくれて、こういう人達の味がわかるような大人になりたいなと思いましたよ。スーパースターもいいのですがそれだけでは…と。ハハハ、贅沢ですかね。

densuke さんのコメント...

志ん太が真打になって志ん橋を襲名する時、馬生が言ったそうです。
だみ声だし大間だし、決して私の好みではないんですが、好きな噺家でした。
林家正蔵の、確か四時飲みの本の中でやっていた対談がよかったなあ。何とも粋でした。

落語は贅沢に楽しみたいですね。

moonpapa さんのコメント...

正蔵さんの本、今度読んでみます。「居酒屋」楽しく見させていただきました。「地下鉄」が出てきた時は思わずニヤッとしてしまいました。なにか「ずっこけ」とつながり、あらためて五円…いや誤嚥…もとい、御縁を感じます。話は変わりますが、先日つらつらとパソコンで落語がらみの検索をしていて故喜多八師匠の「煙草好き」という変わった演目を見つけて…。寄席で出会ったことはありませんが、あぁ、喜多八師匠らしい面白い噺だなぁ、ひょっとするとdensukeさんにもお似合いかもしれない(右朝さんも)などと思っちゃいました、ハハハ。勝手に妄想してスミマセンです。

densuke さんのコメント...

早速御覧くださり、ありがとうございます。
「煙草好き」は知りませんでしたなあ。今度調べてみようと思います。
そろそろネタも一回りしそうなので、できそうなら覚えてみようかな。
これからも色々教えてください。