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2020年3月18日水曜日
2020年3月17日火曜日
春風亭一柳の街
先月、長男の受験に付き合って金町に行った。
金町から亀有、綾瀬と歩いて電車に乗り、根岸をほっつき歩いた。そして、また金町に戻って歩く。歩数は2万歩を優に超えた。
金町には、ちょっとした思い入れがある。春風亭一柳が、暮らし死んだ街だからだ。
一柳については以前、「師匠の影法師」という記事を書いた。
春風亭一柳。1935年(昭和10年)東京生まれ。都立西高等学校中退。1956年(昭和31年)六代目三遊亭圓生に入門し、三遊亭好生を名乗る。1973年(昭和48年)真打昇進。1978年(昭和53年)圓生門下を離れ、春風亭一柳に改名。1981年(昭和56年)7月9日、自宅団地十階の非常階段から飛び降り自殺を遂げる。
一柳の唯一の著書『噺の咄の話のはなし』は、1980年(昭和55年)12月10日に初版第一刷が出た。私が持っているのは1981年(昭和56年)1月26日に出た初版第三刷である。
三遊亭圓生の死を「嬉しかった」と綴ることから、この本は始まる。尊敬する師からことごとく疎まれ、ないがしろにされた挙句、落語協会分裂騒動の際、石をもて追わるるごとく破門される。(この時一緒に破門されたのが、川柳川柳。破滅型に見えた川柳の方が長寿を保っている。)八代目林家正蔵のもとに身を寄せ再出発するが、芸に自信を失い、酒に溺れ、貧困にあえぐ。廃業を決意するも周囲の人に支えられ、三年間の禁酒を誓って再起を期す。
私は学生時代、わななきながら、むさぼるようにこの本を読んだ。「落語家になりたいなあ」という私の甘い夢に冷水をぶっかけられたような気がした。
「あとがき」の日付は昭和50年10月25日。どこかふっきれたような筆致だったが、その後半年ちょっとで一柳は自ら命を絶つことになる。その中で彼は「遺書のつもりで書いた」「この世にわずかなひっかき傷でも残して逝きたい」と言う。その言葉通りになったのが、ひどく悲しい。
落研同期の弥っ太くんはこの本を読んで「太宰治の『人間失格』みたいじゃのう」と言っていた。
春風亭一柳の死から、もう40年近くになる。彼があの本を書かなかったら、これほど強烈に記憶されてはいなかっただろう。
そんなことを思いながら、私は疲れた足を引きずって、なおも金町を歩き続けるのだった。
2020年3月15日日曜日
筑波山に雪
朝、パン、コーンスープ、スクランブルエッグ、ウィンナーソーセージ。
妻と子どもたちは買い物に出掛ける。出掛けてすぐ、息子から「筑波山に雪が積もっているよ」と電話が来る。
早速、霞ケ浦の堤防に行ってみる。うっすらと冠雪。昨日の雪は山の上では積もっていたんだな。
堤防には菜の花が咲き始めた。
帰って留守番。ビル・エバンス、ビーチボーイズを聴きながら、門茂男著『力道山の真実』を読む。
昼は御飯、塩ちゃんこ鍋、鯵フライ、ハムカツ。
いい天気。ミー太郎も気持ちよさそう。
夕方までに『力道山の真実』、読了。以前読んだ『力道山の時代』に比べ、より本人に迫るスタンスだな。力道山という人間の複雑さを示すエピソードが満載。特に木村政彦との対戦、あえない最期の場面の描写は圧巻だ。
力道山という人は尋常ではない。酒場での暴力沙汰なんか滅茶苦茶。素人相手に空手チョップを見舞うのだ。本当にとんでもないよなあ。結局、酒場で暴力団員と喧嘩を起こし、刺された傷がもとで死ぬ。
力道山は刺された直後、大量の出血をしながら、「この店はとんでもない」とハンドマイクで演説し、傷口から内臓が出てくるのを指で押し込みながら自宅へ帰ったという。
私は以前、力道山についての新聞記事を調べたことがある。まず暴力事件の数の多さには驚く。だいたいパターンは同じ。酒に酔って客や店員の態度が悪いと腹を立てて暴れる。これを懲りずに何度も繰り返すのだ。
そもそも最初の記事が、力士時代、保険金詐欺の疑いで事情聴取されたもの(1950年6月)。そしてその年の9月には突然相撲界から引退する。翌年の10月、プロレスに転向するも、12月には相撲界に復帰を希望し拒否される。1963年には経営するクラブ「リキ」が風営法違反で手入れ。本人には関係ないが、死後の1971年には未亡人が「アパートを偽契約で抵当に入れられた」として訴えられている。トラブルが実に多い。
力道山の人間性が奇矯と言ってよいものだったというのは分かるが、それがどのように形成されたのか、それに迫る資料にはなかなか出合うことができない。
かじきの焼いたの、はんぺんマヨ醤油焼き、ハムのレタス巻で燗酒。食後にボウモア。
団鬼六著『真剣師 小池重明』を読み始める。
妻と子どもたちは買い物に出掛ける。出掛けてすぐ、息子から「筑波山に雪が積もっているよ」と電話が来る。
早速、霞ケ浦の堤防に行ってみる。うっすらと冠雪。昨日の雪は山の上では積もっていたんだな。
堤防には菜の花が咲き始めた。
帰って留守番。ビル・エバンス、ビーチボーイズを聴きながら、門茂男著『力道山の真実』を読む。
昼は御飯、塩ちゃんこ鍋、鯵フライ、ハムカツ。
いい天気。ミー太郎も気持ちよさそう。
夕方までに『力道山の真実』、読了。以前読んだ『力道山の時代』に比べ、より本人に迫るスタンスだな。力道山という人間の複雑さを示すエピソードが満載。特に木村政彦との対戦、あえない最期の場面の描写は圧巻だ。
力道山という人は尋常ではない。酒場での暴力沙汰なんか滅茶苦茶。素人相手に空手チョップを見舞うのだ。本当にとんでもないよなあ。結局、酒場で暴力団員と喧嘩を起こし、刺された傷がもとで死ぬ。
力道山は刺された直後、大量の出血をしながら、「この店はとんでもない」とハンドマイクで演説し、傷口から内臓が出てくるのを指で押し込みながら自宅へ帰ったという。
私は以前、力道山についての新聞記事を調べたことがある。まず暴力事件の数の多さには驚く。だいたいパターンは同じ。酒に酔って客や店員の態度が悪いと腹を立てて暴れる。これを懲りずに何度も繰り返すのだ。
そもそも最初の記事が、力士時代、保険金詐欺の疑いで事情聴取されたもの(1950年6月)。そしてその年の9月には突然相撲界から引退する。翌年の10月、プロレスに転向するも、12月には相撲界に復帰を希望し拒否される。1963年には経営するクラブ「リキ」が風営法違反で手入れ。本人には関係ないが、死後の1971年には未亡人が「アパートを偽契約で抵当に入れられた」として訴えられている。トラブルが実に多い。
力道山の人間性が奇矯と言ってよいものだったというのは分かるが、それがどのように形成されたのか、それに迫る資料にはなかなか出合うことができない。
かじきの焼いたの、はんぺんマヨ醤油焼き、ハムのレタス巻で燗酒。食後にボウモア。
団鬼六著『真剣師 小池重明』を読み始める。
2020年3月14日土曜日
ホワイトデー
朝、御飯、味噌汁、ハムステーキ、なめ茸。
妻は仕事。
ベニー・グッドマン、ビリー・ホリデイを聴きながら『源氏物語』。
今日はホワイトデー。鉾田のラ・プロバンスへケーキを買いに行く。
9年前、東日本大震災の直後、種類は限られたものの敢然と営業を続けていたお店。駄目もとで寄って、あの状況でケーキを買えたことに感動した。ケーキを買って帰った時の妻の笑顔が忘れられない。
今日もいっぱいのお客さん。私はフルーツロールケーキを買う。
こぶしの花が満開。春の訪れを感じる花だ。
昼はサッポロ一番醤油ラーメンを作って食べる。
次男が小学校の頃お世話になった先生が、高校に合格したということを聞きつけて、お花を持って来てくださる。ありがたくうれしい。
午後から雪が降り出す。
2時過ぎ、妻が仕事から帰る。
おやつに買ってきたフルーツロールケーキを食べる。旨し。
夕方、長男のピアノの送迎。
夕食は塩ちゃんこ鍋、ちくわの磯辺揚げで燗酒。
寝酒にボウモア。
立川談志の『弥次郎』を聴いて、一応さらってみたら、できた。次の新ネタは、これにする。「嘘つきを呼びにやらせる日永かな」「隅っこの無口は嘘を知っている」、この二つのマクラで使っている川柳はいい。
だけど、いまや弥次郎よりすごい嘘つきがトップにいるからな。しかも、取り巻きが頑張ってその嘘を取り繕い、「そんなことより大事なことが」と別方向へ誘導してくれる。現実が落語を追い越しちゃった。すごい時代になったもんだよ。
妻は仕事。
ベニー・グッドマン、ビリー・ホリデイを聴きながら『源氏物語』。
今日はホワイトデー。鉾田のラ・プロバンスへケーキを買いに行く。
9年前、東日本大震災の直後、種類は限られたものの敢然と営業を続けていたお店。駄目もとで寄って、あの状況でケーキを買えたことに感動した。ケーキを買って帰った時の妻の笑顔が忘れられない。
今日もいっぱいのお客さん。私はフルーツロールケーキを買う。
こぶしの花が満開。春の訪れを感じる花だ。
昼はサッポロ一番醤油ラーメンを作って食べる。
次男が小学校の頃お世話になった先生が、高校に合格したということを聞きつけて、お花を持って来てくださる。ありがたくうれしい。
午後から雪が降り出す。
2時過ぎ、妻が仕事から帰る。
おやつに買ってきたフルーツロールケーキを食べる。旨し。
夕方、長男のピアノの送迎。
夕食は塩ちゃんこ鍋、ちくわの磯辺揚げで燗酒。
寝酒にボウモア。
立川談志の『弥次郎』を聴いて、一応さらってみたら、できた。次の新ネタは、これにする。「嘘つきを呼びにやらせる日永かな」「隅っこの無口は嘘を知っている」、この二つのマクラで使っている川柳はいい。
だけど、いまや弥次郎よりすごい嘘つきがトップにいるからな。しかも、取り巻きが頑張ってその嘘を取り繕い、「そんなことより大事なことが」と別方向へ誘導してくれる。現実が落語を追い越しちゃった。すごい時代になったもんだよ。
2020年3月13日金曜日
コロナで源氏
3月に入って落ち着かない日々が続いた。
息子二人がダブル受験だったのである。
まずは長男の大学受験の発表が先週あり、何とか志望校に合格できた。
パソコンで発表を見て、昼はお祝いに石岡にできた「喜多方ラーメン坂内」に行く。
ラーメンと餃子。旨し。
2015年夏に喜多方に行った時の坂内食堂はこんな感じだった。
この時、私たちは隣の松食堂に入ったのだった。こちらも旨し、でした。
で、今日は次男の高校受験の合格発表。こちらも何とか合格できた。
夕食にお祝いでカキフライと刺身で酒。旨し。
風呂に入って、誕生日に貰ったボウモアを開ける。こちらも旨し。
朝帰りしてきたミー太郎も今日は一日のんびりしていた。
『平家物語』はずっと前に読み終わり、「平家の次は源氏でしょ」ということで『源氏物語』を読んでいる。コロナウィルス騒動で時間があるので、随分はかどっている。いやあ面白い。現代語訳は色々あるが、やはり原文はいいよお。
息子二人がダブル受験だったのである。
まずは長男の大学受験の発表が先週あり、何とか志望校に合格できた。
パソコンで発表を見て、昼はお祝いに石岡にできた「喜多方ラーメン坂内」に行く。
ラーメンと餃子。旨し。
2015年夏に喜多方に行った時の坂内食堂はこんな感じだった。
この時、私たちは隣の松食堂に入ったのだった。こちらも旨し、でした。
で、今日は次男の高校受験の合格発表。こちらも何とか合格できた。
夕食にお祝いでカキフライと刺身で酒。旨し。
風呂に入って、誕生日に貰ったボウモアを開ける。こちらも旨し。
朝帰りしてきたミー太郎も今日は一日のんびりしていた。
『平家物語』はずっと前に読み終わり、「平家の次は源氏でしょ」ということで『源氏物語』を読んでいる。コロナウィルス騒動で時間があるので、随分はかどっている。いやあ面白い。現代語訳は色々あるが、やはり原文はいいよお。
2020年3月1日日曜日
2月から3月
昨日の日記。
朝、御飯、味噌汁、鯵の干物、イカの塩辛。
朝一番で床屋に行く。うつらうつらしながら髭をあたってもらう。
昼は妻が作ったオムハヤシ。旨し。
夕食は鯖の塩焼き、豆腐の野菜あんかけ、納豆チヂミで燗酒。
食後にアイリッシュウィスキー。
夕方から、殿様の会見。立法措置をするとは言うけど、どんな法律を作るかは言わない。仕事に影響する場合は補償するとは言うけれど、具体的な内容は言わない。今年度予算の予備費約2600億円を対策費に使うと言うが、新型コロナウィルス対策が不十分な来年度予算案を通そうとしている。責任は殿様が取るという。今まで何か責任を取ったことがあるのか、というツッコミは入れたいが、ではこれからどうするのか、しっかり見ていこう。まさか今までのように、後ろに引っ込んで、お仲間と会食を繰り返すようなことはないんでしょうね。
今日の日記。
朝、御飯、味噌汁、ハンバーグ、イカの塩辛、海苔の佃煮。
長男の高校の卒業式に、妻と参列する。
新型コロナウィルスの影響で在校生は参加せず。それでも1時間40分、充実の内容。
2時過ぎ全日程が終了。長男と一緒に帰る。
帰りにカスミストアで買ってきたパンで遅い昼食。ついでにビールも飲んじゃった。
夕食は父が買ってきたとんかつで、ビール、酒。お誕生日のケーキもいただく。
食後にアイリッシュウィスキー。
今日から3月。落ち着かない日々が続くなあ。
2020年2月26日水曜日
平日のお休み
平日の休日。
朝、パン、カレー。妻は仕事に出掛ける。
自由登校で家にいる長男にコーヒーを淹れてやる。
ベニー・グッドマンのレコードを聴きながら、『平家物語』を読む。
長男が荷物を取りに行きたいというので、学校へ連れて行く。
昼を土浦中城通りの蔵で食べる。
ここで何度もコーヒーは飲んだが、食事は初めて。
ビーフシチューのセットをいただく。旨し。
煉瓦造り。ステンドグラス。落ち着くなあ。
中城通りは古い町並みが残っていて、散歩してもいい感じです。
せっかくだから少しドライブをして帰ろうということになり、稲敷まで足を延ばす。
ずーっと気になっていた、「こうのの大福」を買う。
帰って皆でおやつに食べる。旨し。
夕食は蒸し鍋、鶏のバター醤油焼き、かぼちゃの煮物で酒。
食後にアイリッシュウィスキーを少しだけ。
久し振りにのんびりしたな。『平家物語』は「木曾最期」を過ぎた。まさに名文、まさに名場面。高山T君と木曽路を旅した時、義仲の墓を見たのを思い出した。
朝、パン、カレー。妻は仕事に出掛ける。
自由登校で家にいる長男にコーヒーを淹れてやる。
ベニー・グッドマンのレコードを聴きながら、『平家物語』を読む。
長男が荷物を取りに行きたいというので、学校へ連れて行く。
昼を土浦中城通りの蔵で食べる。
ここで何度もコーヒーは飲んだが、食事は初めて。
ビーフシチューのセットをいただく。旨し。
| 向かいが、長男が食べたチキンクリームカレー。 |
煉瓦造り。ステンドグラス。落ち着くなあ。
中城通りは古い町並みが残っていて、散歩してもいい感じです。
せっかくだから少しドライブをして帰ろうということになり、稲敷まで足を延ばす。
ずーっと気になっていた、「こうのの大福」を買う。
帰って皆でおやつに食べる。旨し。
夕食は蒸し鍋、鶏のバター醤油焼き、かぼちゃの煮物で酒。
食後にアイリッシュウィスキーを少しだけ。
久し振りにのんびりしたな。『平家物語』は「木曾最期」を過ぎた。まさに名文、まさに名場面。高山T君と木曽路を旅した時、義仲の墓を見たのを思い出した。
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