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2024年9月7日土曜日

映画『福田村事件』を観た

朝、トースト、牛乳、ウィンナーソーセージ入りスクランブルエッグ。

妻は仕事。息子たちは高エネ研の一般公開を見に行った。

暑い。土浦に佃煮を買いに行ったが、散歩はやめにした。

昼は家に帰って、サッポロ一番味噌ラーメンを作って食べる。やっぱり旨いなあ。

仕事から帰って来た妻と『光る君』の録画を観る。

夕方、米を取りに行く。50袋を運ぶ。疲れた。

夕方ビール。

夕食は冷しゃぶ、ポテトサラダ、肉団子でビール、酒。

寝しなにジョニーウォーカー黒ラベル。

今日は写真を撮らなかった。この前撮った、真壁の田圃。

昨日は、親友S君と、映画『福田村事件』を観た。自主上映会があるのを教えてもらって、前売りを買っておいてもらっていたのだ。

関東大震災の朝鮮人虐殺に伴い、千葉県で起きた事件に題材をとったもの。監督は森達也。オウム真理教のドキュメンタリーを撮ったことで知られる人だが、今回は劇映画に挑んだ。

千葉の農村の土俗的な生活と、讃岐からやってくる被差別部落出身の薬売りの一行の旅暮らしが並行して描かれる。やがて大地震が起き、朝鮮人の暴動がまことしやかに語られる。不安が高まる中、薬売りの一行を朝鮮人と誤解して、村人が殺戮を繰り広げる。

震災の4年前の三・一独立運動で起きた、日本軍による朝鮮人虐殺、提岩里教会事件。日々起きる犯罪事件を朝鮮人や社会主義者のせいにする風潮を醸成するマスコミ。被差別部落民、朝鮮人に対する差別。虐殺に至るまでのプロセスを、森は丁寧に描いていく。

加害者になったのは普通の村人である。農民であり在郷軍人である。彼らを駆り立てたのは「不安」だ。差別してきた者から復讐されるのではないかという不安。それが彼らを過剰にした。加えて「集団」として動き出してしまう。「集団」の外にいる人もいたにはいたが、最早誰にも止められなかった。

この事件が起きた9月6日に、この映画を観ることができたのは意義深いものだったと思う。

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