ページビューの合計

2025年2月24日月曜日

第二回鮟鱇鍋ツアー①

高山T君が茨城にやって来た。

年末に二人で湖国探訪の旅をしたばかりなのだが、T君たっての希望で、第二回鮟鱇鍋ツアーをすることになったのである。

前回は2010年2月。大洗で格安の鮟鱇フルコースを楽しんだ。今回は以前、昔の職場の仲間との宴会で使った、ひたちなか市磯崎のとらやさんを予約した。

T君は運転を苦にしない。岐阜県多治見を4時半に出たという。途中渋滞につかまったりして、我が家に到着したのは11時45分になっていた。

これからの予定を考えると、すぐに出発した方がいい。挨拶もそこそこにT君の荷物を私の車に移動させ、昼飯を予定していた鉾田に向かう。

出発してすぐ、T君は「おれは霞ケ浦越しの筑波山を見たいなあ」と言った。

「分かった」と応えて、私は車を脇道に入れ、母の実家のすぐ前の堤防に止めた。

いい天気。空気は冷たいが、風はほとんどない。子どもの頃から見慣れた筑波山が、すっくと立っていた。


「いいなあ、これだよ、これ」と言いながら、高山T君はばーしばし写真を撮りまくっていた。

昼飯は鉾田市借宿の緑屋食堂。T君所望のもつ煮込み定食は仕込み中ということで、やむなく断念。私お勧めの肉野菜炒め定食にする。安定の旨さ。旨し。


それから、鉾田の街を散策。大政奉還の後、徳川慶喜が水戸から駿府に向かった田山河岸の辺りを案内する。

宝来多座(ほこたざ)という映画館だった建物

たまにここでイベントなんかをやっている。

大洗に移動。曲松商店街から髭釜商店街まで散策。ガルパンの聖地巡礼する方々がちらほらいる。シブい街並みが続くが、悲しいことに好みの建物がいくつかなくなってしまっていた。




月ノ井で部屋飲み用に純米酒の四合瓶を買う。

大洗磯前神社を参拝。

三連休のせいか人が多い。


海岸に下りて「神磯の鳥居」を見る。ここは、祭神である大国主命と少彦名命が降臨したと言われている場所である。


大洗駅を経由して、天狗党の乱で戦闘があった願入寺を案内する。



願入寺の近くにある祝町でも、田中愿蔵率いるザンギリ隊は大暴れをしたらしい。

そして、那珂湊を通って阿字ヶ浦へ。T君所望のひたちなか海浜鉄道湊線の阿字ヶ浦駅、ほしいも神社を御覧に入れる。


宿に言っておいたチェックインの時間も近づいた。この日のシメに、酒列(さかつら)磯前神社に行く。大洗磯前神社の兄弟社。こちらは少彦名命を祭神としている。ちょうど日没の時間帯。夕日に映えて神々しい雰囲気となった。


拝殿の賽銭箱の上に猫がいた。猫は悠々と座っている。私たちは神前に手を合わせたが、まるで猫を拝んでいるようだった。


17時、「とらや」到着。T君念願の鮟鱇鍋で大いに飲んだ。


初日はここまで、続きは次回で。

0 件のコメント: